大富豪同心3第3話は、荒海の親分の親分が登場します。
そして、今シリーズ、卯之吉が立ち向かう敵?の正体も明らかになっていきます。
不穏な空気が形になり始めたというところでしょうか。
大富豪同心3第3話「仇討ち二人」のあらすじ
江戸の町では世直し衆が
夜、盗みに入るので
南奉行所の同心たちは
毎夜パトロールに余念がありません
今夜も野盗が出没、
同心たちが現場に駆けつけたところ、
北奉行所の筆頭同心笹月文吾が現れます。
文吾の言う方向に
村田たちが去って行った後、
その背後を横切る黒い影が。
なぜ、文吾はそんな嘘をついて世直し州を逃したのでしょうか?
卯之吉はおカネに
美鈴の花嫁修行をやめてもらうように伝えるため
三國屋へ向かいます。
そこで目にしたのが、
菊乃がまめまめしく働く姿と
こんな嫁が欲しい、、というおカネ。
美鈴はさらに肩身が狭くなっていく様子ですが、
卯之吉はお気楽です。
美鈴さんは美鈴さんのままでいいですよ、
と言うんだけど、
美鈴の内心は穏やかじゃないですよね。
翌日
荒海の親分を訪ねてきた若い少年。
昇太郎という名の少年は、
2ヶ月前に父を殺されたといいます。
父は一緒にいた男と倒れていたため
その人を殺したから自害した、と
決めつけられてしまったそう。
しかし、昇太郎は迎えにいく途中で
腕に猪の刺青を入れた男にぶつかっており、
真犯人はその男ではと疑っているのです。
奉行所にそう伝えても
聞き入れてもらえず、
悔しい思いのまま江戸に出てきたといいます。
「どうか、子分にしてください」
と頼む昇太郎、
親分は、しばらく様子を見ることにします。
深川の洲崎、浜島与右衛門の家では、
世直し衆が集まっています。
なんと、その中には北奉行所の笹月文吾も・・・
江戸を良くするために
金を盗み、それを町民に配っていたのです。
一方幕府は、町民の仕事を増やすための干拓の策が
資金不足で行き詰まっています。
そこで、三國屋に用立てるよう
卯之吉を使いに出します。
しかし、おカネから切り出されたのは、
菊乃を嫁にもらうようにという一言。
どうにも困ってしまいます。
奉行所に向かった卯之吉は
茶店で見事なキセルを持った権兵衛と知り合います。
翌日、
昇太郎の家を訪ねた荒海親分、
母親に立派にこの子を育てると約束します。
その夜、
美鈴は卯之吉の料理のうまさを知り、
さらに自信をなくしてしまいます。
数日後、
尾張家を訪ねた与右衛門が
三國屋が干拓の費用を出したのだが
利息を釣り上げてきたと聞かされます。
美鈴は、料理屋で料理の味付けを習った帰り、
喧嘩をする若い衆を止めます。
それを見かけた与右衛門。
与右衛門の家で、
美鈴と手合わせをする姿を見かけた卯之吉。
与右衛門の剣の腕前は中々です。
この3人の運命の歯車も動き出した感がありますね。
翌日発見された遺体を見た卯之吉は驚きます。
それは、キセルを見せてくれた老人です。
殺し屋の腕と見抜いた卯之吉
その権兵衛は昔は
この界隈を仕切っていた大親分だったのです。
それは、荒海の親分でもありました。
権兵衛親分の死を知った荒海は、
同じ子分仲間であった
猪五郎が下手人ではないかと疑います。
猪五郎は、金のためなら平気で人の命を奪う悪党、
権兵衛親分は、猪五郎を探し、改心させようとしていたのではないかと言うのです。
権兵衛親分の死を悲しむ、荒海は、仇討ちを誓うのでした。
#大富豪同心3 のスタッフブログも裏側が見れて楽しいので見てください!
今回は原作者の #幡大介 先生からのメッセージです♪
毎回、台本が届くたびにワクワクしておりました♪— 辻本祐樹 (@tsujimotoyuuki) July 9, 2023
その頃、昇太郎は、町で、
父が死んだ日にあった猪の刺青をした男と出会い、
後を追います。
卯之吉は、猪五郎の居場所を探しに
洲崎を訪れすのですが、
殺しで足がつくのを恐れて、
それまでに貯めた金を持って
仲間と一緒に逃げ出そうとしていた猪五郎と
なんとバッタリ出会ってしまいます。
その場に駆けつけたのが荒海の親分
猪五郎とその仲間を捕らえます。
しかし、護送される途中でなぜか殺されてしまうのです。
清少将は、
世直し衆が浜島与右衛門であること
それを笹月も助けていることを
坂田に告げます。
坂田の家を訪れた、笹月と与右衛門は
八巻が猪五郎を殺したと聞かされます。
めっちゃ怪しいです。
卯之吉の家では、
美鈴が、おカネに、覚えたての料理を
食べてもらいたいと頼んでいます。
それを見るおカネの目、ちょっと見直した感じです。
https://twitter.com/nhk_ondemand/status/1677543029589065729
大富豪同心3第3話「仇討ち二人」のネタバレ感想
第3話にして、やっと怪しげな人たちの存在が明らかになってきました。
町民を救う、街をよくする、
正義の味方が実は悪人だったという
実に始末が悪いお話しだと思いました。
だって、
与右衛門にしろ、文吾にしろ
自分たちはいいことをしていると思っているのです。
逆に、お上や野党を取り締まる同心達を
悪と見做しているのです。
これでは、世の道理が立ちません。
それを陰で操り、利権を吸おうとするのが
尾張藩の家老です。
結局は、お金と権力の奪い合いなんです。
与右衛門も文吾も、そうとは知らずに
悪事の手伝いをしているのですから
哀れといえば哀れなんですけどね。
間違った方法をとるから
こう言うことになるんだなあと
道徳的なメッセージを受け取りました。
そして、おカネの登場で
美鈴と卯之吉の関係も
揺さぶりがかかってきました。
卯之吉は、幼少期の出来事から、
人の心を信じられない、
容易に人に心を許せない
そういう悲しい内面を持っています。
美鈴はそれを溶かしてくれる存在なんでしょうが、
まだ卯之吉は2人の物語を先に進める勇気が出ないようです。
ある意味、
外からの揺さぶりも必要かもしれないので、
おカネや与右衛門の存在は、
いいカンフル剤になるのかもしれませんね。
第3話は、仇討ちがテーマでしたけど、
荒海の親分がかっこよくクローズアップされた会でもありました。
侠客でありながら、
人情を重んじ、悪事には手を染めない
荒海親分のかっこよさが引き立ちましたね。
荒海ファンには見逃せない1話だったなと思います。
第4話も楽しみです。
読んでくださり、ありがとう存じまする。
*大富豪同心3のあらすじ全話はこちらからまとめをご覧くださいね。
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