市川海老蔵、新橋演舞場初春歌舞伎夜の部の観劇レポート!感想、時間、座席など

1月7日に、新橋演舞場で上演されている、

「初春歌舞伎公演」夜の部を観劇してきたので、

そのレポートです。

公演の基本情報は、こちらにあります。

市川海老蔵の新春歌舞伎公演が、 新橋演舞場で1月3日(金)~25日(土)まで 上演されます。 長男の堀越勸玄、長女の市川ぼ...



市川海老蔵、初春歌舞伎公演の夜の部の演目と上演時間と座席

夜の部は17時開演です。

40分ほど前に新橋演舞場に行ったら、

曲がり角を曲がって列が並んでいました。

どうやら、入場するための列のようです。

私は、チケット引き換えをするので、

一旦チケット売り場へ。

当日券は、一等席だけ売り出されていました。

では、夜の部の演目です。

新橋演舞場 初春歌舞伎公演の夜の部の演目、配役、あらすじ

一、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)め組の喧嘩

竹柴其水 作

序 幕

第一場 島崎楼店先の場

第二場 島崎楼広間の場

第三場 八ツ山下の場

二幕目

神明社内芝居前の場

三幕目

第一場 焚出し喜三郎内の場

第二場 浜松町辰五郎内の場

大 詰

第一場 神明町鳶勢揃いの場

第二場 角力小屋前の場

第三場 喧嘩の場

第四場 神明社境内の場

め組辰五郎  市川 海老蔵

女房お仲   片岡 孝太郎

辰五郎倅又八 堀越 勸玄

九竜山浪右衛門 市川 九團次

四ツ車大八  市川 右團次

江戸座喜太郎 市川 左團次

焚出し喜三郎 中村 梅玉

品川の遊廓島崎楼の店先は正月を祝って賑やかですが、

め組の鳶と相撲取の四ツ車たちは

隣り合わせの座敷で飲んでいたことから喧嘩をはじめてしまいます。

鳶頭の辰五郎がひとまずその場を収めますが、

数日後、芝居小屋で再び顔を合わせた鳶と力士たちの間で、

またしても喧嘩が巻き起こります。

四ツ車と辰五郎も一触即発の睨み合いとなりますが、

江戸座喜太郎に止められます。

気持ちが収まらない辰五郎は密かに意趣返しを決意し、

喜三郎親分のところへ、暇乞いに行きます。

女房お仲は、その心を知らずに、なぜ仕返しをしないのかと詰め寄り、

離縁したいとまで言いだします。

辰五郎は、ついに胸の内を明かし、

お仲と息子の又八に別れを告げると、

決着をつけるために芝神明へと向かうのでした。

鳶の連中と相撲部屋の相撲取りとの、

決戦が始まるのでした。



二、新歌舞伎十八番の内 雪月花三景(せつげつかみつのながめ)

仲国   市川 海老蔵

胡蝶の精 市川 ぼたん

虫の精  市川 九團次

中村 玉太郎

市川 男寅

大谷 廣松

仲章   中村 莟玉

小督局  中村 児太郎

高倉院の寵愛を受けていた小督局(こごうのつぼね)は、

高倉院の妻、中宮徳子の父である平清盛の権威を恐れ、

身を隠してしまいます。

高倉院は、信任を寄せる源仲国に、

小督局の守護を命じ、

その命を記した文を、弟の仲章が、小督局に届けます。

大原へ続く小径では、虫の精たちが、

噂をしつつ戯れます。

そこに、胡蝶の精も現れます。

やがて、仲国も現れ、大原へ歩み始めるのでした。



新橋演舞場 初春歌舞伎公演の上演時間と座席

初春歌舞伎は2部制です。

幕間には、お弁当を食べたり、お土産を買ったり、

それぞれに楽しんでいました。

では上演時間です。

【昼の部:11時開演】

祇園祭礼信仰記 金閣寺 11:00-12:35

幕間 25分

御存 鈴ヶ森       13:00-13:40

幕間 30分

NINJA KABUKI雪蛍恋乃滝  14:10-15:05

【夜の部:17時開演】

神明恵和合取組め組の喧嘩 17:00-19:05

幕間 35分

雪月花三景仲国            19:40-20:10

夜の部は、1幕目が2時間5分、休憩なしです。

お食事、トイレは済ませてご観劇ください。

私の隣の方は、ちょっと暗くなると、

劇中にも関わらず、おせんべいをバリバリ・・

それは、やっぱりやめていただきたい行為です。

次に座席です。

こちらの表をご覧ください。

新橋演舞場客席

今回、3階左側の席しか取れず。

それは大失敗でした。

舞台の左側3分の1が見えません。

花道を映すモニターはあるのですが、

花道以外になると消えてしまうので、

辰五郎を送り出す場面が見られず、

大失敗でした。

花道が見えないのは仕方ないとしても、

舞台が見えないというのは想定外。

3階席はそういう弱点がありました。



市川海老蔵、初春歌舞伎公演の夜の部の感想

夜の部は演目が2つ。

1つ目は、「神明恵和合取組」、

通称、め組の喧嘩です。

こちらは、5月に尾上菊五郎の辰五郎、

中村時蔵のお仲を観ているので、

それと比べないようにしなきゃ、と思って観ました。

このお芝居で好きなところが、

辰五郎と送り出すお仲との場面。

言葉をそれほど交わさなくても、

細やかな所作だけで

夫婦の情愛と別れの切なさが感じられて、

ググッとくる場面です。

しかし、、、

なんと3階席からは、その舞台がほとんど見えなかった。

唖然・・・そしてがっかり。。。。

でも気を取り直してそのほかの場面を楽しみました。

海老蔵の辰五郎は、

すらりと粋でかっこいいです。

鳶姿もよく似合うし、啖呵も威勢がいい。

孝太郎は、綺麗でキビキビとした物言いや所作が、

お仲っぽくて良かったです。

又八を勸玄くんが演じたのですが、

ハリのある声で堂々とした演技、

父にすがりつく場面では、

本気で父ちゃんへの愛を表していました。

そこがまた、微笑ましい。

子役を演じられるのはほんのわずかな期間、

海老蔵は、これをやりたかったのかなあなんて思っちゃいました。

鳶の皆さんも若く、生き生きとした方達ばかり。

本当に楽しそうに演じていました。

特筆すべきは、

中村莟玉のおもちゃの文次、

いやいや、とても綺麗で、

上をちょっと見上げた時は

そのお顔にうっとりしてしまいました。

喧嘩の中では、ユーモラスな取り組みも見せてくれます。

鳶では澤村國矢演じる鶴吉と、

相撲取り(名前がわからなかった)との喧嘩シーンが、

おもしろかったです。

演舞場の良さとしては、舞台が広くないこと。

だから、喧嘩のわさわさ感や、臨場感は、

より感じられたと思います。

そして何よりも、中村梅玉の重さが効いてます。

この方の存在が、浮つきそうな舞台をビシッとしめる、

すごい役者ですね。

この公演では、3幕目第一場の

焚出し喜三郎内の場が上演されています。

この場面があることで、

より辰五郎の親分としての大きさや、

妻子を思う優しさが

わかると思いました。

喜三郎の存在が、なぜ喧嘩にも影響するのか、

そのことも、この場面があることで

明確になります。

結論からすると、め組の喧嘩、よかったです!!

2つ目の仲国。

舞踊劇ですが、こちらは綺麗で幻想的。

ストーリーとか、セリフの意味とか、

考えているよりも

ボ~ッと観ながら楽しむのが良さそうです。

ぼたんちゃん、初めて拝見しました。

なんとも可愛いこと。

舞踊の世界がわからないので、

他に表現しようがないのですが、

今後、どう成長していくのか興味が湧きます。

海老蔵一家のドキュメンタリー番組でも、麗禾ちゃん、勸玄くんの成長が著しかったですよ。

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残念な座席ではありましたが、

楽しく観劇することができたのでよかったです。

でも、今後は席を取る時は気をつけます。

今年は、海老蔵は團十郎白猿を襲名でします。

今のうちに、海老蔵の歌舞伎を楽しんでおくことを

オススメします!

読んでくださり、ありがとう存じまする。

市川海老蔵に関する記事はこちらにもあります。

よかったら読んでみてくださいね。

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