あしたも晴れ!人生レシピに、中村吉右衛門出演。運命受けて立つ歌舞伎役者。見逃した方は要チェック!

NHKEテレで毎週金曜日に放映されている

「あしたも晴れ!人生レシピ」に、

歌舞伎役者の二代目中村吉右衛門が出演します。

役者としての苦悩や重責、そしてお爺さんとしての素顔まで、

75歳の吉右衛門の生き方に迫る番組ということです。



中村吉右衛門出演、あしたも晴れ!人生レシピとはどういう番組?

NHKEテレで毎週金曜日の20時~20時45分に

放映されている情報番組です。

人生のこれからを考え始める50代。

心も体も変化する中、

「これからどんな人生を歩んでいきたいのか」と

問い始めた人たちを応援し、

“生活を豊かにするヒント”をお届けする情報番組だそうです。

健康、住まい、お金、ファッションなど、

幅広いテーマを掘り下げて、

放映しているこの番組のタイトルは、

視聴者の人生が明日も晴れますように!

という思いが込められているそうです。

8月9日(金)放送では、

歌舞伎役者の二代目中村吉右衛門を取材、

75歳の今でも現役で舞台に立ち、観客を魅了する、

そのエネルギーの素を探るということです。

ファンならずとも見ておきたい番組ですね。

あしたも晴れ!人生レシピ

NHKEテレ 8月9日(金)20時~20時45分放映



あしたも晴れ!人生レシピに出演の中村吉之助とはどういう役者?

では、この番組で取材されている二代目中村吉右衛門、

歌舞伎役者としての基本情報を紹介しましょう。

二代目中村吉右衛門のプロフィールと芸歴

中村吉右衛門:本名 波野 辰次郎(なみの たつじろう)

生年月日 1944年5月22日

出身地 東京都

血液型 B型

家系 父:初代松本白鴎、養父:初代中村吉右衛門、母:藤間正子、兄:二代目松本白鴎、妻:波野知佐

屋号 播磨屋

定紋 揚羽蝶

趣味 スケッチ(画集を出版したり、個展を開く腕前)

襲名

1948年「俎板長兵衛」の長松役ほかで中村萬之助を名のり初舞台

1966年「金閣寺」の此下東吉ほかで二代目中村吉右衛門を襲名

2011年 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定

2016年 文化功労者に認定

幼少の頃から、天才として注目されていたとのこと、

この後触れますが、なかなか複雑な家庭事情を抱えた

思春期を過ごしたとのことです。

*中村吉右衛門については、こちらの記事にも書いていますので、

よかったらお読みくださいね。

現在の歌舞伎界を牽引する大御所のお一人、 二代目中村吉右衛門について紹介します。 5月團菊祭で、襲名を果たした七代目尾上丑之助の...

中村吉右衛門の豆情報

中村吉右衛門といえば、

歌舞伎座の9月大歌舞伎の「秀山祭」です。

初代中村吉右衛門の芸を受け継ぎ後生に伝える目的で開催される

この月のお芝居は、中村吉右衛門が座頭を務めます。

今年は、二代目中村吉右衛門の当たり役、

松王丸が見られるチャンスです。

9月大歌舞伎についてはこちらにも書きましたので、

よかったらお読みくださいね。

七月大歌舞伎が初日を迎え、 大いに盛り上がっている今週、 今年の「秀山祭」の演目と主な配役が発表となりました。 九月も豪華...



あしたも晴れ!人生レシピに出演の中村吉右衛門、プライベートな顔も大公開!?

5月には、初孫の尾上丑之助の襲名公演で、

祖父としてメロメロな表情が見られました。

放送では、厳しい生い立ちや苦難もあるのでしょうが、

素顔の吉右衛門が見られることを期待しています。

加えて、75祭でもあのハードな歌舞伎の舞台に立ち続けられる

気力・体力の秘訣も知りたいものです。

番組の様子を少し紹介しましょう。

【中村吉右衛門の生い立ち】

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

中村吉右衛門は、八代目松本白鸚(当時幸四郎)の実子です。

母の藤間正子が、初代中村吉右衛門の娘で、

他に子がいなかったことから、

松本幸四郎に嫁いだ時に

「2人男の子を産んでひとりは、松本幸四郎に、

ひとりは中村吉右衛門にします。」

と約束した通り、

息子を父の養子へと送り出したのです。

4歳で、初舞台を踏んだものの、

10歳の時に初代中村吉右衛門はこの世を去ります。

その後は、実父の松本幸四郎の庇護のもと、

歌舞伎役者として力をつけていきました。

20代の時に大学でフランス語を学んでいた吉右衛門は、

フランスに行きたいと実父に告げたときに背を向けた姿に、

歌舞伎役者として生きる覚悟がついたそうです。

その後22歳で2代目中村吉右衛門を襲名し、

そこからは、芸一筋に邁進してきました。

その大きな刺激となったのが、

兄の松本白鸚です。

吉右衛門曰く、「兄は天才」なんだそうです。

10代の頃からその才能を発揮していた兄に比べると、

自分には才能がない、

だから努力するしかない、と精進を積んできたとのこと。

私からすると、白鴎も吉右衛門も素晴らしい役者です。

しかし、吉右衛門からすると、

これではまだまだだ、、、と

今でも自分を磨く努力を怠らない様子に、

感動すら覚えました。

【中村吉右衛門という重責を背負って】

22歳で中村吉右衛門を継いだ時に、

その名が重くのしかかってきているとのこと、

75歳の今が、一番重いと感じるそうです。

見えない頂きを目指しているようで、

様々な学びを糧に、前へ前へ、上へ上へと

進んでいるように感じているそうです。

「初代は芸術」と

目指すところが高いからこその言葉なのですね。

そこには歌舞伎の伝統があります。

初代は、観客をつかみ感動させる力は

想像もつかないくらいすごいんだ・・・と

興奮しながら語る吉右衛門は少年のようでもありました。

【中村吉右衛門のプライベート】

絵を描く中村吉右衛門、

絵を描くことも歌舞伎に役立つそうです。

センスを磨くこと、絵を観ることも描くことも、

その修行の1つなんですって。

ギュスターブ・モローの作品を鑑賞しながら、

「歌舞伎にも美がなければならない」

「役者は芝居をするときは、隅々まで神経を行き届かせて、

お客様に見せなければならない、だから勉強が必要だ。」

レストランで思い出のミートクロケットを食べながら、

初代の思い出話もありました。

「怖かった、でも食べるときは優しかった。」

芸術と崇めていた初代の思い出も懐かしそうでした。

絵を描く時は集中しているので、芝居を忘れられる

リラックスした時なんだそうです。

もう1つリラックスさせてくれるものがあるんですって。

それが、

「みなしごハッチ」と「トム&ジェリー」。

これらを見ていると癒されるんだそうです。

【中村吉右衛門から次の世代へ芸の継承】

「先人の残してくれたものを畏敬の念を持って学んで、

それを受け継いで、次の時代に渡す。」

珍しい映像が紹介されました。

14年前に、当時の7代目市川染五郎(現十代目松本幸四郎)に、

芸の稽古をつけている映像です。

2人は親戚ではありますが、

吉右衛門は「播磨屋」、染五郎は「高麗屋」なので、

芸の型が違います。

吉右衛門の得意としている役を学びに来たということで、

「播磨屋型」の特徴を伝えながら、

細かい所作や台詞回しを

目の前でやって見せながら丁寧に指導する姿が見られました。

この時の染五郎、流石に若い!

そして、目の前の吉右衛門の技に心を動かされる表情が

なんともいえませんでした。

役者の芸は、こうやって代々受け継がれていくのですね。

この5月に、初孫の和史くんが、

尾上丑之助を襲名しました。

その舞台で、共演した吉右衛門。

自分に息子がいないこともあり、

この5月の舞台は本当に楽しませてもらった、、、

と笑顔がほころびました。

ジジ馬鹿とか孫は目に入れても痛くないとか、

人が言ってるのを、「本当かな?」と思っていたのが、

本当だった、とまた笑顔。

丑之助と一緒にいる時の表情は、

それまでの顔とは違ってとても柔らかかったです。

*尾上丑之助襲名の舞台については、こちらにも書きましたので、よかったらお読みくださいね。

楽しみにしていた、5月大歌舞伎「團菊祭」の夜の部に行ってまいりました! その観劇レポートを今日はお伝えします。 ...

【中村吉右衛門、秀山祭への思い】

画家ならば、絵は残るが、

役者の芸は形には残らない。

だから、初代吉右衛門の芸をなんとか後世の人たちに伝えたい、

そういう思いが強いそうです。

それだけ、初代吉右衛門の芸に惚れ込んでいるんだなあ、

それが今の吉右衛門の原動力にもなっているんだなあと

ここでもまた感動してしまいました。

*2019年の秀山祭については、こちらにも書きましたので、よかったらお読みくださいね。

【中村吉右衛門 これからの夢】

「『勧進帳』の弁慶を80になっても演りたい」

のだそうです。

うわあ、これはまた楽しみな!

8月は中村吉右衛門の芝居はないようですが、

9月の秀山祭は観に行きたいと思っています。

七月大歌舞伎が初日を迎え、 大いに盛り上がっている今週、 今年の「秀山祭」の演目と主な配役が発表となりました。 九月も豪華...

あしたも晴れ!人生レシピ

NHKEテレ 8月9日(金)20時~20時45分放映

再放送   8月16日(金)11時~11時45分放映予定

今日も読んでくださり、ありがとう存じまする。

番組のサイトはこちらからどうぞ

https://www4.nhk.or.jp/jinsei-recipe/