吾妻徳陽(歌舞伎役者:中村壱太郎)、にっぽんの芸能で猿若清三郎と共演、「道行」を魅せる

吾妻徳陽、日本舞踊吾妻流の若き七代目家元です。

歌舞伎役者、中村壱太郎としても、

若手女形のホープの一人として活躍中です。

その吾妻徳陽が、舞踊の共演を

Eテレ「にっぽんの芸能」で見せてくれました。

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吾妻徳陽のプロフィール

吾妻徳陽(歌舞伎役者 中村壱太郎)

:本名 林壱太郎(はやし かずたろう)

生年月日 1990年8月3日

血液型 O型

大学 慶應義塾大学総合政策学部卒業

家系 祖父:四代目坂田藤十郎、父:四代目中村鴈治郎、母:吾妻徳彌(六代目吾妻流家元)、伯父:中村扇雀、従兄弟:中村虎之助

襲名 2014年 吾妻徳陽として日本舞踊吾妻流七代目家元襲名

歌舞伎役者と日本舞踊家元のお家に生まれた、

名門の御曹司です。

歌舞伎役者としての活躍もめざましく、

期待の若手女形です。

こちらの記事に、詳しく書きましたのでご覧ください。

今日は、歌舞伎役者中村壱太郎さんを紹介します。 先日Eテレ「にっぽんの芸能」に出演されましたが、 日本舞踊吾妻流家元でもある壱太...



Eテレ「にっぽんの芸能」で道行を語る

今回の放送では、「道行き」をテーマに

「蝶の道行」を踊ります。

舞踊を披露するのですが、

猿若流のプリンスこと、猿若清三郎との共演。

はじめに、それぞれの舞踊の特徴を語りました。

猿若流と吾妻流、舞踊の共演

猿若流は、猿若座の流れを汲んでいるそうです。

特徴としては江戸前の踊り、スッキリと自然体な踊り

ということです。

吾妻流の踊りの特徴は、

江戸時代の芝居小屋での振り付け師が始まり、

特徴は女性が踊る踊り、女性らしさを追求した踊りなんだそうです。

お互いの印象を聞かれて、

猿若清三郎は

「真面目で、几帳面で共演しやすい方だった。」と

徳陽のことを称していました。

吾妻徳陽も、

「踊りやすく、楽しかった」と共演を振り返りました。



舞踊「蝶の道行」の見どころは?

「蝶の道行」の舞踊を披露しました。

この舞踊は、あらすじがあるそうです。

踊りにあらすじがあるとはびっくりだなあと思ったのですが、

歌舞伎でもそうでした。

ちゃんとストーリーがあり、

語りや三味線が入り、

舞踊を通してそのストーリーの世界を表現する、

舞台は違えど、その点は同じなんだと初めて知りました。

このあらすじとは、

2人の若者(カップル)の恋の悲劇を描いています。

この世では添い遂げられない互いの思いを、

せめて蝶のつがいとなり添い遂げたい、と願うのですが、

蝶となっても地獄の炎に焼かれてしまうという、

すごくすごく悲しいお話です。

あまりにもざっくりとしたストーリーですが、

こういう悲恋物語が歌舞伎には多いのです。

そもそも「道行」となると、

歌舞伎の場合は、男女の道中を描くものが多いです。

駆け落ちや心中など、あまり表向きには

ハッピーではないことがほとんどです。

徳陽の踊りは、

若い娘の初々しさや相手を恋い慕う気持ちが、

所作、眼差しの一つ一つに現れていて、

本当の娘さんのようでした。

場面転換あり、途中衣装の早替わりもあり、

お話にのめり込みながら見入ってしまいました。

また、舞踊は義太夫も入るので、

聞くことも楽しめます。



猿若清三郎と吾妻徳陽、「蝶の道行」を語る

テレビで放映したのは、

2019年2月の国立劇場での舞踊公演でした。

この公演について、

両親からお稽古をみて指導もしてもらったそうです。

猿若清三郎は、

父から、「女性を包み込むように、柔らかく柔らかく踊りなさい。」

と言われたとのことでした。

吾妻徳陽は、

「興奮して一人で突っ走ってしまう質なので、それはおさめなさい」

と言われたことから始まり、

「2人がいつでも思い合う気持ち、

最初に花道から出会って目があった瞬間」

に気持ちを込めて踊ることを心がけたと言っていました。

最後のシーン、

2人は死んでしまうのですが、

それをどう死んでいくか(結構すごい表現)、

を色々と話し合いながら決めたのだそうです。

とても美しく悲しいシーンに仕上がっていたので、

それは納得でした。

また、徳陽の母が、

舞台全般を見て、特に証明を気にしていたことに触れ、

「舞踊作品の演出面を多く学ぶことができた」、

そういうことも話していました。

この公演は、若い二人にとって、

可能性を広げるチャンスでもあったようです。

歌舞伎公演での舞踊は観ていましたが、

舞踊だけを取り出して観ることはあまりないので、

とてもいい舞台を観ることができたと思いました。

次回の4月5日(金)「にっぽんの芸能」は、

なんと中村七之助登場です。

これも観ようと思います。

読んでくださり有りがとう存じまする。