市川海老蔵の長女麗禾ちゃんが、四代目市川ぼたん襲名を襲名しました。
7月は長男の勸玄くんが、「外郎売」を立派に務めて、
話題になったばかり。
麗禾ちゃん襲名に海老蔵「変な汗をかきました」
日本舞踊市川流の「市川會 三代襲名披露」が
8月3日、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンで
初日を迎えました。
江戸の吉原で
正月に羽根付きをして遊ぶ少女の姿を描いた
「羽根の禿(かむろ)」では、
赤を基調とした鮮やかな振り袖姿で
羽子板を手に可愛らしくしっとりとした踊りを
披露したそうです。
場内は大きな拍手に包まれたそうです。
口上では、
父、海老蔵が見守る中、よく通る声で、
「このたび父の勧め、皆さまのご賛同を得まして、市川ぼたんの名跡を4代目として相続する運びと相成りましてございます。一生懸命つとめさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます」
と述べることができました。
海老蔵の「変な汗をかきました」という言葉に、
本人よりも父の方が緊張した様子が伝わりますね。
市川流とは
市川流は歌舞伎舞踊の流派の一つで
現在は海老蔵が家元を務めています。
江戸末期に活躍した7代目市川團十郎が土台をつくり、
9代目團十郎が完成させたそうです。
十二代目市川團十郎の死後、
妹の市川紅梅改め、寿紅が総代として
市川流の統率に当たっていたそうです。
叔母寿紅、妹翠扇と悲願の三世代襲名
そんな叔母寿紅と、市川ぼたん改め四代目市川翠扇、
そして、麗禾ちゃんが四代目市川ぼたんと、
それぞれ襲名を果たしたことについて、
海老蔵は、
「父、祖父が早くに旅立ちましたので成田屋にとって3代襲名は悲願でした。女性たちは元気です。私よりも父や11代目が喜んでいると思います」
と語りました。
来年は、自身が十三代目市川團十郎白猿、
息子の勸玄君が八代目市川新之助を
二代で襲名することが決まっています。
ここに父が・・・という思いもやはり強くお持ちなんでしょうね。
市川海老蔵、ブログでも喜びを綴る
7月末には、
千秋楽とともに麗禾ちゃんのお稽古や、
インタビュー取材の話題もブログには
取り上げられていました。
8月4日のブログには、
麗禾の踊りは
とても折り目正しく
キチンとして
間が良いので
後半になるにつれて、
牡丹の花が咲いてくるような
そんな雰囲気?香りがしてきます。
8歳なのに
立派だなと昨日今日と感じました。
と、師としての感想も書かれていました。
それ以外も
なかなか微笑ましい様子がうかがえますよ。
市川流襲名公演「市川會」は、
渋谷のシアターコクーンで、
8月12日まで行われています。
日程やチケットの案内はこちらのサイトからどうぞ。
今日も読んでくださりありがとう存じまする。
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