女優の寺島しのぶさんの長男眞秀君は、
6歳ながら歌舞伎の舞台に立つ役者の一人です。
「寺島しのぶと眞秀君 奮闘記・2019~母と息子の成長物語~」は、
寺島しのぶさん、夫のローランドさんと眞秀君の
3人家族が成長していく姿に密着したドキュメンタリーです。
10月13日(日)19:00~20:54に、
BS日テレ局で2019年度版が放映されましたよ。
寺島しのぶと眞秀君 奮闘記・2018~母と息子の成長物語~のおさらい
カメラは、眞秀君の成長を軸に、
寺島しのぶファミリーの様子を映し出します。
3つのテーマに沿ってそのストーリーを
振り返ります。
空手教室に通う眞秀君
空手のお稽古に通う眞秀君。
大きな声が気合の証拠と、
皆や先生に負けない声で挨拶、
気合を入れていました。
他のちびっ子たちに、
密かなライバル心でもあるのでしょうか。
気合が入っているときはこの顔でした。
アートディレクターの父ローランドさんと女優の母しのぶさん
眞秀君のお父さんは、
フランス人のアートディレクター、
ローランド・グナシアさん。
この10年は日本で仕事をしているということで、
3人が暮らすのは日本。
しかし、日本語、英語、フランス語が飛び交う
グローバルな環境です。
父も母もそれぞれの仕事で忙しいため、
たまに一緒に過ごす休日がとても大切なんだそうです。
歌舞伎座舞台に臨む眞秀君としのぶさん
2018年の團菊祭、
眞秀君は2度目の舞台に立つことになりました。
役どころは、「弁天娘女男白浪」の丁稚さん。
お客様の草履を揃えたり、
お茶を運んだりする役です。
「おい、小僧」と呼ばれて、
「おはーーーーい」と返事。
お茶をかけられてしまう場面、
盗賊が帰る時には着物を出す場面、
ちょっとした場なのですが、
そこに、細かい注意やアドバイスが入ります。
お稽古を見守る母しのぶさんは、
ハラハラしたり、ニコニコしたり。
1年前の初舞台に比べると、
少し堂々としてきたようです。
とはいえ、父のローランドさんから厳しい一言。
「歌舞伎の家は、父がいつもそばにいるけど、僕はいられない。
だから、祖父がいてもおじがいても彼は孤独なんだ。
彼が歌舞伎をやっていきたいのなら、それを体験させなければ。」
そのため、ちょっと引いて見るようにしていたしのぶさん。
1ヶ月間、自分もそばにいることができず、
それはとても歯がゆい思いではあったものの、
子どもを役者にするとはそういうことなんだと
学んだようでした。
寺島眞秀(てらしままほろ)君プロフィール 生年月日は?学校は?
寺島眞秀、初CMでテレビ登場、早くも大物の声がチラホラ。
名前:寺嶋 眞秀
本名:寺嶋 眞秀(てらしま まほろ)
生年月日:2012年9月11日
父、祖父など:祖父:7代目尾上菊五郎、母:寺島しのぶ(女優)
叔父:5代目尾上菊之助、従兄弟:7代目尾上丑之助
学校:慶應義塾幼稚舎(小学校)
屋号:音羽屋
定紋:重ね扇に抱き柏屋号:
初お目見え:2017年「魚屋宗五郎」酒屋の丁稚役で初お目見え
豆情報:くりっとした大きな目が可愛い、眞秀くん。
歌舞伎座の楽屋でも、若手役者のアイドルのようです。
中村米吉とは仲がいいようですよ。
パリコレの舞台にも立ったらしい!
現在、オービイ横浜新CM放映記念PRイベントで活躍中。
真っ黒いジャイアントラビットに
「くうさ」と命名したんですって。
こんな可愛い映像もありますよ。
寺島しのぶと眞秀君 奮闘記・2019~母と息子の成長物語~ 見逃しチェック
「寺島しのぶと眞秀君 奮闘記・2019~母と息子の成長物語~」が、
10月13日(日)19:00~20:54にBS日テレ局で放映されました。
寺島眞秀君は、7歳になりました。
7歳になったということは、
今までとは違って、
役者としての本気の姿勢も問われるのだそうです。
期待が大きいだけに、本人的には辛いこともあるでしょう。
それを支えるのは、舞台にドラマに大忙しの
母で女優の寺島しのぶさん。
この1年間の成長をカメラが記録していました。
歌舞伎での大役が続く眞秀君
2019年は国立劇場のお芝居で幕を開けました。
「姫路城音菊礎石」で、
初の白塗りを経験します。
そして3月、4月は歌舞伎座の舞台。
指導する山崎先生から、
今までになく厳しい言葉が飛び出します。
「4歳5歳は出ているだけでかわいかったけど、7歳からはそれではダメ。
出た以上は役者さんなの。怒られるのが嫌だったら、いい役者にはなれません。」
2ヶ月連続で歌舞伎座に立つということに
先生自身もプレッシャーを感じていたようでした。
3月の舞台は、「盛綱陣屋」。
この舞台は、中村勘九郎の長男勘太郎君も
同じ舞台に立ちます。
全員が揃っての稽古では
父である中村勘九郎が指導する姿を
食い入るように見ていました。
このお役は、1kgある兜を持って演技します。
重い兜を持っての所作はとても大変そうでしたが、
本番ではしっかり務めることができました。
4月の歌舞伎座は、「実盛物語」。
2ヶ月連続で、
片岡仁左衛門さんと同じ舞台に立つことになりました。
しかし、この舞台のお役太郎吉は、
先の役よりも16倍もセリフがある上に、
感情表現が難しいお役なんだそうです。
母を亡くした悲しみを表現するシーン、
侍への怒りをぶつけるシーン、
子供としての溌剌さを表すシーンなど、
様々な感情表現が求められる難しい役です。
稽古にもそれなりの厳しさが伴います。
頑張ってもうまく表現できず、
何度もやり直しとなると、
自然と泣けて来てしまいます。
その悔しさももっと上達するためには、
必要な過程なんですね。
前日のお稽古では、
共演の片岡仁左衛門からも
何度も注意が入ります。
「もっと大きな声で泣いて。」
「昨日も教えたろ、覚えろよ。」
人間国宝は、6歳の子どもだろうと、
高いレベルの芸を求めます。
注意に一言一言は、見ている山崎先生にも刺さります。
稽古が終わった後は、居残り稽古。
疲れていても許してはもらえません。
お迎えのパパも厳しい顔で見ています。
しかし、その甲斐あって、
眞秀君演じた太郎吉は大絶賛を浴びました。
芝居後のインタビューでは、
茶目っ気ある解答が子どもらしい素顔を見せていました。
この4月からは小学校1年生。
子役としての苦労はこれからですね。
がんばれ眞秀君。
母と女優業との両立に奮闘するしのぶさん
母のしのぶさんは、女優業との両立で
あいも変わらずの大忙しです。
パリでの舞台公演、
テレビドラマの撮影、
それらの仕事を完璧にこなしつつも、
母として眞秀君への思いは片時も離れません。
舞台稽古で転んだ眞秀君の姿が目に焼きつき、
初日の夜は眠れなかったなんてこともありました。
稽古で厳しく指導される姿には、
歌舞伎界に父がいない眞秀君の境遇を、
とてもラッキーだと言い切っていました。
歌舞伎は、父から子へと芸の伝承がなされます。
眞秀君の場合は、
父ではなく、周囲にいる大勢のプロフェッショナルが
芸を教えてくれる、
それは一つだけでなくたくさんのことを学べるのだから、
とてもすごいことなんだと・・・。
ついつい厳しくなっちゃう母へ、
菊五郎からは「眞秀らしく元気にやればいい」
と言われたことが嬉しかったんだとか。
子ども役者の母としての重荷が外れたようでした。
百貨店のポスターやCMにも挑戦
百貨店の母の日に向けたポスターに、
しのぶさんと眞秀君のカットが
使われることになりました。
撮影中のやりとりでは、
お菓子の食べ過ぎに渋い顔をするしのぶさんに、
「ママが決めることじゃない」と強気発言。
口も随分達者になったみたいです。
初めてのCM撮影は
動物と触れ合うシーンがいっぱい、
動物好きな眞秀君にとっては嬉しいお仕事。
撮影現場は、大勢の大人が見守る中、
温かい雰囲気でした。
動物と一緒に笑顔を見せる眞秀君。
歌舞伎の稽古に比べれば簡単さってことかな。
かわいいでよかった今までから、
もっと高いレベルを要求されるようになった眞秀君。
それは戸惑うことも多いでしょうね。
そばで見守る母も益々悩みが増えそうです。
それでも、2人の奮闘が続くのでしょうね。
10月の歌舞伎座でも眞秀君は出演しています。
「お祭佐七」。
その様子はこちらにも書いていますので、よかったらお読みくださいね。
現在の眞秀くんの様子はこちらにもまとめています。
これからも眞秀君の舞台を見守っていきたいと思いました。
読んでくださり、ありがとう存じまする。
読んでくださりありがとう存じまする。
コメント
[…] 引用元:歌舞伎三昧 […]