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市川海老蔵が13役の早替り、息子の堀越勸玄と外郎売早口共演(7月歌舞伎座公演)!!チケットは発売日にはすでに品薄

公演情報
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6月大歌舞伎が中日を迎えた歌舞伎座、

ベテランと若手がそれぞれ持ち味を生かした演目で

毎日大にぎわいです。

その裏で、7月のチケットが、

すでに売り切れの日が続出しているのはご存知ですか?



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7月大歌舞伎、市川海老蔵13役の早替り、息子の勸玄と「外郎売(ういろううり)」早口共演!!

その理由は、成田屋人気といっても過言ではないでしょう。

大きな話題は2つ、

1つは、昼の部の「外郎売」で、市川海老蔵と息子勸玄くんの共演。

もう1つは、夜の部の「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)」で、市川海老蔵が13役を1人で務めるというものです。

「外郎売」海老蔵の息子、勸玄くん、6歳で早口台詞に挑戦!

「外郎売」は、成田屋十八番の一作で、

長~~~いセリフを早口でまくしたてるところが、

人気でもある演目です。

海老蔵によると、これは元々は舞踊劇だったようで、

それを十二代目市川團十郎(海老蔵の父)が、

今の形、すなわち語り芸として作り変えたのだそうです。

海老蔵がこれを初役で演じたのは7歳の時、

それよりも1年早く、勸玄くんが挑戦するのだから、

これはかなりのチャレンジになります。

それを決めたのも海老蔵の父としての思いがあったそうです。

「あえて」6歳で務めることに、

自分よりも前に進む役者になってほしいということ。

来年、市川新之助を襲名するための

布石となるのかもしれませんね。

市川海老蔵、「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)」1人13役。早替わりで見せます!

夜の部は、通し狂言「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)」。

これは義経千本桜に登場する、全ての役を一人で演じ切る、

という想像もつかない!!挑戦となっています。

この企画は、5年くらい前から温めていたそうで、

長い間構想していたことを実現するということです。

こう見ると、海老蔵って、結構考えているんだなあって思います。

お父様の十二代團十郎も、多くの改革をされてきた方です。

それを見て育ったのだから、

知らずと彼の中にも、改革者の気質が根付いているのでしょうね。

歌舞伎人気のこの時代において、

もっともお客様を呼べる役者と言われる市川海老蔵です。

ルックスや破天荒な言動だけではなく、

「新しいことをやろう!」という精神が、

歌舞伎の未来を見たい人たちを惹きつけるのではないかな。

かくいう私も、やっぱり海老蔵の芝居は観たいんです。

先月も勧進帳の弁慶を観ましたが、

歴代の先輩方の名舞台には

まだまだ至るものではありません。

(熱は伝わりますけどね、ごめんなさい)

ただし、そこには可能性は見えるのですよ。

持って生まれた素質と環境、

そこに立つ改革者ののろし。

それが、私にとっての市川海老蔵の魅力です。

ポスターも発表されましたが、

13役を入れ替わり立ち替わり、早替りで見せながら、

通しの舞台をどう見せてくれるのかが楽しみです。

*市川海老蔵については、こちらの記事に詳しく書きましたので、よかったらお読みくださいね。

市川海老蔵、歌舞伎役者であり、成田屋の当主であり、映画(テレビ)俳優であり、娘・息子のよき父、つまりは大スター
十一代目市川海老蔵、 日本人であれば、 その名を知らぬ方はいないんじゃないだろうか? と思える大スターです。 今日は、市川海老蔵の、 歌舞伎役者、成田屋当主、映画俳優、 そしてよき父、それぞれの面を紹介します。 (adsbygoogle =...



チケットは6月12日一般発売。すでに売り切れ日続出?

7月の演目を見た時に、こりゃあチケットは争奪戦だぞ!

って思ってましたがその通りでした。

私は、一般の発売日の10時からトライしたのですが、

その時点で3階A・B席は、昼の部夜の部ともに、すでに完売でした。

日程をチェックして、2等席を押さえましたが、

それも条件がいい席はかなり少なくなっていました。

翌日13日に空席情報を見たときは、

売り切れの日が続出していてびっくりです。

特に、「外郎売」がある昼の部は、

買える日が限られている状態でした。

歌舞伎座のチケットの買い方としては、

王道となるのが、松竹のサイトか電話受付での購入になります。

それも、松竹歌舞伎会員と、一般会員には差があり、

松竹会員は先行販売というメリットがあります。

それ以外は、チケット取扱業者か、

後援会か株主関係から、手に入れることになります。

日頃は、一般購入で問題ないのですが、

人気役者や演目、話題の舞台になると条件は悪くなりますね。

海老蔵は来年、團十郎襲名が控えています。

これは、まさにプラチナだろうな~~。

ということで、

7月の歌舞伎座観劇は、今チケットが手元になければ、

幕見席か、つてがある方に頼むかということになりそうです。



7月大歌舞伎の演目と主な配役

最後に、7月大歌舞伎の演目と主な配役を紹介します。

海老蔵、海老蔵、と言っていますが、

他にも魅力的な役者さんの舞台がありますよ!

2019年7月4日(木)~7月28日(日)千秋楽

【昼の部】午前11時開演

一、新歌舞伎十八番の内 高時(たかとき)

北条高時 市川 右團次

二、西郷と豚姫(さいごうとぶたひめ)

お玉    中村 獅童

西郷吉之助 中村 錦之助

三、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)

太郎冠者 市川 海老蔵

姫御寮  中村 児太郎

大名某  市川 左團次

四、歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)

堀越勸玄早口言立て相勤め申し候

外郎売実は曽我五郎 市川 海老蔵

貴甘坊   堀越 勸玄

小林朝比奈 中村 獅童

化粧坂少将 中村雀右衛門

工藤祐経  中村 梅玉

【夜の部】午後16時30分開演

通し狂言星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん)

成田千本桜

市川海老蔵十三役早替り宙乗り相勤め申し候

左大臣藤原朝方   市川海老蔵(以下13役全て)

卿の君

川越太郎

武蔵坊弁慶

渡海屋銀平実は新中納言知盛

入江丹蔵

主馬小金吾

いがみの権太

鮨屋弥左衛門

弥助実は三位中将維盛

佐藤忠信

佐藤忠信実は源九郎狐

横川覚範実は能登守教経

梶原平蔵景時       市川 左團次

源義経          中村 梅玉

 

こうやって見ると、13役を1人で演じ着るって

すごいことだと改めて思います。

昼の部、夜の部、

市川海老蔵祭りみたいなものですね。

もちろん、他にも観たい役者さんや演目があります。

チケット品薄も仕方ないのかな・・・。

ということで、7月を楽しみに待ちたいと思います。

読んでくださり、ありがとう存じまする。



*チケット取り扱いサイトチケットWeb松竹はこちらから

チケットWeb松竹

*市川海老蔵の4月公演についてはこちらに記事を書いています。よかったらお読みくださいね。

平成最後の海老蔵を観る「古典への誘い2019」観劇レポ(内容&感想)! 右團次とのW口上、日本初上演「嫐」も!
4月9日に初演を迎えた第8回「古典への誘い」、 平成最後の海老蔵と話題の舞台です。 今日、10日に冷たい雨の降る中、東京国際フォーラムへ観に行ってきたので、感想を書きました。 (adsbygoogle = window.adsbygoogl...

*市川海老蔵の勧進帳観劇レポートは、こちらにちょこっと書いてます。

5月大歌舞伎昼の部観劇レポート!お目当ては、海老蔵、菊之助、松緑の勧進帳でしたが、次代を背負う若手の活躍も嬉しかった!
今日は、5月大歌舞伎の昼の部を 観劇しました。 夜の部はすでに観劇済み。 昼の部は、やはり「勧進帳」がお目当てでした。 夜の部とは違った華やかで賑やかな演目を楽しみました。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle...

*成田屋って何?という方には、書評「団十郎とは何者か?」についての記事も参考になると思います。

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