中村鷹之資の家系、父、母、妹は?大学は?踊り上手な若手歌舞伎役者のプロフィール

初代中村鷹之資、舞台でひときわ存在感を見せる踊り手の名前です。

調べたら、なんと五代目中村富十郎の長男とあるじゃないですか。

ああ、あの子か、こんなに立派な役者になって・・・と感慨もひとしお。

父亡き後、真摯にお役を務め、日に日に成長が感じられる若手役者として、

注目しているファンも多いのですよ。

そこで、今日は、この初代中村鷹之資について紹介します。



初代中村鷹之資(なかむらたかのすけ)は大学生!父、母、妹とwikiプロフィール

まずは、どういう役者さんなのか

プロフィールを紹介しましょう。

初代中村鷹之資(なかむらたかのすけ)プロフィール

初代中村鷹之資 本名 渡邊 大 (わたなべ だい)

生年月日 1999年4月11日

出生地 東京

家系:父 五代目中村富十郎、母 渡邊正恵(久邇 瑳代子)、妹 渡邊 愛子

屋号:天王寺屋

定紋:鷹の羽八ツ矢車 (替紋 杏葉桜)

趣味:ダイビング 釣り

好きな食べ物:いちご大福

好きな花:桜

学校:学習院大学に在学中

初舞台:2001年「石橋」文殊菩薩役(中村大として)

初代中村鷹之資襲名:2005年「鞍馬山誉鷹」源牛若丸役(歌舞伎座)

まだ若いです、

学習院大学に在学し、学生と役者の二足のわらじで

がんばっているのです。

でも、後ろ盾となる父は既に亡く、

単身、天王寺屋を引っ張っておられます。

素顔の鷹之資は、明るく朗らかです。

同期に松嶋屋の片岡千之助がいます。

二人はとても仲がいいのですよ。

いちご大福が好き、ってところが伝統芸能の家のおぼっちゃま、

って感じがしちゃいますね。



初代中村鷹之資の家族、父・母・妹も皆舞台人

父親の名を見て、ああ・・・と思いました。

五代目中村富十郎、舞踊の名手で人間国宝でもあった、

偉大な歌舞伎役者でした。

舞台に出るとなんの役をやっても、しっくりハマる大ベテランでした。

声もよく通るし、踊りには色気もありましたね。

33歳も若いお嫁さんをもらったというニュースにはびっくり、

70歳近くで子どもができたというときもびっくりしました。

しかし、2011年に81歳で大腸ガンでお亡くなりになりました。

母の渡邊正恵さんも元は女優さん、

結婚の馴れ初めは舞台での共演だったということでした。

その正子さんが語る闘病生活、

治療を拒否し、ギリギリまで舞台に立ち続けたそうです。

担当医と衝突することもあったそうですが、

夫の意思を尊重し支え続けたということです。

鷹之資が小学校5年生の時だったそうです。

学校で書いた作文に、私も涙が出てしまいました。

そこに書いてあったのは、

「家では廊下を伝い歩きしているのに、舞台では父の声が響き渡って、

なんてすごいんだと思った。誇りに思います」

という文章。

病を押して舞台に立つ役者魂も凄まじいですが、

それを「誇りに思う」と言える息子も素晴らしい。

親子としての生活は短かったけれど、

一生心に残る濃密な時間を過ごしていたんだろうなあと思いました。

妹さんの愛子さんは、鷹之資の4歳年下です。

同じく学習院高校に通っています。

やはり舞踊をやっており、舞台での経験を積んでいるようです。

祖母が、吾妻流の宗家だったということからも、

このお家は、役者と舞踊家両方の血を受け継いでいるお家なんですね。

親子3人で力を合わせ、天王寺屋を盛り立てている、

その絆に感動します。



中村鷹之資の父、5代目中村富十郎について

では、名人と称えられた5代目中村富十郎についてもここで触れておきましょう。

5代目中村富十郎

本名 渡辺 一 (わたなべ はじめ)

生年月日 1929年6月4日

没年月日 2011年1月3日(81歳)

家族 父:4代目中村富十郎、母:吾妻徳穂、妻:渡辺正恵、

子:中村鷹之資、渡辺愛子

芸歴

1943年 「鏡獅子」胡蝶役で4代目坂東鶴之助を名乗り初舞台

1964年 「頼朝の死」の畠山重保役他で6代目市村竹之丞を襲名

1972年 「逆櫓」樋口役、「娘道成寺」で5代目中村富十郎を襲名

1994年 重要無形文化財(人間国宝)受賞

2008年 文化功労者 受賞

2011年 正四位・旭日重光章 を追贈

当たり役

「勧進帳」の武蔵坊弁慶・富樫左衛門

「仮名手本忠臣蔵」の早野勘平、寺岡平右衛門、高師直

「義経千本桜」佐藤忠信・いがみの権太

「鬼一方眼三略の巻」吉岡鬼一方眼

「双蝶々曲輪日記」濡髪長五郎

「京鹿子娘道成寺」白拍子花子

「二人椀久」椀屋久兵衛

多数

舞踊家としての顔も持っていたため、

歌舞伎舞踊では安定した実力で多くの観客の目を奪いました。

私が覚えている姿も、

堂々と場を圧倒していた気迫に満ちたものでした。

ちょっと悪役も多かったですが、

これが、憎たらしくてね〜〜〜。

いい悪役があってこそ、芝居が引き立つというのを実感したものです。

81歳で癌でお亡くなりになったんですよね。

当時は大きな役者を失って、がっかりしたものです。

だから、中村鷹之資に、つい目をかけたくなっちゃうのかもしれないですね。



中村鷹之資、父中村富十郎から受け継いだものは?

中村鷹之資が父から受け継いだもの、

それは、「天王寺屋」という名前だけではなく、

踊りの素養、そして経験も大きかったのではないかと思います。

「演劇界」6、7月号では、心に残る舞台として「連獅子」をあげています。

父から唯一教わったのは、この獅子の毛振りなんだそうです。

もちろん、姿を見せてはいたと思いますけど、

同じ舞台に立てたのは、平成21年の父の自主公演の時。

それが、連獅子だったんですね。

当時鷹之資はまだ10歳の子どもだったんですよね。

中村富十郎が元女優の久邇瑳代子さんと結婚したのが1996年でした。

33歳年下の奥様、と随分話題になりました。

鷹之資は69歳の子、娘の愛子さんは74歳の時の子と、

これもまた話題になったんですよね、確か。

だから、役者として一緒に生活した年月は、わずかだったと思います。

もっと教えたい、伝えたい思いもきっとおありだったでしょう。

晩年は、中村吉右衛門一座の上置きを務めたということで、

現在、鷹之資の後ろ盾は、中村吉右衛門が務めているのだそうです。

そのことも、もしかしたら、富十郎の息子への置き土産だったのかなって思えますね。



初代中村鷹之資、歌舞伎に舞踊に活躍。翔之會(学習会)も主催

歌舞伎役者で踊りの名湯でもあった父、

中村富十郎の舞踊に少しでも近づきたいと、

自ら開催する学習会が「翔之會」です。

毎年9月に行っていましたが、今年は新型コロナウイルスのため

開催は難しそうです。

毎回、本人と妹の愛子さんとの舞踊を披露し、

ファンや後援会の方々に喜ばれている會だということです。

若くして、お家を背負う大変さを、

応援する方々の存在が支えているのだなあと感じられます。

2019年3月大歌舞伎では、雷船頭(偶数日)に雷役として舞踊を披露していました。

私が見て、惹きつけられたのがこの舞踊でした。

天から落ちてきた雷を面白みを交えながら、

飄々とした雷の様子を表現していました。

舞いの所作や身体の使い方も軽やかで、上手いなあと感心しました。

この若さでこれだけの舞ができるのだから、

今後が楽しみな若手であることに間違いありません。

その後、数々の舞台での様子を拝見し、

その直感が正しいことを実感しているところです。



中村鷹之資自主公演翔之會2019年情報(終了)

2020年の開催は難しいのですが、

2019年は「翔之會(学習会)」が開催されました。

既に終了していますが、その詳細をこちらに掲載しておきますね。

【演目と出演者について】

一、長唄 石橋(しゃっきょう)

中村鷹之資

藤間勘十郎(特別出演)

道成寺縁起 絵解き

道成寺 院主 小野俊成

一、長唄 京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)

渡邊愛子

一、長唄 英執着獅子(はなぶさしゅうちゃくじし)

中村鷹之資

【公演日時・会場について】

2019年9月28日(土)17:00開演(16:30開場)

2019年9月29日(日)11:00開演(10:30開場)

16:30開演(16:00開場)

国立劇場小劇場

東京都千代田区隼町4-1

【チケットの取り扱いについて】

・全席指定:9,000円

・学生席:3,500円(高校生以下、株式会社オフィスタカヤのみ取扱い)

※すべて税込

・株式会社オフィスタカヤ 天王寺屋友の會 03-3536-3231(平日11:00~17:00)

天王寺屋友の會公式サイト(お問い合わせフォームから申込み可)

・国立劇場チケット売場(10:00~18:00) ※窓口販売のみ

チケットWeb松竹 ※チケットホン松竹でのお取扱いなし

【お問い合わせ先について】

株式会社オフィスタカヤ 03-3536-3231(平日11:00~17:00)

初代中村富十郎の生誕300年を記念した公演になるとのことです。

特に、「石橋」は、

2001年に中村大としての初舞台で、

父と共演した演目です。

今回は、特別ゲストの時藤間勘十郎が、

共演を務めるとのことです。

大先輩の胸を借りて、またひと回り成長した姿が

見られるのではないかと期待しますね。

若いとはいえ、天王寺屋を引き継ぐ身。

そして実力を兼ね備えた役者でもあります。

2019年9月の秀山祭では「寺子屋」でよだれくりを好演していました。

童顔でこのお役はぴったり、

しかも下品にならないちょうどいい加減の

笑いを提供してくれます。

*9月秀山祭についてはこちらをご覧くださいね。

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