国立劇場で、12月4日から12月26日まで上演されている、
「蝙蝠の安さん」。
なんと、ダイジェスト動画が解禁となりました。
「蝙蝠の安さん」のダイジェスト動画が、こちらから観られます!
喜劇王チャップリンの名作映画「街の灯」をモチーフに、
歌舞伎化した作品です。
11日には、チャップリンのお孫さんも
観劇にいらっしゃるとのこと。
私も観ましたが、
歌舞伎の世話物といってもおかしくない、
歌舞伎らしい歌舞伎の中に、
チャップリンが描いた世界観が感じられる
素晴らしい作品でした。
心温まるビタースイートな一品です。
そのダイジェスト動画が解禁になったとのこと。
音楽も一緒に楽しめますよ。
では、こちらからどうぞ。
「蝙蝠の安さん」に興味を持っていただけたかな?
いかに配役とあらすじを紹介しますね~。
「蝙蝠の安さん」 の主な配役
チャールズ・チャップリン生誕130年チャールズ・チャップリン=原作『街の灯』より木村錦花=脚色 国立劇場文芸研究会=補綴大野裕之=脚本考証 大和田文雄=演出 国立劇場美術係=美術
蝙蝠の安さん 松本 幸四郎
花売り娘お花 坂東 新悟
上総屋新兵衛 市川 猿弥
井筒屋又三郎 大谷 廣太郎
海松杭の松さん 澤村 宗之助
お花の母おさき 上村 吉弥
大家勘兵衛 大谷 友右衛門
チャップリンの代表作『街の灯』(”City Lights”)を元に、
劇作家の木村錦花が
『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』の
蝙蝠の安五郎を主人公のキャラクターに当てはめ、
翻案した作品です。
「蝙蝠の安さん」のちょっと詳しいあらすじ
その日暮らしの生活を送る蝙蝠の安さんは、
ある日、盲目の花売り娘・お花に一目惚れします。
お花は、助けてくれる安さんを
裕福な人と勘違いし感謝をするのです。
一方、橋の下で寝ていた安さんは、
堀に飛び込もうとする新兵衛を助けます。
新兵衛は、大店の主人、
命を救ってくれたお礼にと、
屋敷に招いて酒をふるまってくれました。
しかし、新兵衛は、酒癖が悪く、
翌朝になると酔ったときのことは全く覚えておらず、
安さんを追い出すのです。
ある日、お花の目が治療を受けると治ると聞いた安さん。
あの手この手で治療費5両を稼ごうとしますが失敗ばかり。
新兵衛にお金を融通してもらいますが、
例のごとく、翌朝になるとお金を貸したことも忘れています。
泥棒騒ぎも相まり、
お金を取ったと疑われた安さんは、
追っ手を振り払い逃げました。
5両をお花に手渡した後、
素直にお縄にかかる安さん、
その理由を明かすことはしませんでした。
時が過ぎて、
目が治ったお花は、母親と店を出し、
元気に働いていました。
そこに、みすぼらしい男が訪れます。
安さんでした。
お花はその姿から安さんだと気づきません。
日光に行くという男を哀れに思い、
餞別を申し出ると
菊の花を所望され、手渡します。
一瞬落とした花を拾ったとき、
触れた手の感触から、
お花は、安さんに気づきます。
しかし、何もできず、去って行く安さんを、
母親と見送るのでした。
国立劇場12月公演「盛綱陣屋」「蝙蝠の安さん」の上演スケジュール
二本立てのAプログラム、
途中休憩は1回です。
11時00分開場
盛綱陣屋 11時30分~13時20分(1時間50分)
休憩時間 13時20分~13時55分(35分間)
蝙蝠の安さん 13時55分~15時30分(1時間35分)
Bプログラムのタイムスケジュールは、
19時00分開演
蝙蝠の安さん 19時00分~20時35分(1時間35分)
*国立劇場12月歌舞伎公演については、こちらに感想など交えて書いていますので、よかったらお読みくださいね。
読んでくださり、ありがとう存じまする。
コメント