浪花千栄子は朝ドラおちょやんのモデル。オロナインの CMや松竹新喜劇で活躍した上方女優!

浪花千栄子(なにわちえこ)さんは、昭和の時代に活躍された上方女優です。

この度、2020年後期の朝ドラ『おちょやん』のモデルとして、

その生涯がドラマになります。

『おちょやん』をより楽しむために、放送開始を待ちながら、

そんな浪花千栄子さんについて、今から予習しておきましょう!




浪花千栄子は2020年後期朝ドラおちょやんのモデル、主演は杉咲花

2020年後期に放送予定の朝ドラ『おちょやん』は、

NHK朝の連続テレビ小説としては103作目。

大阪で養鶏場を営む貧しい家に生まれた竹井千代が、

9歳で奉公に出た道頓堀で芝居の魅力に魅せられ、

女優を目指し、夢を叶えて、さまざまな困難を乗り越えながら生きていく物語です。

このドラマは、先述の通り浪花千栄子さんの生涯をモデルに描かれています。

この『おちょやん』で、浪花千栄子さんをモデルにした主人公を竹井千代を演じるのは、

女優の杉咲花さんです。

杉咲さんは、1997年生まれの22歳。

2006年、9歳の時に子役からスタートし、

山口智充さんと親子役でクックドゥの CMに出演した時は、

「ぐっさんとホイコーロー食べてる美少女はだれ?!」

とネットで話題になりました。

その後、2016年には朝ドラ『とと姉ちゃん』で、

高畑充希さん演じる主人公常子の妹美子役を演じ、

2018年『花のち晴れ』では主演の江戸川音役を演じています。

お金持ちイケメン2人が取り合う元お金持ち貧乏少女という役どころを、

時に面白く、時に涙を誘うほど切なく演じ、その演技力を世間に知らしめました。

そして2019年放送の大河ドラマ『いだてん』では、女学校の教師増野シマ役と、

シマが関東大震災で亡くなった後は、シマの娘りく役を演じるなどとんとん拍子の快進撃。

在籍人口の多い20代前半の若手女優の中でも頭一つ出た印象のある実力派です。

そんな杉咲さんが主役を演じる『おちょやん』どんなドラマになるのか今から楽しみですね!

2020年度後期連続テレビ小説

「おちょやん 」

11月30日(金)放映開始 NHK総合朝8時〜/BS4k・BSプレミアム朝7時30分〜



浪花千栄子はオロナインとボンカレーのホーロー看板の女性!?

では、「おちょやん 」のモデルになった、浪花千栄子さんとは

どういう方なのでしょうか?

私もよく存じ上げないので、調べてみました。

そうしたら、「オロナイン」「ボンカレー」という文字にびっくり。

何事かと思ったら、これは出演したCMのことだったのです。

浪花千栄子さんは、映画やドラマ、喜劇の舞台に多数出演していましたが、

CMにも出演されていました。

オロナインのホーロー看板を見たことがありませんか?

昭和の頃は大村昆さんのオロナミンCの看板と共によく街で見かけた気がするのですが、

最近では街中で見かけることは少なく、

レトロ感を漂わせる演出としてそういう雰囲気を出したい飲食店や雑貨やなどのお店の中で見ることのほうが多い気がします。

あのオロナイン軟膏のホーロー看板の女性が浪花千栄子さんなのです。

当時はCMにも出演されていたそうです。

このCMに起用されたきっかけがちょっと面白いです。

浪花さんの本名が南口キクノ(なんこうきくの)だったことから

なんこうきくの→軟膏効くの

という風にゴロがいいということで出演が決まったという説があるんです!

実際オロナインは現在の令和の世の中にも流通しているほどのヒット商品ですから、

効果があったのかもしれませんね。

ちなみに、ボンカレーのホーロー看板の女性については、浪花千栄子さんではないとのこと。

ボンカレーの女性は松山容子さんという昭和の女優さんです。

よく間違われるので、「オロナイン」と並んで「ボンカレー」も出ていたようでした。

お騒がせいたしました!



浪花千栄子は松竹新喜劇時代、藤山寛美とも共演、夫は松竹新喜劇を旗揚げした渋谷天外

浪花千栄子さんの簡単なプロフィールと経歴を紹介します。

浪花千栄子(なにわちえこ)

本名 南口 キクノ(なんこう きくの)別名義 香住 千栄子(かすみ ちえこ)
生年月日 1907年11月19日
没年月日 1973年12月22日(66歳没)
出生地  大阪府南河内郡大伴村大字板持(現・富田林市東板持町)
職業  女優
ジャンル  映画、テレビドラマ、舞台
主な作品 『祇園囃子』『蜘蛛巣城』
受賞 ブルーリボン賞 助演女優賞 1953年『祇園囃子』

浪花千栄子さんは、『おちょやん』の千代と同じように養鶏所を営む貧しいお家に生まれ、

8歳で道頓堀に奉公に出てそこで芝居の魅力に心を掴まれて女優を目指します。

18歳で村田栄子一座という劇団に所属し、

その後東亜キネマという映画会社の女優になり、エキストラから始めて

1926年に映画『帰ってきた英雄』で準主役を演じて頭角を現しはじめます。

その後1930年渋谷天外さんが旗揚げした松竹家庭劇に参加し、そこで渋谷さんと結婚されます。

1948年には松竹家庭劇から松竹新喜劇に名前を変え、

売れっ子喜劇役者の藤山寛美さんをはじめとする役者さんたちと看板女優として人気を博しますが、

間もなく渋谷さんが浪花さんの可愛がっていたお弟子さんと自宅で不倫しているのを目撃してしまったうえに、

そのお弟子さんに子どもまで産ませていることがわかって離婚し、松竹新喜劇を退団します。

一時は世間から隠れるように過ごしましたが、その後、

ラジオドラマ『アチャコ青春手帳』に当時人気の漫才師、エンタツアチャコの花菱アチャコさんの母親役で再び世間の注目を浴び、

1953年、映画『祇園囃子』で茶屋の女将を演じてブルーリボン賞の助演女優賞を受賞します。

その後も森繁久弥さんとの『夫婦善哉』、黒澤明さん監督の『蜘蛛巣城』などたくさんのヒット映画に出演し、

テレビドラマでも『太閤記』『細うで繁盛記』というヒット作に出演して、

1973年、66年の生涯を閉じます。

朝ドラのモデルになる方はいつも偉大な女性ですが、

浪花千栄子さんもそうですね。

波乱万丈でくるくる場面が変わる人生の中で、パワフルに前向きに生きたことが伺える経歴です。

このような偉大な女優を、今偉大な女優の入り口に立っている杉咲花さんはどんなふうに演じるのでしょうか。

調べてみて、ますます『おちょやん』の放送が楽しみになりました!

読んでくださり、ありがとう存じまする。