今日は、三代目大谷廣太郎、二代目大谷廣松について紹介します。
この2名も兄弟、ともに若手としての活躍が期待されている歌舞伎役者です。
まずは各々のプロフィールから見ていきましょう。
歌舞伎役者大谷廣太郎・大谷廣松兄弟、そのプロフィールは?wikiは?
実はwikiを見てもお名前しか掲載されていません。
まだお若いので、個人プロフィールは作成されていないようです。
そこで、こちらでwikiっぽくまとめてみました。
大谷廣太郎・大谷廣松兄弟のwiki的プロフィール
三代目大谷廣太郎のプロフィール
大谷廣太郎 本名:青木 政憲(あおき まさのり)
生年月日 生年月日 1992年6月10日
家系 祖父:四代目中村雀右衛門、父:八代目大谷友右衛門、叔父:五代目中村雀右衛門、弟:二代目大谷廣松
屋号:明石家
定紋:丸十
初お目見え 1996年 青木政憲の名で「土蜘蛛」石神役(歌舞伎座)
襲名 2003年 三代目大谷廣太郎襲名 「助六由縁江戸桜」禿役(歌舞伎座)
身 長 171cm
趣 味 スポーツ・プロ野球観戦
平成30年の印象深い役 「勧進帳」駿河次郎、「菅原伝授手習鑑」杉王丸
二代目大谷廣松のプロフィール
大谷廣松 本名:青木 孝憲(あおき たかのり)
生年月日 1993年7月21日
家系 祖父:四代目中村雀右衛門、父:八代目大谷友右衛門、叔父:五代目中村雀右衛門、兄:三代目大谷廣太郎
屋号:明石家
定紋:丸十
初お目見え 1997年 青木孝憲の名で「江戸育お祭佐七」の踊りの伴内役(歌舞伎座)
襲名 2003年二代目大谷廣松襲名「助六由縁江戸桜」の揚巻付禿しげり役(歌舞伎座)
身長:170cm
趣味:車、サバイバルゲーム、舞台鑑賞
平成30年の印象深い役 「鳴神不動北山桜」小野春風
兄弟だけあって、何か似たものを感じますね~~
立役として、今は脇を固めることが多いですが、
芝居を盛り立てるお役としては、とても大切な役です。
期待したいところです。
*父の大谷友右衛門については、こちらにも書いていますので、よかったらお読みくださいね。
三代目大谷廣太郎、1月に結婚、歌舞伎へも益々力が入る!?
大谷廣太郎、現在27歳。
今年1月27日に、兼ねてからおつきあいがあった、
幼馴染の一般女性と結婚されたそうです。
お名前は、青木果歩さんとおっしゃり2歳年下だそうです。
東京会館での披露宴には、歌舞伎界の皆様が参列し、
とても温かな雰囲気の良いお式だったということです。
大谷廣太郎の情報は多くないのですが、
役者としての祖父と父を語るインタビューも発見しました。
祖父の四代目中村雀右衛門は、自宅では普通のおじいちゃんだけど、
歌舞伎に関してはとても厳しかったそうです。
舞台でモジモジしていたら、「弟に替われ」と怒られた経験もあったとか。
それでも最後の舞台では、多くの方が楽屋に挨拶に訪れ、
その偉大さや人柄を子どもながらに感じ取ったということを
話していました。
父に関しては、舞台では師匠と弟子の関係。
とはいえ、厳しく指導されるというよりも
「自分でちゃんと考えなさい」と過程に気づかせることが多いそうです。
歌舞伎位役者になると決意したのは、高校生の頃で、
それまでは漠然としかイメージがなかったそうです。
現在活躍している、同世代の若手役者については、
ライバル心もあるが、仲間意識もあると正直な感想を述べています。
他の家の芸も見て覚えるようにしているという言葉もあり、
まだまだ成長過程にいることもうかがえます。
結婚を機に、どんな花を咲かせてくれるのか
楽しみでもあります。
二代目大谷廣松、海老蔵との共演から学ぶこと、話題のCMでも共演!?
廣松の憧れの役者は、やはり祖父の四代目中村雀右衛門だそうです。
戦争に行く前は立役、帰ってからは雀右衛門と名前を変えて女形一筋、
そのことに「大変苦労したと思う」と当時の胸中を察する優しさを感じました。
「人間としてのあるべき姿なのかな」と、周囲から親しまれていた祖父の背中を
しっかりと見ていたようです。
現在は、市川海老蔵の一座の舞台に立つことが多いようです。
平成30年も半年以上同じ舞台に立ったとかぶき手帖に書いてありました。
「お兄さんは客観的に見てくださるんです。僕とはタイプの違う役をやられる方なので『俺だったらこうする』ではなく、『ここはこの方がいいんじゃないか』」
とアドバイスを受けたり、学んだりすることが多いようです。
その海老蔵とは、なんとCMでも共演したそうです。
なんでも花粉を水分に変えるマスクなんだとか。
CMでは歌舞伎の所作を入れたシーンも見られるようですよ。
大谷廣松の役は、スギ花粉・・・
杉の花粉を振りまき、最後は青い竜になった海老蔵に
退治されてしまうのだとか・・・。
え?と思いますが、なんか楽しそうなのでぜひ見てみたいと思っています。
まだ若い役者さんですから、
これからは色々なチャレンジがありそうです。
大谷廣松、「古典への誘い」で市川海老蔵・市川右團次と共演も!
4月9日に東京国際フォーラムで初日を迎えた
「古典への誘い」に
大谷廣松が2つの演目に出演しています。
この舞台は、十一代目市川海老蔵が、
日本の伝統芸能を広く親しんでもらえるようにと企画した舞台、
今年で第八回目を迎えました。
平成最後となる、この舞台では、
市川右團次も共演し、
「嫐」という演目では、海老蔵・右團次・廣松の共演を
観ることができます。
赤いお姫様装束を身につけた廣松の
可憐でちょっと勝気なお妾みな月役にも注目です。
こちらに観劇レポートを書きましたので、
よかったら読んでみてくださいね。
そうそう、廣松の彼女は?結婚は?
と気になるファンのみなさまも多いことと思います。
兄とは違って、まだ結婚の噂はないようです。
若い女性ファンは一安心というところですね。
歌舞伎もですが、それ以外でも活躍を見てみたい役者さんです。
今日は、大谷廣太郎・大谷廣松兄弟の紹介でした。
読んでくださり、ありがとう存じまする。
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