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尾上菊之助の嫁(瓔子)の父は中村吉右衛門!家系図を合わせるとすごい!

歌舞伎役者
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尾上菊之助さんは、歌舞伎界の名門音羽屋の跡継ぎ、

超絶美しい女形に加え、イケメン立役も舞台で見られます。

妻は、故中村吉右衛門(播磨屋)さんの4女瓔子さんということで、

歌舞伎界の2トップを父に持つというすごい家系になっております。

そこで、尾上菊之助さんと嫁である瓔子さんの父中村吉右衛門さんとの関係、すごい家系図について紹介しましょう。

(2021年11月28日に中村吉右衛門さんは永眠されました。涙涙。本記事はそれ以前のものですので吉右衛門さんご存命の時のままに掲載させていただきます)



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尾上菊之助の嫁の父は中村吉右衛門(播磨屋)

尾上菊之助さんの奥さまは、2代目中村吉右衛門さんのお嬢さん、瓔子さんです。

菊之助さんは、結婚前はモテモテだったということで、

江角マキコさんや知花クララさんなど、女優さんとの恋の噂もありました。

しかし、実際に結婚されたのは、瓔子さんです。

なぜ、お二人が結婚することになったのでしょうか?

尾上菊之助と妻瓔子さんの馴れ初め

菊之助さんよりも5歳年下の瓔子さんは、

和光の宝飾品売り場にお勤めの一般女性でした。

幼い頃から、同じ歌舞伎役者の家の者ということもあり、

顔見知りで、友人として、食事を一緒にするなどのおつきあいはあったそうです。

それが、結婚を考えるようになったのは、

自分も家庭を持ち、役者として精進しなければという思いが

芽生えたからだといいます。

2012年の中村勘三郎さんが逝去され、

遺された中村勘九郎、中村七之助が必死に舞台に立ち、

家を守っていこうとする姿を見たことが、そのきっかけだったのだそうです。

おそらく、年下の彼らの奮闘ぶりが、

菊之助さんの心に火をつけたのでしょうね。

自分ももっと家を守るという思いを持たなければ、、、と

結婚への道を決めたのだそうです。

その時に、誰に、、と周りを見たところ

目に止まったのが瓔子さんだったのでしょうね。

プロポーズの言葉は、

「家を守ってください。」だったということです。

歌舞伎の家、それも音羽屋を切り盛りするには、

それ相当の苦労もあることでしょう。

播磨屋の娘としてその様子を見てきた瓔子さんを選んだのも、

わかる気がします。

が、やっぱり歌舞伎役者の家って、

一般的な考えでは務まらないのか・・・と思うと複雑な気持ちもありますね。

ただし、瓔子さんから見た菊之助さんの印象がとても素敵なんですよ。

「和康さんは温かく優しい空気をまとっている方。

羽毛布団に包まれているような温かい気分になれる方です。

自然に和康さんを支えられればいいなと思いました。」

と印象を述べているのです。

支えたい、という言葉がご本人からも出てくるあたり、

理想的な梨園カップルと言えそうですね。

末っ子というイメージからは、

明るくて愛情いっぱいの女性という姿が描けます。

実際に、劇場でお見かけしたことがありますが、

いつもニコニコしていらっしゃいます。

美人!というタイプではありませんが、

可愛らしくてハツラツした若奥さんという印象です。

菊之助さんとの間には、

女の子2人と丑之助くんが誕生しています。

妻としても母としても一生懸命な瓔子さん、

いい奥さんを娶ったなあと、

菊之助さんの眼に脱帽です。

*尾上丑之助くんについては、こちらに詳しく書いています。

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尾上菊之助と瓔子さんの父は歌舞伎界の人間国宝

尾上菊之助さんの実のお父様は、

言わずと知れた歌舞伎役者7代目尾上菊五郎です。

瓔子さんのお父様は、

先述の通り歌舞伎役者2代目中村吉右衛門さんです。

お二人とも、人間国宝に認定されている

歌舞伎界の宝とでもいう役者さんなんですよ~。

音羽屋は、どちらかというと江戸の世話物狂言を得意とするお家、

播磨屋は、重厚な時代物にその芸を発揮するお家、

それぞれ別の色を持っていますが、

素晴らしい役者さんであるというのは誰もが頷くところだと思います。

お二人の結婚会見にも、同席して2人の結婚について語っていました。

尾上菊五郎さんは、

結婚の報告に

「フランス人の婿以上にビックリした!」と和ませつつも、

「奥さんには、ゼネラルマネージャーとして裏に回って支えて欲しい」

と期待する言葉を述べていました。

中村吉右衛門さんは、

「普通の娘だから、、、音羽屋さんの足を引っ張らないように。」

と、不安げな言葉を告げていたのだそうです。

娘を嫁に出すのはいいですけど、

自分と同じ歌舞伎役者、それも名門の跡取りに出すのですから、

父としてもプレッシャーはあったんじゃないでしょうかね。

さすがの人間国宝も、

娘を嫁に出す父になると、心配丸出しになるんだなあと

ちょっと安心するコメントでした。

*尾上菊之助さんのお父様、尾上菊五郎さんと舅の中村吉右衛門さんについては、こちらに詳しく書きました。

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尾上菊之助と中村吉右衛門は仲がいい!

尾上菊之助さんと中村吉右衛門さんは、

婿と舅の関係に当たります。

この2人、仲はどうなのかしら??

って気になるところですよね。

先日千穐楽を迎えた歌舞伎座の9月大歌舞伎では、

「双蝶々曲輪日記 引窓(ふたつちょうちょうくるわにっき ひきまど)」で、

義理の兄弟役を共演していました。

例年通りの公演ですと、中村吉右衛門さんが、

養父(実の祖父)である初代中村吉右衛門の功績を称え、

その芸を若手役者に伝承していこうという「秀山祭」が行われるはずの9月。

新型コロナウイルスの影響により、それがかなわず、

でも秀山ゆかりの演目ということで上演したのが

「双蝶々曲輪日記 引窓」です。

そこで、菊之助さんに重要な役どころを指導したということからも、

舅と婿とは、いい関係であり、

芸を通じて師匠と弟子の関係でもあることがうかがえます。

 

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. 昨日、歌舞伎座公演「九月大歌舞伎」が千穐楽を迎えました。 コロナ禍の舞台ということで、今までと違った緊張感もありましたが、無事に千穐楽を迎えることができほっとしております。 私は三部の「引窓」の南方十次兵衛という役をつとめました。初役、また今までに経験の無い役柄でしたので毎日必死でした。 濡髪役の吉右衛門の岳父、お幸役の東蔵のお兄さん、お早役の雀右衛門のお兄さんという先輩方の中に入れていただいたことはとても幸せなことです。 また十次兵衛をぜひ演じたい、その機会をいただけるように頑張ります。 さて月末からは名古屋へお邪魔し、10月3日からの「錦秋御園座歌舞伎」の稽古がはじまります。 東京を離れるのはいつ以来でしょうか。 新しい御園座にもはじめて出演いたします。「鐘ヶ岬」と「連獅子」を踊ります。どうぞ宜しくお願いいたします。 写真提供:松竹

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2020年の3月の国立劇場の公演(コロナのために無観客配信となった)、

「義経千本桜」においても、

吉右衛門さんが、菊之助さんに演技指導をする様子が

ドキュメンタリーで放映されていました。

さらに、2019年の新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」では、

あの中村吉右衛門さんが、声だけ(墓の主役)ですが出演したことは、

大きな話題となっていました。

こういうところからも、吉右衛門さんが菊之助さんに対し、

好感を持ち、役者としての活躍を応援する気持ちが

感じ取れると思います。

先述の結婚会見では、菊之助さんに対し、

「真面目な人、真面目なものに、お父さんの不真面目さがつけば・・・」と、

菊五郎をダシに使って褒める場面も見られました。

2019年5月の尾上丑之助襲名披露舞台では、

孫にデレデレなおじいちゃんの姿も露見しています。

本当に、可愛くて仕方ないみたいですよね。

そんなところから、

尾上菊之助さんと中村吉右衛門さんの関係はとても良好だと考えられます。

(ご逝去されましたが、吉右衛門さんの思いは尾上菊之助さんにも継承されていると信じています)

 



尾上菊之助と嫁の家系図を合わせるとすごい

では、尾上菊之助さんと瓔子さんの家系図を見てみましょう。

瓔子さんは、ご実家の中村吉右衛門さんの家系図を掲載します。

尾上菊之助の家系図は?

はじめに、尾上菊之助さんの家系図です。

菊之助さんの家は音羽屋、曽祖父が名優と謳われた

6代目尾上菊五郎です。

国立劇場のロビーにある鏡獅子の像をご覧になったことがありますか?

あれは、この6代目菊五郎さんがモデルとなり

作られたものなのですよ。

6代目菊五郎さんには、息子さんが一人とお嬢さんが二人いらっしゃいます。

お嬢さんは、それぞれ17代目中村勘三郎、6世清元延寿太夫に

嫁いでいます。

中村勘九郎さん、中村七之助さん、そして尾上右近さんとは、

遠い縁戚関係になるのです。

菊之助さんの祖父である尾上梅幸さんは、

6代目菊五郎さんの養子ですが、一説によると外に作った子とも言われています。

本当かなあ・・

生まれてすぐに養子に出され、ご本人は15歳までそのことを知らなかったというのですから、

実の子のように育てられたのでしょうね。

その梅幸さんの息子さんが7代目尾上菊五郎さん、

菊之助さんのお父様です。

母は女優の富司純子さん、姉も女優の寺島しのぶさんと、

芸能人一家でもあるのです。

 

嫁の父中村吉右衛門の家系図は?

次に、瓔子さんのご実家である、中村吉右衛門さんの家系図です。

 

瓔子さんは、2代目中村吉右衛門の4女です。

吉右衛門さんの実のお父様は、初代松本白鸚(高麗屋)です。

しかし、お母様の正子さんが、白鴎に嫁ぐときに、

男の子を二人産んで、一人は吉右衛門の家の跡取りにすると

約束をし、実の祖父である初代中村吉右衛門の養子になったのです。

現在の2代目松本白鸚さんは、家は違うものの実の兄に当たり、

何かと比べる目があったと言いますね。

そんなことから、10代目松本幸四郎は甥にあたります。

初代中村吉右衛門の兄弟は3代目中村時蔵、17代目中村勘三郎です。

3代目中村時蔵からは、中村時蔵家・中村獅童家(萬屋)と

中村歌六家・中村又五郎家(播磨屋)へと連なっていきます。

こんなに、いろいろな歌舞伎の家に連なる家系なのですね〜〜〜

改めてそのすごさにびっくりしました。

 

尾上菊之助と嫁の実家(中村吉右衛門)の家系図を合わせるとすごい!

さらに、二人の家系図を合わせて見てみましょう。

どちらも名家ですから、すごいことになりそうです!

がんばって、合わせたのですが、やはり全員を網羅するのは難しく、、、。

でも、音羽屋、播磨屋、に加えて、高麗屋、萬屋、成田屋、中村屋までも

血筋を追っていくとつながっていくのにびっくりしてしまいました。

厳密に、誰がどうなって、、と考えると訳がわからなくなるので、

歌舞伎のお家は、いろいろ複雑に絡み合ってるなあというところで

私は良しとします。



歌舞伎役者尾上菊之助について

最後に、尾上菊之助さんのプロフィールを紹介します。

歌舞伎役者としてはもちろん、

ドラマや映画でもご活躍の素敵な役者さんです。

五代目尾上菊之助のプロフィール

尾上菊之助:本名 寺嶋 和康(てらしま かずやす)

生年月日 1977年8月1日

学歴 青山学院大学文学部中退

身長 173cm

血液型 B型

祖父:六代目尾上菊五郎、父:七代目尾上菊五郎、母:富司純子、姉:寺島しのぶ

妻:寺島瓔子、長男:尾上丑之助

屋号:音羽屋

定紋:重ね扇に抱き柏、替紋は四つ輪

襲名:

1984年 「絵本牛若丸」牛若丸役(歌舞伎座)六代目尾上丑之助襲名・初舞台

1996年 「弁天娘女男白浪」弁天小僧菊之助役ほか(歌舞伎座)五代目尾上菊之助襲名

当たり役 「弁天娘女男白浪」弁天小僧菊之助

「鏡獅子」の小姓弥生

「京鹿子娘二人道成寺」の白拍子花子

テレビドラマ出演

2017年 「下町ロケット2」TBS 伊丹大役

2018年 大河ドラマ「せごどん」NHK 月照役

2019年 「グランメゾン東京」TBS 丹後学役 など

もっと詳しく知りたいなって方は、こちらもお読みくださいね。

尾上菊之助、身長・学歴・血液型・性格は(画像あり)?父・母・兄弟も一挙紹介します
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まとめ

・尾上菊之助さんの父は尾上菊五郎(音羽屋)、妻の瓔子さんの父は、2代目中村吉右衛門(播磨屋)で、ともに人間国宝に認定された歌舞伎界の重鎮です。

・尾上菊之助さんと瓔子さんの結婚には両家の父もびっくりしたというエピソードがあります。

・尾上菊之助さんと瓔子さんの間には、お子さんが3人います。長男の和史くんは尾上丑之助という名を襲名し、歌舞伎役者としてがんばっています。

・尾上菊之助さんと中村吉右衛門さんは、婿と舅に加えて、弟子と師匠としても、良好な関係です。

 

これからも、尾上菊之助さんはもちろん、音羽屋の皆さん、

そして中村吉右衛門さんについても、

歌舞伎の舞台を観ていきたいと思っています。

読んでくださり、ありがとう存じまする。



 

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