歌舞伎役者の市川九團次と大谷廣松が、自主公演を開催します。
市川門家で活躍中の市川九團次と
若手実力派の大谷廣松が、
8月17日、18日に、渋谷のシアターコクーンで
「九團次・廣松の会」を開催します。
「九團次・廣松の会」とは?
歌舞伎役者の市川九團次が、
4年前から始めている自主公演「九團次の会」。
本公演ではできない経験を、
自主公演では挑戦し、
自分の身に役立てているそうです。
本公演は、主役を張れるのは
限られた役者になってしまいます。
「主役というものを経験する事は
勉強にもなるし、度胸も尽く。
真ん中に立ち長台詞を喋って、
長時間踊る事はなかなか本興行では経験できません。」
と話しています。
今まで、
九團次と廣松は同じ舞台に立つことも多く、
いつかは、一緒に何かをやりたい、
という思いもあったそうです。
やっとタイミングがあったから、、、
という今回の「九團次・廣松の会」。
市川海老蔵も、自身のブログで、
エールを送っていました。
「九團次・廣松の会」公演日程、演目、チケットなど
気になる公演の詳細について、
以下にお伝えしますね。
「九團次・廣松の会」
【日程】8月17日(土)12時開演/16時開演
8月18日(日)12時開演
【会場】Bunkamuraシアターコクーン日時
【演目】一、茂山逸平 監修
『柿山伏』(かきやまぶし)
二、ご挨拶
三、藤間勘十郎 振付 中村京蔵 構成
『女夫蝶花臺』(つがいのちょうはなのしまだい)三場
「蝶の道行」 竹本連中
「石 橋」 長唄囃子連中
【料金】一等席8,000円/二等席4,000円
※税込・全席指定 ※未就学児入場不可
【問い合わせ】 Zen-A(ゼンエイ) TEL03-3538-2300[平日11:00~19:00]
ホームページ:http://www.zen-a.co.jp/ticket/kudanji_hiromatsu/
市川九團次(歌舞伎役者)について
市川九團次とは、どんな役者なのか、
紹介します。
市川九團次のプロフィール
市川九團次 本名:鈴木 道行(すずき みちゆき)
生年月日 1972年4月4日
出身地 千葉県
血液型 B型
趣味 カラオケ、観劇、料理、トレーニング
特技 舞踊、乗馬、居合 スキューバダイビング
屋号 高島屋
定紋 三升の中に九の字
襲名歴
1998年 五代目坂東竹三郎に入門
「ヤマトタケル」舎人、熊襲兵士役で坂東竹志郎を名乗る(大阪松竹座)
2005年 「菅原伝授手習鑑・車引」杉王丸役で四代目坂東薪車を襲名(大阪松竹座)
2006年 名題昇進
2014年 坂東竹三郎との芸養子解消(破門)
市川道行を名乗り、市川海老蔵の門弟として再出発
2015年 「石川五右衛門」ヌルハチ役で四代目市川九團次を襲名(新橋演舞場)
市川九團次は、千葉県出身、
歌舞伎とは縁のない一般家庭に生まれ育ちました。
歌舞伎役者になったのは、関西で活躍していた
坂東竹三郎の部屋子となってのこと、
そこで稽古を積み、実績を積み、
坂東薪車という名からスタートしています。
それが、なぜ今は、
成田屋一門の市川九團次となったのか、
こちらに詳しく書きましたので、
よかったらお読みくださいね。
大谷廣松(歌舞伎役者)について
大谷廣松とは、どんな役者なのか、
紹介します。
二代目大谷廣松のプロフィール
大谷廣松 本名:青木 孝憲(あおき たかのり)
生年月日 1993年7月21日
家系 祖父:四代目中村雀右衛門、父:八代目大谷友右衛門、叔父:五代目中村雀右衛門、兄:三代目大谷廣太郎
初お目見え 1997年 青木孝憲の名で「江戸育お祭佐七」の踊りの伴内役(歌舞伎座)
襲名 2003年二代目大谷廣松襲名「助六由縁江戸桜」の揚巻付禿しげり役(歌舞伎座)
身長:170cm
趣味:車、サバイバルゲーム、舞台鑑賞
平成30年の印象深い役 「鳴神不動北山桜」小野春風
市川海老蔵の舞台に
共演する事がよくありますね。
今年1月に、ご結婚されたばかり。
奥さまとはとても仲がいいご様子です。
そんなことも、こちらには詳しく書いているので、
よかったらお読みください。
市川九團次、大谷廣松が語った、「九團次・廣松の会」の見どころとお互いの魅力
7月24日の会見では、
九團次と廣松が見どころや、
お互いの魅力などを
存分に語っていました。
そこから、一部引用してお伝えします!
「九團次・廣松の会」の見どころは?
演目の 1つ『柿山伏』は、
狂言の演目のひとつ、
九團次が共演したことがある
茂山逸平さんに相談し、
この演目を上演することになったそうです。
歌舞伎には、
狂言が元になった芝居もあり、
この 『柿山伏』が、
2人の中でどう昇華されるのか、
歌舞伎にはない狂言の表現をどう活かすのか、
大きな見どころではないかと思います。
『女夫蝶花臺』は、舞踊劇です。
舞踊をよりわかりやすくということから、
中村京蔵さんがストーリーを構成し、
解説を先に入れるという、
構成になっているそうです。
引き抜きという衣装早変わりや、
邦楽を生で聴くという体験ができるのは、
歌舞伎や舞踊に馴染みのない方にも、
楽しめる工夫ではないかと思います。
さらに、立ち姿が綺麗なお二人なので、
目に美しい舞台に仕上がりそうです。
九團次・廣松、お互いが思う魅力とは?
同じ舞台に立つことが多い2人が、
それぞれをどう思っているのかという、
話題もありました。
九團次から見た廣松の魅力は、
懐にスッと入っていくのが上手いところ、
笑顔を絶やさず、度胸もあり、
心が和らぐ頼もしい存在なのだそうです。
物事もよく知っているとか、、、。
廣松から見た九團次の魅力は、
アグレッシブさとハングリーさ。
場数の多さや、ギラギラしたところも、
尊敬できる存在なのだそうです。
この2人の言葉を見ると、
違うタイプの2人なんだなって
思います。
だから、お互い刺激もあるだろうし、
学ぶところもあるんだろうなと、
推測しているところです。
「九團次・廣松の会」、
チケットはまだ販売中のようです。
2人のチャレンジングな舞台、
期待できそうですね。
今日も読んでくださり、
ありがとう存じまする。
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