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スーパー歌舞伎もののけ姫の感想あらすじ!ネタバレ注意

観劇レポート
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スーパー歌舞伎「もののけ姫」は、

40年ぶりのスーパー歌舞伎の新作です。

原作は超有名!ジブリの名作映画「もののけ姫」です。

人間と森の生き物たちの戦いを通じて、

人と自然の共生・共存について深遠な課題を

問いかけた、あの世界観が

歌舞伎によってどのように蘇るか楽しみでした。

7月7日(火)の昼の部を観てきたので

その感想を3つの観点から書いていきます!

*スーパー歌舞伎「もののけ姫」の基本情報はこちらからどうぞ

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もののけ姫(歌舞伎)感想①キャラの再現性が見事!

1つ目は、キャラクター、登場人物の再現性です。

アニメのイメージが強く焼き付いているところ、

歌舞伎化でそれらがどう表現されるのかが

一つの見どころだなと思ってました。

衣装や隈取り、小道具を使い、

一目でそのキャラを描き分けていたのは

さすが歌舞伎だなあと感心しました。

特に、「これこれ!」と嬉しくなるくらい

ぴったりだったのが

エボシ御前の中村時蔵さんです。

まあ、この役はこの人ハマるだろうなあと

前々から思ってましたけど

予想以上にどハマりでした。

人物像、結構複雑な役だと思うんですが、

多面性を持つ影響力ある強いリーダーシップが

発揮されていると感じました。

次に、おトキさんです。

これは、元祖スーパー歌舞伎のヒロインである

市川笑也さんが(ヒイ様も)演じました。

さっぱりしてて愛情深く頼りになる

その表情や仕草までおトキさんでした。

もう1人?がシシガミです。

これは、アシタカも演じた市川團子さん。

ヤマトタケルの白鳥のイメージも重なったのですが、

人ではない神格化した存在を

見事に表しているなあと感じました。

最後、宙乗りはシシガミでした。

そのほか、モロ(市川笑三郎さん)や

乙事主(市川中車さん)も、

森に生きるそれぞれの獣のリーダーとしての

迫力や強さ、誇りを感じさせる演技で見入りました。

あげればキリがないくらい、

再現性の高いキャラ設定が素晴らしかったです。

あと、忘れちゃいけないのが森のこだまたち。

子役さんだろうなと思うのですが、

この子達が出てくるだけで場が和みました。

もののけ姫(歌舞伎)感想②わかりやすく引き込まれるストーリー展開

もののけ姫は、すでに映画でも見ていて

ストーリーは大体わかってるよ、って方も

多いと思います。

時間的には、一幕が1時間30分、二幕が1時間40分と

映画よりも少々長めです。

だから、要素的にはたっぷりと描写することができて

ストーリーもほぼ忠実に描かれていました。

ただ、この物語のテーマはわかりづらいところもあります。

歌舞伎もよく、わかりづらいと言われます。

それをマッチングさせることで

より、わかりやすい展開でストーリーが進んでいった

感じがしています。

舞台表現が秀逸、これは美術や音楽などの力もありますが、

それによりどんどんお話の中に引き込まれていく

そんな印象がありました。

長いストーリーなのにそれを感じさせず、

あっという間の3時間10分。

スーパー歌舞伎は、もともとわかりやすさということも

大切に構成されているので、

その良さが現れたと思っています。

ただ、その分なのか、

歌舞伎らしさはちょっと弱かった気もしています。

もののけ姫(歌舞伎)感想③結局何を伝えたい?

もののけ姫、とても良かったです。

感動もしました。

だけど、映画で突きつけられた

深い問い、テーマはそこまで伝わってこなかったんです。

最後にアシタカが言うセリフ

「ともに生きよう!」

これが、本作の大きなテーマで

見ているものに突きつける課題でもあると

私は思っています。

でも、このお話の中で

それが「まとめ」のように思えてしまいました。

森も人もともに生きればいいよね、

めでたし、めでたし、って、、、。

「ともに生きる」って

決してめでたしではないと、

お互いに失うものはあるが

それを受け入れ共存の道を探すという意味が

含まれていると思うので

もっともっと重い言葉として伝わることが

大切なんじゃないでしょうか。

わかりやすさを追求しつつも

観客にも同じ問いを持たせることに

この作品の成否があるように思いました。

以上、もっと細かい感想はあるのですが、

大きく3つについて紹介しました。

ここまで読むと、結局どんな話?

と内容も気になると思うので、

最後に、あらすじを簡単にまとめます。

スーパー歌舞伎「もののけ姫」のあらすじ(ネタバレ注意!)

平和に暮らしていたある村に

たたり神となった大猪が現れた。

村の人々を救うために戦ったアシタカは、

大猪を倒すことができたものの

呪いをその身に受けてしまう。

なぜ、大猪がたたり神になってしまったのか?

その呪いを解くヒントはあるのか?

村を出ることになったアシタカは、その答えを探すたびに出た。

 

 

さらに西の村の近く、深い森では、

人間が食糧を運んでいたが獣たちにやられていた。

その村のリーダーエボシが放つ石火矢で

獣を追い払ったものの、谷底には瀕死の男が2人残っていた。

助けを求める男の声を聞いたアシタカは

そこで男を助けようとする。

アシタカたちがこだまたちの導きで森を彷徨ううち

山犬とそこにつきそう人間の少女を目にする。

しかし、深い霧と水に覆われ一行は気を失う。

目が覚めた時、男たちの身体は回復していた。

アシタカはシシガミを見たように思った。

 

 

無事に村へ男たちを送り届けると

そこでアシタカは鉄を作る村人とそれを率いる

リーダーのエボシと出会う。

エボシが放った石火矢が、たたり神を作ったことを知ったアシタカは憤るが、

エボシは、石火矢を作る職人の姿を見せる。

彼らは病に冒され、生きる道を失っていたところ

エボシに助けられ職を得て、村の一員として生きることができていた。

「曇りなき目で全てを見よ」

この教えにしたがい、アシタカはこの村を見ることにする。

そこに、あの山犬の娘が現れ、たたら場が混乱する。

争いになり、娘を庇って石火矢を被弾したアシタカは

この娘を預かる、と言い村を後にした。

 

 

アシタカは森に娘を送り届けたがそこで力尽きる。

山犬たちはアシタカを助けたいという娘の気持ちを聞き入れる。

不思議な泉の力と娘サンの看病でアシタカは命を取り留める。

そうして、ここでも、森の生き物たちが人間により、

森を侵されていること、

生き物たちの命も危ぶまれていることを知る。

 

 

 

村では、エボシが帝からの勅書を持ってきたジコ坊と

シシガミの首を獲りにいくことになる。

めぼしい男たちを連れて村を出るエボシたち。

しかし、その隙に、村を乗っ取ろうとする人間の侍たちが、

襲いかかるのだった。

必死に抵抗するおトキたち、村の女たち。

傷も癒え村に戻ったアシタカはその様子を見て、

エボシを連れ帰る、と約束し、再び森に向かう。

 

 

森では、人間たちがシシガミを殺しにきたことを察知した

動物たちが恐怖の声をあげていた。

猪たちのリーダー、乙事主は、

モロに猪の誇りのため人間たちを殺すと宣言する。

モロは止めようとするが、乙事主はじめ猪たちは、

それを振り切り戦いへと向かった。

サンは、乙事主の後を追う。

森では、人間たちが、猪たちを罠でおびき寄せ

全滅させることに成功していた。

しかし、そこには巻き込まれた村人たちも多くいた。

そこにアシタカがやってきて村の状況を伝える。

罠に巻き込まれた山犬を見つけたアシタカは

それを助けようとする。

初めは、遠巻きに見ていた村人たちだが、

エボシの元に連れて行って欲しい、というアシタカの心に打たれ、

一緒に山犬を救い出す。

 

 

アシタカは、エボシのところへ、

村人は村へとそれぞれのなすべきことを果たしに向かう。

そうやって、エボシに追いついたアシタカだが、

エボシは、シシガミを倒すことが大事だと耳を貸さない。

「村とシシガミ退治とどっちが大事なんだ」

その声も、今のエボシの心を動かさなかった。

そうして、エボシはシシガミの首を獲ることに成功する、

しかし、怒り狂ったシシガミの勢いを止めることはできない、

首を探すシシガミが化け物となってさらに皆へ襲いかかる。

一方、サンは手負になった乙事主を助けようとするが、

怒りに狂った乙事主は、たたり神になりサンもそこに飲み込まれてしまう。

最後の力を振り絞ってモロはエボシと対峙する。

そして、エボシの右腕を噛みちぎる。

 

 

サンを助け出したアシタカ、今できることは

シシガミの首を返すことだ、と

サンとともに、首を持ったジコ坊を追いかける。

シシガミの化け物は容赦無く村へも襲いかかり、

とうとうたたら場も火に包まれてしまう。

そこへ、アシタカ、サンは首を取り戻し、

シシガミへと返すのだった。

首を取り戻したシシガミはどこか遠くへと

天を駆けていった。

残された人々、生き物たち。

すっかり燃えてしまってゼロになってしまった村。

でも、まだ森は生きている。

大きな被害を出したが生きている動物もいる。

アシタカは言う「ともに生きよう」。

サンは、森へ帰り、

アシタカは呪いが解け、村で生きることにする。

 

 

だいぶ端折りましたが、こんな感じでした。

スーパー歌舞伎「もののけ姫」おそらく上演中に

もっと進化すると思います。

また観ることができたら、新しい感想も生まれるかもしれません。

ここまで、お読みくださりありがとう存じまする。

*スーパー歌舞伎「もののけ姫」の基本情報はこちらにまとめています。

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