中村児太郎のwiki的プロフィールと家系。歌舞伎界一のラグビー通は期待の女形。

歌舞伎役者六代目中村児太郎、

女形の難役とされる「金閣寺」の雪姫、

「壇浦兜軍記」の阿古屋などを演じきり、

その存在感が増しています。

小さい頃から歌舞伎に親しんだ思い出や、

名門の家系までを紹介します。

六代目中村児太郎のwiki的プロフィール、名門の家系、勘九郎と七之助はいとこ、三田寛子は叔母⁉︎

ではまず簡単なプロフィールから・・・

ちょっとwiki風に書いてみます。



六代目中村児太郎のプロフィール

中村児太郎 本名:中村 優太(なかむら ゆうた)

生年月日 1993年12月23日

家系 祖父:七代目中村芝翫、父:九代目中村福助、

伯父:八代目中村芝翫、伯母:波野好江(故十八代目中村勘三郎の妻)

屋号 成駒屋

定紋 祇園守・児太郎雀

身長 173cm

血液型 B型

趣味 サッカー、野球、ラグビー

初舞台 1999年 「壺阪霊験記」観世音役 中村優太として初お目見え

襲名 2000年 「京鹿子道成寺」所化役、「菊晴勢若駒」春駒の童役 で六代目中村児太郎を襲名(歌舞伎座)

野球やサッカーなどのスポーツ観戦が趣味、

これは、息抜きなのかなって思いました。

中・高生時代は、ラグビーに夢中だったそうですよ。

この後ふれますが、児太郎の家は梨園でも格の高いお家で、

祖父、父ともに、女形として名高い役者です。

まだ26歳なのですが、

他の舞台に目移りすることもなく、

歌舞伎に専念する姿に志の強さも感じられます。



六代目中村児太郎の名門の家系。祖父は人間国宝、中村勘九郎・中村七之助は従兄弟!

中村児太郎の祖父は、人間国宝で、

気品のある芸風に定評があった

八代目中村芝翫です。

今、その名を継いでいる伯父

九代目中村芝翫は父福助の弟です。

夫人が女優の三田寛子、つまり叔母です。

その息子である、中村橋之助、中村福之助、中村歌之助は従兄弟に当たります。

ここまでは、成駒屋というお家になります。

伯母は、波野好江さん。

その夫は故十八代目中村勘三郎でした。

従って、その子に当たる、中村勘九郎・中村七之助は従兄弟です。

こちらは、中村屋。

年末に放映される「中村屋ファミリー」では、

中村屋のちびっこ、勘太郎君、長三郎君の

よきお兄ちゃんとしての姿も見られましたね。

さてもう一代遡ってみましょう。

曽祖父が五代目中村福助、その弟が六代目中村歌右衛門です。

歌右衛門というと、伝説の女形。

昭和から平成前半にかけて、女形の頂点に君臨していた方です。

実は、2013年に、父福助がこの偉大な名跡を継ぐことが

発表されました。

それに伴い、児太郎も父福助の名を譲り受けることになっていたのですが、

同年、脳内出血による筋力低下で闘病生活に入ったため、

延期となったまま進展が見えない状況なのだそうです。

ちょっとずれましたが、

とにかくすごい家系なのですよ。

中村児太郎の幼い頃は?

幼い頃から、歌舞伎役者に囲まれて育ってきた児太郎です。

歌舞伎座は遊び場、先輩もスタッフも遊び相手になってくれたといいます。

家では、祖父や父のセリフの相手をしたこともあるそうですよ。

舞台裏で、演技を見ていて、そのセリフが聞こえてくると、

まるで自分のことのようにも思えたのですって。

そういう環境で育ってきたので、

歌舞伎役者になるのは自然のことだと思っていたそうです。

他に選択肢を考えることもなく、

高校卒業と同時に、歌舞伎役者として本格的な修行を

積んできたのですね。

昨今は、大きな役を任されることも増え、

名前にふさわしい実力をつけているところとうかがえます。



六代目中村児太郎の父・母〜舞台復帰をめざす福助と献身的に支える母

さて、ちょっと父と母の話題になります。

九代目中村福助は、声も姿もよく、

若くから頭角を現してきた実力派の女形でした。

当然、人気も高く、女性にもモテたようです。

プライベートでは、不倫も含め、数々の問題行動が発覚していました。

児太郎の母は、そういう報道に対しても、

「私は、役者中村福助の妻ではなく、中村栄一です。」と、

芸の上での不始末と言い切っていたようですが、

問題が泥沼化した頃に、福助が病に倒れるという事態になりました。

そこから、献身的に支える妻としての役割を

担うようになり、二人三脚で病を乗り越えてきたそうです。

約5年間、舞台を離れての闘病(リハビリも)生活は、

辛かったのでしょうね・・・。

それでも支え続けて、やっと昨年2018年の9月に、

福助が舞台復帰を果たします。

その日、舞台裏では涙を流す彼女の姿が見られたそうです。

今でも、体調は万全ではないということで、

舞台の行き帰りも付き沿う姿が見られています。

歌舞伎界にとっては必要な存在なので、

このまま完全復帰ができる日を、待ち望んでいるところです。



六代目中村児太郎、孝明天皇から阿古屋まで

大河ドラマ「西郷どん」にも出演!

役者としての児太郎の活躍も紹介します。

2018年の大河ドラマ、「西郷どん」で、

児太郎は、孝明天皇役での出演を果たしました。

幕末、異国との交渉において、攘夷を貫いた天皇です。

穏やかな口調、凛とした佇まい、御簾の奥に鎮座しているため

はっきりとしたお顔は見えませんでしたが、

激動の時代に多大な影響を与えた天皇として、

気品高く堂々と演じきった児太郎でした。

女形の大役「雪姫」「阿古屋」を好演!

歌舞伎では、祖父芝翫の当たり役だった、

「金閣寺」の雪姫役を2018年9月の歌舞伎座で演じました。

この雪姫は、三姫の一人で、とてもが格が高い役なのです。

若くして、この大役を務めたということが、

児太郎への期待の大きさを物語っています。

さらには、12月、あの坂東玉三郎に抜擢され、

「壇浦兜軍記」の阿古屋役をも演じることができました。

この役は、中村梅枝とのダブルキャストでしたが、

歌右衛門から玉三郎へと受け継がれた、

他の役者では演じることが難しいとされた役です。

みっちりと手ほどきを受け、

大舞台に立てたこと、演じきれたことは、

大きな成長を実感できたことでしょう。

この舞台に対しては、次のように話しています。

「でも、まだまだ自分はダメなんだと痛感しました。『やってみたい』と『役ができる』は全然違う。ひどく落ち込みもした。でもやってみなければ、役の本当の大変さ、難しさも理解できなかった」

大役の経験が、今の姿勢を固めたのかもしれません。

玉三郎からは、「やらないと何も始まらない」と

励まされ、女形を突き詰めていく覚悟ができたとも

話をしていましたね。

2019年の12月にも「阿古屋」に再挑戦。

この時は落ち着いた佇まいで、誇り高い阿古屋を演じていました。

*「阿古屋」については、こちらの記事にも書いていますので、よかったらお読みくださいね。

女形の難役と言われる「阿古屋」。 2018年に続き2019年12月も歌舞伎座で上演されます。 この「阿古屋」について、 坂...





中村児太郎、歌舞伎界一のラグビー通!!

児太郎は、歌舞伎界一のラグビー通としても知られています。

なんと、小学生の時から高等部まで、

ずっとラグビーを続けていたということです。

現在でも、趣味として、

野球観戦、ラグビー観戦をしているということ。

小学生(青山学院初等部)のとき、

運動できる部活がラグビー部しかなかったので、

そのまま中等部、高等部と続けたそうです。

祖父からも『やりなさい』と、家族も賛成していたそうです。

2019年9月のラグビーW杯の

マスコットでもあるレンジー。

歌舞伎の連獅子を彷彿とさせるデザインです。

それは、

古来、幸福を招き、邪悪を退ける聖獣とされてきた「獅子」が、

ラグビーの5つの価値である「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」と出会ったことにあるそうです。

白い髪が親の「レン」、赤い髪が子の「ジー」で、

うれしいことがあると歌舞伎の連獅子のように髪をぐるぐる回すんだそうです。

中村児太郎の連獅子も見てみたいものですね。



成駒屋の女形の型をしっかりと受け継ぎながら、

新しい時代の役者として、ますます精進するだろう

中村児太郎に、期待しています。

今日も、読んでくださり、ありがとうございました。