中村芝のぶさんは歌舞伎女方の役者さんです。
梨園出身ではないこともあり、大きな役がつくことは少ないのですが
脇で出ていてもその美貌と声の張りで存在感はめっちゃある方です。
最近は、ユウナレスカ（FFX）、鶴妖朶（マハーバーラタ戦記）での活躍に
一気に注目度も上がっています。
中村芝のぶさんをぜひ知ってもらいたい！
三日目の朝です
皆様おはようございます
今日も天上界にて
皆様にご観劇頂けるのを心よりお待ち申し上げておりますラクシュミー#マハーバーラタ戦記#歌舞伎座#芝のぶ#ラクシュミー#当日券ございます pic.twitter.com/2gxIqnQJzA
— 中村芝のぶ (@wakasibakai) November 3, 2023
中村芝のぶの性別・年齢・家系・経歴wikiプロフィール
中村芝のぶさんは、性別は男性です。
年齢は56歳（2023年現在）です。
なんでそんなことを書くかというと、
役を演じている中村芝のぶさんを見ると、
「え？女性？？」って思っちゃうくらいに
美しくて品があるからなんですよー
歌舞伎の女形なので、これは演技で、本物は男性です。
では、簡単なプロフィールを以下に紹介しますね。
中村芝のぶのwikiプロフィール
中村芝のぶ（なかむらしのぶ）
本名：久保清治（くぼせいじ）
生年月日：1967年11月8日生まれ
屋号：成駒屋
定紋：裏梅
出身地：兵庫県
出身：国立劇場第9期歌舞伎俳優研修
経歴：1988年 初舞台（歌舞伎座）、7代目中村芝翫に入門し、中村芝のぶを名乗る
2000年 名題昇進
2009年 第15回日本俳優協会賞受賞
2012年 重要無形文化財（総合認定）認定・伝統歌舞伎保存会会員
上記のように、
一般家庭のご出身のため、
家系図などは作られておりません。
師匠が7代目中村芝翫（8代目中村芝翫の祖父）さんという、
昭和・平成の名女形だったことから
「芝」の文字が入った名をいただいたのです。
私は、もしかしたら、7代目中村芝翫さんは
当初から中村芝のぶさんの才能を見抜いてらしたのかもしれないなって
思いました。
晩年、中村芝翫さんは、
「この不思議な不思議な芸質を何とかしてやりたいね」
とおっしゃっていたそうです。
中村しのぶさんは、素顔も切長の目と鼻筋が通った
美しいお顔立ちをしていらっしゃいます。
男性ですけど、キリッとした女性のお顔にも見えますね。
こちら、公式ブログよりお借りしちゃいました↓
中村芝のぶさんのブログより引用
中村芝のぶの性別は男だけど美しい女方
中村芝のぶさん、上記にもありますように
れっきとした男性ですが
女形としてその美しさで私たちファンを魅了してくださいます。
歌舞伎役者になったきっかけは、
高校1年生の時に京都の南座の「吉例顔見世歌舞伎公演」を
見たことにあるそうです。
当時は、美術に関心をお持ちで伝統工芸の道へ
進もうかと思われていたらしいです。
それを一新させるほど、歌舞伎の魅力にハマったということのようです。
その中でも女形の演技に引き込まれたということなので、
女形役者になる運命だったんだろうなと思います。
女形というのは、歌舞伎の重要な要素の１つです。
歴史の中で、女性が舞台に立つことが禁じられ、
成人男性の演劇というスタイルが確立してきた歌舞伎。
その中で、男性が女性を演じる技が磨かれてきたのです。
私は、女方の役者さんが好きなんですけど
その良さは本物の女性ではないところにあります。
女性特有の生々しさを感じさせずに
女性らしさ、美しさのエッセンスを
身の振り方、声音、言葉遣いなどで
表現してくださっているのです。
そう、この技、心根、表現力が何よりも重要！
お化粧と衣装だけでは
この女方の魅力は出ないのです。
ですから、私にとっては、中村芝のぶさんの女方は
それらをきっちりと満たした上に
美しさで補完しているというイメージです。
大体、腰元役、村の女房役が多いのですが
多くの方の中で一際印象深いので
ぜひ、そういう中村芝のぶさんの演技を見てほしいなあと
思います。
中村芝のぶは結婚している？
中村芝のぶさんは、結婚されているのか？
気になって調べました。
現在、そのような情報は出ていませんでした。
というか
私にはまだ見つけられておりません。
ブログやSNSも見ましたが
ご家族のことは書かれていないようです。
ただ、
ご自宅から半蔵門の国立劇場まで
徒歩1時間ほど、ということはわかりました。
結婚しているのかなってことを知りたかったんですけどね。
ですから、ここではしているかしていないかは明言しません。
また新たに情報が入ったら追記させていただきます。
中村芝のぶの声のオーラがすごい
中村芝のぶさん、声質が素晴らしいのです。
女性特有の高い声から、
迫力のある深く響く声まで出すことができます。
どっちかというと細い声なので、
男性向きの声とは違いますね。
多くのお女中さんの中で
綺麗だなあと見ていた時は気が付かなかったのですが、
芝のぶさんの声の凄さに気づいて
仰天した舞台がありました。
それが、2019年に上演された「風の谷のナウシカ」です。
この舞台で、
中村しのぶさんは、庭の主を演じたのです。
ナウシカを惑わせる、優しい母の声から一転し
本性を表した時の凄みある声を聞いた時、
本当にこの人すごい！！って名前を何度も確認したのを覚えています。
声だけでもオーラがある役者さん、
看板に名を連ねている主要役者さんはそういう方が多いですが、
そうではないだけに印象に残りました。
最高の誕生日プレゼント#マハーバーラタ戦記#菊之助#芝のぶ#迦楼奈#鶴妖朶王女 #沢山のお祝いのお言葉をありがとうございます
⇒ https://t.co/brrub8BMcU #アメブロ @ameba_officialより
— 中村芝のぶ (@wakasibakai) November 8, 2023
中村芝のぶ、ユウナレスカ、ラクシュミ、鶴妖朶役で話題騒然！
中村芝のぶさん、2023年は
大役を務め、注目度が一気に上がったのではないかと思います。
Xでもトレンドに名を連ねていることがありました。
そのお役が、ユウナレスカです。
これは、2023年3月4日〜4月12日にかけて
IHIステージアラウンド東京で開催された
新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX（FFX）」のお役です。
このインパクトがすごくて
「ユウナレスカすげー」
「芝のぶさま、かっこいいー」と
数々の声がXに上がってきたことを覚えています。
そして、
2023年11月2日〜26日に歌舞伎座で上演された
「マハーバーラタ戦記」では
なんとラクシュミ・、鶴妖朶役です。
この役は、初演時は中村七之助さんが務めた役なんです。
その方と同じレベルの役を演じる、
しかも歌舞伎座、顔見世興行という
歌舞伎界にとってはとても重要な舞台でなんです！
このことを知った時、私はものすごく興奮しました。
大大大抜擢です！！
それも、多分尾上菊之助さんが日頃のお芝居の中で
中村芝のぶさんの才能に一目置いていたからだと思うのです。
だって、ナウシカも、FFXも、マハーバーラタも
尾上菊之助さん演出ですから！
この、鶴妖朶役はお目の厳しい評論家の方も
ほめていらっしゃいました。
私も拝見しましたが、
準主役級の役を、あれだけ堂々と演じられ、
そして観客を惹きつけられるのはすごいと思いました。
中村芝のぶさんは、
先述の通り、梨園のご出身ではありませんが
類まれな才能と努力により
役者としての資質を発揮されていらっしゃる方だと思います。
これからも、中村芝のぶさんがお出になる舞台を楽しみに見ていきます。
読んでくださり、ありがとう存じまする。
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