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初春大歌舞伎(新橋演舞場)の感想!團十郎のにらみで2026年も無病息災!

観劇レポート
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毎年恒例の市川團十郎さん主催、新橋演舞場の初春大歌舞伎!

久しぶりに昼の部を観劇してきました。

今年は所作事、時代物、歌舞伎十八番とバランスの良い構成、

しかも、中村鷹之資さん、中村福之助さん、中村寅之助さんという

期待の大きい若手役者も起用しての座組です。

團十郎さんやるなあ〜ということで、

この記事では初春大歌舞伎の演目、配役、スケジュールと昼の部の感想について書いていきます。

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初春大歌舞伎の感想(昼の部)!市川團十郎の時代物がよかった!

初めに、観劇した昼の部の感想を書いていきます。

観劇したのは1月10日で鳴神Bプログラムの日でした。

演目ごとに感想を書いていきます。

三番叟は軽妙で楽しい

初めの演目は「操り三番叟」。

三番叟自体は、おめでたい舞とされているので

お正月の初めの演目としてはぴったりです。

操り人形に扮して舞うのが市川右團次さん。

その人形の後見として、

色々調整したり、お世話したりするのが市川九團次さん。

箱の中から、人形を出して、

絡まった意図を解いて、動けるようにして

そこから人形に命が吹き込まれたように踊り出す、

この構成が面白いと思いました。

右團次さんは、本当に人形のように、表情を変えず

ちょっと不自然なくらい軽やかに舞っていました。

そのものになり切ってしまうということかもしれませんが

三番叟の踊りに引き込まれてしまいました。

鳴神は若手(中村福之助、大谷廣松)のチャレンジに拍手!

鳴神上人に中村福之助さん、雲の絶間姫に大谷廣松さん、

どちらもチャレンジな演目です。

黒雲坊と白雲坊のやりとりが軽妙で、

ベテランの2人が浮き立ちそうな芝居を押さえてくれた

印象があります。

ストーリーは単純で、鳴神上人が絶世の美女の色香に迷って

龍神を閉じ込めていた結界を斬られて怒り狂う、というもの。

福之助さんの鳴神上人はうぶな世間知らずの坊ちゃんに見えました。

廣松さんの雲の絶間姫は美しく妖艶で

坊ちゃんのことを騙すのはお茶の子さいさいって感じ。

騙されたことに気づいて怒り狂う鳴神は荒事の型、

これは福之助さんにはいいチャレンジだなあと思いました。

前半よりも後半の方が生き生きしているようにも見えました。

単純なストーリーだけどその役の演じ方により

面白さも変わるんだろうなあと思ったところです。

チャレンジを見られてよかった、、、けど

芸としてはもう一息という感じです。

熊谷陣屋は團十郎の情に感動!雀右衛門、扇雀も達者!

熊谷陣屋は見るたびに泣ける古典の名作。

様式の中に役者の感情表現が生きる人間ドラマでもあると思っています。

團十郎さんが果たしてこの重厚なお役を演じられるのか?

なんて思っていたら、期待以上によくって嬉しい驚きでした。

熊谷の苦悩や、悲しみがひしひしと伝わってきました。

浄瑠璃に載せた台詞回しも自然で力みがなく、

あの大きな目で見栄も心情も効果的に表現されていました。

相模役の中村雀右衛門さん、藤の局の中村扇雀さんを相手にして

堂々たる演技でした。

このお二人もまた細やかな心情描写に長けていて

物語の無情さ、因縁の深さが浮かび上がるようでした。

義経役の中村虎之助さんは、声が通り品を感じさせました。

が、まだ若いなあというところ、

「一枝をきれば一指を切れ」と桜にかこつけて

熊谷に非情な命を出したその本心の重さが

残念ながら伝わってこない。

首を差し出す義経の情けが形だけになっているように思えました。

このお芝居では、義経というのはとても重要なお役、

まだ荷が勝ちすぎた感も否めませんでした。

とはいえ、先にも書きましたが

期待以上の熱演にまたもや涙を押さえきれませんでした。

團十郎の睨みで無病息災

昼の部最後は、仕初口上(しぞめこうじょう)、

獅子舞やお面踊りで沸かせた後に

舞台幕が上がって中央に座す團十郎さん。

公演の演目を読み上げた後に

睨みを披露してくださいました。

古式ゆかしきこの振る舞いに観客は沸き立ちました。

にらみをリアルで見られたから

全員を睨んでくださったから、

今年の厄払いになったぞ〜とホクホク顔で

帰路に着くことができました。

一番盛り上がったのは、やっぱりこれでしたね!

 

新橋演舞場初春大歌舞伎2026の演目と配役

新橋演舞場で開催されている、

初春大歌舞伎の演目と配役を紹介します。

昼の部と夜の部の二部制で、それぞれ演目が違います。

新橋演舞場初春大歌舞伎2026昼の部の演目と配役

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)

三番叟 市川 右團次

後見  市川 九團次

二、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)

鳴神上人  中村 福之助(Aプロ)

中村 鷹之資(Bプロ)

雲の絶間姫 大谷 廣松

三、一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)

熊谷次郎直実 市川 團十郎

源義経    中村 虎之介

堤軍次    中村 鷹之資(Aプロ)

中村 福之助(Bプロ)

梶原平次景高 片岡 市蔵

白毫弥陀六実は弥平兵衛宗清 市川男女蔵

藤の方    中村 扇雀

熊谷妻相模  中村 雀右衛門

四、寿初春 仕初口上(しぞめこうじょう)

市川團十郎「にらみ」相勤め申し候

市川 團十郎

後見 市川 斎入

新橋演舞場初春大歌舞伎2026夜の部の演目と配役

一、歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね)

曽我五郎    市川 新之助

曽我十郎    中村 虎之介

大薩摩主膳太夫 市川 男女蔵

馬士畑右衛門  片岡 市蔵

二、児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり)

八代目團十郎初演より六代伝える由縁の狂言

河竹黙阿弥 作 石川耕士 補綴・演出

藤間勘十郎 演出・振付

児雷也実は尾形弘行   市川 團十郎

草刈娘実は弘行妹深雪姫 市川 ぼたん

腰元高嶺        大谷 廣松

神矢宗高        中村 福之助

月影照義        中村 虎之介

奴五百平        中村 鷹之資

更科玄蕃        市川 九團次

仙素道人        市川 男女蔵

山賊夜叉五郎      市川 右團次

高砂勇美之助      中村 扇雀

三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)

福地桜痴 作

小姓弥生後に獅子の精 市川 團十郎

胡蝶の精       市川 ぼたん

胡蝶の精       市川 新之助

用人関口十太夫    市川 九團次

家老渋井五左衛門   市村 家橘

 

新橋演舞場1月歌舞伎公演のスケジュール(2026)

令和8年の初春大歌舞伎は初日が1月3日、千穐楽が27日です。

休演日が8日(木)、15日(木)、22日(木)です。

週休1日、市川團十郎さんらしいですね。

昼の部は、Aプロ、Bプロで配役が若干変わりますのでご注意くださいね。

こちらの画像からご確認ください。

歌舞伎美人より引用

上演時間は

昼の部は、11時開演で15時20分終演、

夜の部は、16時15分開演で19時35分終演です。

部ごとの上演スケジュールについてはこちらの画像からご確認ください。

市川團十郎さん、古典に立ち戻った感じがして嬉しかった公演でした。

ここまでお読みくださりありがとう存じまする。

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