中村鴈治郎、連ドラ「おちょやん 」で演じる大山鶴蔵のモデルは誰?

歌舞伎役者4代目中村鴈治郎が、12月開始の連続ドラマ「おちょやん 」で、

上方演劇のドンと言われる、大山鶴蔵役を演じます。

さて、この大山鶴蔵のモデルは誰なんでしょうね?

調べてみたので、早速紹介していきます。

中村鴈治郎さんとの因縁もありましたよ〜〜



中村鴈治郎が「おちょやん 」で演じる大山鶴蔵とは?

中村鴈治郎さんは、上方の芸が得意な歌舞伎役者、

色男もコケティッシュな役もこなせる実力派の役者です。

まずは、その鴈治郎さんについて紹介します。

4代目中村鴈治郎について

四代目中村鴈治郎 本名:林 智太郎(はやし ともたろう)

生年月日 1959年2月6日

家系 父:四代目坂田藤十郎、母:林寛子(扇千景)、

妻:二代目 吾妻徳彌(日本舞踊吾妻流六代目家元・三世宗家)、息子:初代中村壱太郎

弟:三代目中村扇雀、甥:初代中村虎之介

最終学歴 慶應義塾大学法学部

屋号 成駒屋

定紋 イ菱

芸歴 1967年「紅梅曾我」一萬丸役で中村智太郎を名乗り初舞台

1995年「封印切」亀屋忠兵衛役他で五代目中村翫雀を襲名(中座)

2015年「廓文章」藤屋伊左衛門役、「封印切」亀屋忠兵衛役で四代目中村鴈治郎を襲名(大阪松竹座)

2019年 紫綬褒章を受章

中村鴈治郎さんは、上方歌舞伎で人気が高い歌舞伎役者です。 父の坂田藤十郎さん、兄の中村扇雀さん、息子の中村壱太郎さんともに 歌舞...

先日ご逝去された、坂田藤十郎さんがお父様、

扇千景さんがお母様です。

弟さんの中村扇雀さんも、息子さんの中村壱太郎さんも歌舞伎役者です。

上方歌舞伎の名門に生まれた役者さんなんですよ。



連続テレビ小説「おちょやん 」とは?上方演劇のドン大山鶴蔵とは?

連続テレビ小説に歌舞伎役者が出演する!

それだけでワクワクしちゃった「おちょやん 」です。

どんなドラマなんでしょうね。

2020年11月30日から放送開始となるドラマですね。

戦前から戦後の大阪で、貧しい家庭に生まれた少女が、

女優をめざすストーリーだそうです。

おちょやん というのはおちょぼさんの大阪言葉で、

お茶屋さんや料亭などで働いている小さな女中さんを表しているそうです。

親しみやすさが伝わる。タイトルですね。

主演の竹井千代を演じるのが杉咲花さんです。

この竹井千代さんは、オロナイン軟膏の看板で有名な女優の

浪花千栄子さんがモデルということです。

この千代が、女中奉公から女優に憧れて所属するのが、

上方の芝居一座なのですね。

そこで重要な役どころを務めるのが中村鴈治郎さんです。

上方演劇界のドンと呼ばれる、大山鶴蔵(おおやまつるぞう)さんが、

その役どころとなります。

大山鶴蔵さんは、鶴亀株式会社の社長であり、

道頓堀の芝居小屋を牛耳る権力者でもあるのですね。

ドラマを見てみないとなんとも言えませんが、

千代との関わりや、ストーリーへの影響など、

何かしらありそうな気がします。

写真を見ると、気難しそうなんですけどね。

どんな風に演じられるのでしょうか。

演技力はピカイチの中村鴈治郎さんですから、

きっとドラマをぐっと締める重要人物として活躍してくれそうですね。



中村鴈治郎が演じる大山鶴蔵のモデルとは?

そして、この大山鶴蔵さんにはモデルがいるとのことです。

それが、白井松次郎さん。

調べてびっくりしたのですが、

松竹株式会社の創設者の一人であるということです。

松竹というと、歌舞伎の興行主ですね。

実は、中村鴈治郎さんとはとても深い関係があったのですよ。

そんなことからこの役の抜擢があったのかななんて思いました。

ここで、その白井松次郎さんについても紹介しましょう。



大山鶴蔵のモデル、白井松次郎とは?

京都市に住む相撲の興行師の父とその売店で働いていた母の間に

1877年12月13日に誕生したのが、大谷松次郎、竹次郎という双子の兄弟です。

この名を見てもわかるとおり、

現在の「松竹株式会社」は、兄弟が創設したものです。

ドラマの「鶴亀株式会社」を「松竹株式会社」として見ると、

楽しさが倍増しそうですね。

さて、松次郎は、父の仕事を見ながら、

芝居の興行に興味を持つようになり、

弟と共に興行師へとなっていくのですね。

1895年に当時の人気役者、実川正若一座の巡業を成功させ、

1897年に劇場仲売りの仕事をしていた白井亀吉の養子となり、

白井姓を名乗ることになります。

その後いくつかの劇場を買い取って経営にも乗り出すと、

興行界の刷新と演劇改良運動に熱心に関わるようになるのです。

1902年に弟の竹次郎と松竹合名会社を設立します。

これが現在の「松竹株式会社」の前身です。

東京進出を果たした竹次郎と近畿地区に残った松次郎、

共に日本を代表する興行師へとなっていきます。

戦後は、文楽、歌舞伎など、日本の伝統芸能の保護振興にも力を注いだとか、

この2兄弟の尽力あって今の伝統芸能界があるのかと

しみじみ感動したところです。

ここまででもすごい物語だなあとびっくりしました。

松竹創立ストーリーで、連ドラ一本できちゃいますね。

まあ、白井松次郎さんについてだけでも記事が書けそうなので、

ここではこのくらいにしておきます。

そうそう、一つ大事なことを付け加えますね。

松次郎が、上方の芝居興行で大きな転機となったのが、

初代中村鴈治郎と提携したということだそうです。

中村鴈治郎という名は、上方歌舞伎の頂点を極める重要な名でもあるのです。

現在の鴈治郎さんは、4代目にあたります。

この「おちょやん 」では、

そんな上方演劇の紆余曲折も垣間見れそうですね。

関東住民の私には知らないこともたくさんありそうです。

中村鴈治郎さん演じる大山鶴蔵のストーリーも

併せて楽しく見ていきたいなあと思いました。

読んでくださりありがとう存じまする。