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猿之助の復帰は8月20日!コロナで代役は坂東巳之助「加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」

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歌舞伎役者の市川猿之助さんが、新型コロナに感染し、

8月の花形歌舞伎第1部「加賀見山再岩藤」を休演することがわかりました。

代役は、坂東巳之助さんが務めます。復帰はいつになるのかしら?

今までも、何名かの役者さんがコロナ感染や濃厚接触者判定で休演されています。

その後、お元気になられて復帰もされています。

坂東巳之助さんの岩藤も気になりますし、猿之助さんの復帰も待たれます!



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市川猿之助がコロナ感染!稽古前検査で発覚!

市川猿之助さんが、新型コロナウイルスに感染!

このニュース目を疑いました。

あれだけ、几帳面に、ご自身のケアや管理をされている

市川猿之助さんが感染するとは信じられませんでした。

しかし、報道を確認すると、

7月29日の8月興行に向けた定期的なPCR検査で、

陽性が判明したとのことでした。

7月の出演時の検査ではすべて陰性だったということなので、

今回のみの結果ではないかと考えます。

しかし陽性は陽性です。

他の舞台関係者とともに、当面の間休養することが求められたそうです。

濃厚接触者に誰が指定されたのかはわかりませんが、

その方々も当面休養なのだそうです。

市川猿之助さんは、7月29日まで歌舞伎座の7月公演で

「蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし)」を主演されていました。

一人5役の早変わりだったので、

その関係者の方もいらっしゃると思います。

ただし、共演されていた尾上松緑さんは、

ご自身のブログで濃厚接触者には当たらなかったと書いています。

それに加えて、

猿之助さんご本人から電話があって、

報告とお詫びの言葉があったこともブログに綴っていらっしゃいます。

そこからは、猿之助さんが大変悔しがって落ち込んで入る

という様子もうかがえますので、

本当にショックな判定だったのだなあと感じたところです。

現在、猿之助さんには症状は見られないということなので、

健康観察も含めた休養と考えられます。

最近、とみに観戦者も増加していることから、

ふとしたところで感染することがあるのでしょうね。



市川猿之助、コロナで「加賀美山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」を休演

市川猿之助さんが、新型コロナ感染したことから、

8月に歌舞伎座「花形歌舞伎」で上演される予定の

「『加賀美山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)』岩藤怪異篇(いわふじかいいへん)」を

当面の間休演することになりました。

このお芝居は、三代猿之助四十八撰の内と注釈がついているように、

二代目市川猿翁さんが2010年に、

自身が創り上げた「復活通し狂言十八番」「猿之助新演出十集」「華果十曲」「新作・スーパー歌舞伎十番」の計48作品を

新たに四十八撰として制定したものです。

この「加賀美山再岩藤」もその中の1演目です。

8月の舞台では、一人6役を務める上に、演出のご担当もありました。

これはショックだろうし、どうなっちゃうのかなと気になるものです。

では「加賀美山再岩藤」について少し説明を加えますね。

市川猿之助が出演予定の「加賀美山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)」とは?

先にも書いた通り、これは先代の市川猿之助さんがお家の芸として

大事にしている演目です。

1860年に河竹黙阿弥によって書かれた作品ですが、

長い間上演が途絶えていました。

これを復活させたのが故中村勘三郎さんで、三代目市川猿之助さんが当たり役として

人気狂言に仕立てたものです。

元になっているのが「加賀美山旧錦絵」で、それのパロディでもあるそうです。

今回上演されるのは「怪異編」と言い、

討たれた局岩藤が亡霊となって蘇り、お家に祟るという流れが見所です。

特に、バラバラの白骨になって打ち捨てられていた岩藤が、

骨が寄せ集まって岩藤の姿になるところや

ふわふわと傘をさして飛んでいく場面は見逃せない場面です。

そのあらすじはこちらです(歌舞伎美人より抜粋)。

 5年前に御家騒動が起きた多賀家。当主の妹・花園姫が病にかかると、御家横領に加担して命を落とした局岩藤の祟りではないかと噂され、再び不穏な空気が漂っています。

多賀家当主の大領は、正室・梅の方がありながら、愛妾・お柳の方に心奪われています。そんな当主をいさめた忠臣・花房求女は追放され、その帰参を願う家来・鳥居又助は、お柳の方を亡き者にしようとしますが、誤って梅の方を殺害してしまいます。しかし、実はこれらすべては、御家横領を企てる側室・お柳の方と、その兄・弾正が仕組んだ陰謀だったのです…。

一方、5年前に局岩藤から屈辱を受けて自害した尾上の仇を討ち、主人の名を継いで二代目尾上となった召使いのお初は、尾上の祥月命日の墓参りの帰り道、八丁畷で岩藤を回向しようと念仏を唱え始めます。すると、土手に散らばっていた白骨が寄り集まり、突如、岩藤の亡霊が現れて…。



市川猿之助、コロナで代役に坂東巳之助が決定

市川猿之助さんが、一人6役を務めるはずだった

「『加賀美山再岩藤』岩藤怪異篇」。

すでにチケットも好評発売中、どうなっちゃうのか・・・

と思っていたら、代役が発表されました。

猿之助さんの代わりにこのお役を務めるのが、

坂東巳之助さんです。

坂東巳之助さんは、故坂東三津五郎さんのご長男です。

若手役者の中では、声もよし、

特異な役での存在感が強い役者さんです。

猿之助さんの当たり役でもあるスーパー歌舞伎「ワンピース」。

この中で、ゾロ、ボン・クレーといった重要キャラを演じ、

観客を沸かせていました。

新作歌舞伎「NARUTO」や「風の谷のナウシカ」なども

主要人物を演じた実力派の役者さんです。

今回、猿之助さんが休演となり

かなり大きなお役を受けることになりました。

考えてみれば、猿之助さんは、

尾上右近さん、中村隼人さんなど、

数々の若手役者にチャンスを与えてきた方でもあります。

この機会を巳之助さんもしっかりと受け入れ、

いい舞台を作ってくれることを期待しています。

坂東巳之助さんのプロフィール

二代目 坂東巳之助:プロフィール

坂東巳之助 本名:守田 光寿(もりた・みつひさ)

家系:坂東三津五郎はお家の名、祖父は九代目、父は十代目を襲名。母は、元宝塚スターの寿ひづる。

姉が2人、守田菜生(女優)、守田幸奈

生年月日 1989年9月26日

血液型 O型

屋号 大和屋

定紋 三ツ大

初お目見え 1991年9月「傀儡師」唐子役 (歌舞伎座)

二代目坂東巳之助襲名 1995年11月「蘭平物狂」繁蔵役、「寿靱猿」小猿役(歌舞伎座)

日本舞踊坂東流の家元でもある

2006年から2007年にかけて、本名でアマチュアバンド「ZERO click」を結成

映画「東京グール」ではウタ役を公演。

新作歌舞伎「NARUTO」では、主人公NARUTOを、

スーパー歌舞伎「ワンピース」では、ゾロとおかまのボンクレー役。

ボンクレーの怪演は必見ですよ!

*坂東巳之助については、こちらにも書いていますので、よかったらお読みくださいね。

坂東巳之助の妻と息子。家系図、父が心配した過去とは?
二代目坂東巳之助は、 若いながらも、その個性光る演技で注目を浴びている歌舞伎役者です。 プライベートでは、3歳年上の美しい奥様と可愛い息子さんがいらっしゃいます。 私は、昔、彼の襲名舞台を拝見しております。 祖父の故十代目坂東三津五郎、父の...



市川猿之助、8月20日に復帰!コロナ休演でいつから復帰?

市川猿之助さんが、新型コロナに感染し、

当面の間の休養が発表されています。

しかし、まだ復帰の期日は明らかにされていません。

昨年感染した片岡孝太郎さんは、

11月22日から12月9日までを休演し、10日から舞台に復帰しておられます。

6月に感染が発覚した片岡千之助さんは、

6月歌舞伎座公演を前半休演し、12日より舞台復帰をされました。

7月に濃厚接触者と判定された片岡亀蔵さんは、

7月11日より休演し、16日より舞台に復帰されています。

ですから、

保健所が指定する健康観察期間と

ご自身の体調から、復帰の時期は判断されるだろうと考えています。

特に何もなければ、

私の予想では、8月11日復帰と睨んでいます。

こちらの予想は外れました。

そこで、現在(8月18日)での予想は、8月20日復帰です。

その根拠は3つあります。

ひとつ目は、坂東巳之助さんの舞台写真が販売されていないこと。

これは、巳之助さんが、代役だから辞退したと言われています。

しかし、販売所には、大きく空白のコーナーがあるそうです。

ということは、ここには猿之助さんの写真が入るのだろうということが

予想されています。

2つ目は、19日が休演日であることです。

本来は休演でお休みですが、

巳之助さんのタイミングで動いてきたメンバーは、

やはり一度合わせる必要もあるだろうと思うからです。

巳之助さんのお稽古も含め、

猿之助さんがリモートで全体の稽古を指揮したそうです。

それにしても、早替わりも宙乗り(ふわふわ)もあるため、

周囲の役者さんやスタッフさんは、

猿之助バージョンになるための稽古も必要かと思います。

これで、稽古なしでやっていたら、相当すごいと思います。

3つ目は、インスタのストーリーに

「啓蟄」という文字が投稿されたことです。

これは、虫たちが眠りから解け外に出る意味があります。

季節的には初春の言葉なので季節違い、

ということは、猿之助が穴から出るということではないか

というのが沼の住人の見立てです。

 

そういうところから8月20日復帰説を立ててみました。

早速、後半のチケットも買い足しました。

さあ、どうなるかな〜〜

市川猿之助さん、お身体に異常なく、

元気な姿を早く舞台で見せていただきたいものです。

そして8月20日、晴れて復帰となりました。

この日が「再初日」と本役での上演に歌舞伎役者やファンから

おかえりなさい、おめでとう、の声が相次ぎました。

私も、猿之助さんの岩藤を早く見に行きたいな!

読んでくださり、ありがとう存じまする。

*ちなみに、坂東巳之助さんバージョンの感想はこちらに書いていますのでよかったら読んでみてくださいね。

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