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7月19日放送「にっぽんの芸能」(NHK Eテレ)は、往年の名舞台(菊五郎・猿翁・松緑等)を解説付きで観られる!

メディア出演
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7月19日放送の「にっぽんの芸能」(NHK Eテレ)は、

「目からうろこ!同時解説で歌舞伎を楽しむ」

というタイトルのもと、

往年の名舞台を解説付きで観られました。

 

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歌舞伎イヤホンガイド、解説の舞台裏に潜入

イヤホンガイドとは、

お芝居を見ながら、タイミングよく音声で、

解説をしてもらえるサービスです、

今日、解説をするのは、

劇場のイヤホン解説やNHKの副音声解説で

人気の歌舞伎解説者である高木秀樹さん。

解説が作られる裏側を見せていただきました。

解説者の高木さんの自宅には、

歌舞伎関連の資料がたくさんあります。

ここで準備していた演目は、

今月の大阪松竹座「渡海屋大物浦」。

片岡仁左衛門さんの舞台でした。

まずは、過去の映像から、

どこに解説を入れるのか台本に記していきます。

セリフの意味など、歌舞伎鑑賞に必要なことを

入れるのだそうです。

台本ができたら、東京のスタジオで録音。

それを舞台稽古に併せてチェックをします。

気になったところを録音し直して本番を迎えます。

が、本番後も再度チェック、

修正することもあるとか・・・。

プロフェッショナルだなあと思いました。

いつも聞いているガイドが、

作られる過程は興味深かったです。

歌舞伎解説者が心がけていること

解説者の高木さんが、

解説で心がけていることをいくつか話してくださいました。

*タイミングが解説の命

お客様が観ていて、「なんだろう?」と

思うタイミングに解説を入れることが

大事ということでした。

*お客様に役者の演技の凄さ、魅力を伝えたい

舞台では、役者が命がけで演技をしている、

その魅力を知ってもらいたいのだそうです。

*劇場や場面に応じた語り方を意識する

その場の状態に合わせた声の出し方、

語り方が大事なんだそうです。

モットーは、

一度利用した人が、歌舞伎の魅力を知り、

また観てみようと思ってもらうようにすること。

確かに、面白さがわかると、

また観たくなりますね。

 

解説付きの名場面紹介

番組では、3本の芝居について

特徴的な場面を取り上げ解説付きで

楽しませていただきました。

「弁天娘女男白浪」(尾上菊五郎ほか)

江戸時代の現代劇、

世話物と言われるこのお芝居。

音羽屋の伝統の芸でもあります。

弁天小僧菊之助が騙りを図り、

それを見抜かれてから正体を明かす場面でした。

尾上菊五郎の弁天小僧は、

ふてぶてしく、色気があります。

粋な芸の数々のしかけをしり、

この場面がますます興味深くなりました。

 

「三人吉三巴白浪」(尾上松緑ほか)

平成19年の大阪松竹座の舞台。

三人吉三が盃を交わす、大川端の出会いの場面は、

往年の名解説者、小山観翁さんの解説つき。

義兄弟が生まれる過程と

この場面がこのストーリーにどういう意味を与えているのか、

なるほど〜と思える場面でした。

 

「義経千本桜 大物浦」(市川猿翁ほか)

昭和63年、歌舞伎座の舞台です。

今月の大阪松竹座(片岡仁左衛門)、歌舞伎座(市川海老蔵)が

演じた平知盛を

二代目市川猿翁(当時は三代目猿之助)が

演じていました。

物語の背景や難解な言葉、

役者の見栄や表情の変化まで、

解説していただくと、

より舞台が立体的に感じます。

猿翁の芸の見事さを

テレビで堪能することができました。

全て、今では観られないような舞台です。

それも、

高木さんの解説付きで観られるので、

タップ〜〜〜り楽しめましたよ。

7月19日23時からの

「にっぽんの芸能」レポでした。

再放送は、22日(月)の午後0時からです。

読んでくださり、ありがとう存じまする。

 

*NHK Eテレ「にっぽんの芸能」サイトはこちらです。

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