市川新之助さんは、言わずと知れた市川團十郎さんのご子息で
ご自身も歌舞伎役者として活躍されています。
外郎売で天才と話題になってから、7年が経とうとしています。
現在は声変わりが認められ、子役から青年へと脱皮の時期、
そんな市川新之助さんの学校や役者としての実力、現在の葛藤などを
今後への期待を込めてお伝えしていきます。

市川新之助の年齢・家族、wikiプロフィール
市川新之助(いちかわしんのすけ)
本名:堀越勸玄(ほりこしかんげん)
生年月日:2013年3月22日
家族:父・市川團十郎、姉・堀越麗禾(舞踊家としては市川ぼたん)、母・小林麻央(故人)
祖父・12世市川團十郎(故人)、祖母・堀越、叔母・市川翠泉(舞踊家)、國光麻耶
屋号:成田屋
定紋:三升
初お目見え:2015年11月「江戸花成田面影(えどのはななりたのおもかげ)」2歳8ヶ月、堀越勸玄で初舞台at歌舞伎座
襲名:2022年11月「外郎売」12月「毛抜き」で8代目市川新之助を襲名
市川新之助さんは、現在13歳です。
市川團十郎さんと故小林麻央さんご夫妻の
長男です。
小さな頃から、歌舞伎の名家成田屋の跡取りとして
何かと注目を浴びていました。
ママ〜と麻央さんに甘える可愛い姿が
とても印象的で記憶に残っています。
しかし、2022年に小林麻央さんは癌により
惜しまれながらこの世を去りました。
その後、父と姉、家族の強い絆を支えに
スクスクと成長し、今では父と同じく
歌舞伎役者への道を進みつつあります。
最近はめっきりと身長も伸び、
トレードマークであったよく伸びる通りの良い声も
声変わりにより変化しつつあります。
そんな新之助さんの学校生活はどうなの?
について、続いてお伝えいたします。
市川新之助の学校は青学?学歴・歌舞伎との両立は?
市川新之助さんは、現在13歳、中学2年生です。
気になる学校ですが、
公式には発表されていませんが、
青山学院中等部に通われているようです。
2025年の3月に初等部を卒業し、4月から中等部へ。
卒業前のインタビューでは、
「6年間はあっという間、
でも自分の頭は2歳児のまま」、
なんていいうユニークな発言で周囲を笑わせていました。
その後、市川團十郎さんが
自身のインスタグラムで入学式に参列したことも明かし、
「とても嬉しい」
と新之助さんの成長を喜ぶ心情を伝えていました。
青山学院というのは、
歌舞伎の梨園のご子息の多くが通われている学校です。
市川團十郎さんも、お姉さまの堀越麗禾さんもそうですし、
他には、中村橋之助さん、福之助さん、歌之助さん3兄弟もそうです。
市川團子さんや市川染五郎さんも青学に在籍していらっしゃいました。
先輩や親戚の皆さんが多く通われているだけに
歌舞伎の舞台との両立を目指す新之助さんにとって
安心できる学校なのだろうと思います。
2022年は市川團十郎さんと合わせて親子での襲名披露公演がありました。
ほぼ1年かけて全国の巡業も経験しており、
その際は学校を長く休んでしまったという話もしています。
それでも順調に、初等部を卒業、中等部入学、進学と進んできた新之助さん。
そういえば、幼い頃から自分の気持ちは
しっかりと言葉で伝えることができていたので
成績も悪くないのだろうなと推測できます。
そろそろ、高校はどうする?というのも
視野に入ってくると思いますが、
舞台も学校生活も充実させられる選択をしてほしいなあと
思うものです。
市川新之助の実力・評価は?賞賛も批判も期待を込めて
市川新之助さんは、実力はどうなのでしょうか?
私は2019年7月に若干5歳で「外郎売」の貴甘坊を演じた時
「この子すげえ〜」と心底驚いたことを覚えています。
あの長台詞をハリのある声で、
つかえることなくつらつらと言い立てる5歳児、
並の子とは違う、天才じゃないかって思ったものです。
さらに、主役の曽我五郎を父の市川團十郎さんが勤めていたのですが、
1週間ほど体調不良で休演されたんです。
その間も一人で舞台に立ち続けた、プロ根性にもたまげました。
だから、この子はすごい役者になるって期待していました。
*その感想はこちら▼▼

しかし、子役から成長していく段階で、
すごかった天才から、周囲の評価は変わってきたと思います。
もちろん、手放しですごいと評価する方も多いです。
その理由としては、華のある存在感、堂々とした立ち振る舞いが
あげられます。
一方、その実力を疑問視する声もあるのです。
その理由は、師である父の市川團十郎への評価と被ります。
團十郎さんの演技への評価が高くないのです。
私も、見ていて「ん?」と思うことがありますし、
特に歌舞伎役者にとって重要な古典の要素、
浄瑠璃に乗った台詞回しなどに
不足を感じることもあります。
新之助さんも、確かにどんな役も堂々とやられていますが、
妙に言葉を伸ばす、回す、癖が気になる時もあります。
2022年の襲名披露公演でも、
「毛抜」の久米弾正という役を演じられたのですが
これは本来大人が演じる役であり、
いくら堂々としていても
弾正を表現していても
どうにも舞台の違和感を感じてしまったものでした。
才はあるけど、それを活かせる環境で育っているかは
とても重要だなあと思いながら見ているところです。
でも、これからの新之助さんへの期待も大きいので、
これからは他の役者さんたちと切磋琢磨しながら
真の力を発揮していってほしいと思っているところです。
市川新之助、声変わりに葛藤の現在、今後はどうなる?
市川新之助さんは、13歳、思春期に突入したところですね。
この時期の歌舞伎役者がぶつかる壁が「声変わり」です。
役者にとって「声」は演技力と同じくらいに重要な要素とされています。
縁起は良くても顔が良くても、「声」がねえ・・・と
言われてしまう方もいるんです。
また、生声で広い舞台を務めるため、
声変わりで声が出ずらい、聞きづらい、というのも
演技を大きく左右します。
多くの歌舞伎役者が、この時期、舞台に出なくなるのは
声の問題もあると思っています。
市川新之助さんも声変わりが始まったそうです。
昨年から続いているようで、結構長い、と
本人も思っているようですね。
私も5月の團菊祭の「助六縁江戸桜」の口上を聞いて、
あのハリはどこいった?と
変化を実感したものです。
このことについて、4月のインタビューに答え
市川團十郎さんがおっしゃっていたのが、
本人も声変わりに戸惑っているということ、
無理に何かをするというよりも
今の経験を今後に活かしてほしいということでした。
とはいえ、稽古をつける師匠としては
現在の状況は難しいと感じている一面もうかがえました。
いずれにせよ、成長の過程で必ず通る道でもあるので、
この時期をどう乗り越えるかも
市川新之助、という歌舞伎役者の今後にかかってくると思います。
子どもから青年へ、同世代の尾上菊之助さん、中村勘太郎さんなどが
その実力を評価され、芝居で観客の心を掴んでいる現状を
どう新之助さんが捉え、自分の成長に変えていくのかは
楽しみなところでもあります。
成田屋の王子でとどまらず、歌舞伎界の王子として
輝く姿をぜひにも拝見したいと思っています。
お読みくださり、ありがとう存じまする。
*市川新之助さん襲名披露公演についてはこちら▼▼

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