古民家カフェをめぐるブロガーのハルさんが、
古民家を利用した特徴あるカフェと、
そこに集う地元の方々を紹介するドラマ風な旅番組。
「ふるカフェ系ハルさんの休日」、
2015年の初放送から、ファンを増やし、
2020年は何度シーズン4に突入です。
(NHKEテレにて毎週木曜日の9時から放映中)
熊本県の古民家カフェ「ピュアリィレストラン」加藤清正公の恩恵とは?
瓦屋根の上のシャチホコに、ハルさんは興味津々。
そこは、古き歴史を受け継ぎ、
それを大切にしようとする街の人たちの思いが詰まった
素敵な古民家カフェでした。
*ハルさんを演じている渡部豪太さんについてはこちらをどうぞ
カフェ「ピュアリィレストラン」の驚きの構造に、清正公の意向を知る!
特徴1:元は運搬用の倉庫を利用した特徴的な建物
入り口を入ると商店、
町屋風の作りのこの建物。
そこを通り抜けるとカフェコーナーへ。
カフェの地下は、不思議空間。
一級建築士の坂井信彦さんにその不思議を教えていただきます。
坂井さんは、建物の建築設計を手がけていて、
色々と詳しいことを教えてくださいましたよ。
この建物は、
川から運ばれてきたものを保管していた倉庫だということ。
吹き抜けの作りの理由は、
半屋外の倉庫だったと考えられるからだそうです。
ここに保管された荷物は、階段を使って建物前の通りに
出せるようにという作りらしいです。
快適に暮らせる町屋と、川からの荷物をすぐに運べる倉庫、
両方の機能を有した珍しい作りなんだそう。
それが可能になったのが、
加藤清正公が、城の堀をゆくゆくは運搬用の水路にできるようにと、
後世を見越して設計したのだとか。
400年前の熊本は、度々水害を起こす
その地を豊臣秀吉から任された清正公が、
築いたのが今の熊本の元になっているそうです。
今でも、当地の人には清正公(せいしょこさん)と言われ
親しまれている、、、ということに驚きました。
その2:熊本地震から復興の日々を語る
古い木材と新しい木材が混在している店内、
店主の反後人美さんは、
その理由をこう説明しました。
「熊本地震で、大規模半壊したので、改修工事をしたんです。
古い木材に加え、どうしても必要な新しい木材は白木とし、
見たときになるべくどこを改造したのかわかるようにするためなんです。」
熊本地震が起きた時、ただただ絶句だったという店主さん、
それでも全国のお客さんからの励ましをいただき、
真っ暗の街にもう一度火を灯そうと立ち上がったそうです。
それを助けたのが、お節介元三はじめとした地域の方達。
加藤清正公が後の世の人のためにと残した街では、
その意志を継いで街を盛り上げようとする方々がいらっしゃるんですね。
熊本市は歴史、伝統、文化などを守ろうと尽力する方々を
「城下町ラストサムライ」と命名し歌まで作っているそうです。
やりますね~。
その3:自然栽培の食材で作られたお料理
店主の反後さんは、自身の経験から、
地元熊本で作られた自然栽培の食材を使った料理を
カフェで提供しているのだそうです。
今日のランチは、自然豚の甘味噌付焼き。
香り高く柔らかいお肉、優しいお味の料理に舌鼓。
その作り方は、次の通りです。
熊本市の古民家カフェ「ピュアリィレストランについて」
地元九州食材、自然有機栽培・無添加調味料のオーガニックレストラン。
肥料や農薬を使わない地元九州の自然栽培野菜を中心に、
天然菌発酵の調味料を使った無添加の一皿を提供しています。
ストレートジュース・焼酎・天然酵母ビールなど、
ドリンクもこだわりのオーガニック。
加藤清正公拓いた熊本城下に船着き場残る、
築140年の石垣に囲まれたノスタルジックな雰囲気の古民家カフェです。
古民家ブロガーハルさん、次はどんなふるカフェを紹介してくれるのかな?
読んでくださりありがとう存じまする。
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