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歌舞伎座6月歌舞伎公演の演目、キャスト、あらすじ、感想、上演スケジュール

公演情報
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歌舞伎座の6月公演から、幕見席が復活します。

一幕だけでも楽しめる演目が並んだ6月大歌舞伎、

その演目や配役、上演スケジュールに感想まで、まとめてお知らせいたします!




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歌舞伎座6月大歌舞伎の演目、配役

歌舞伎座6月大歌舞伎も昼の部と夜の部があります。

初めに、昼の部について紹介しますね。

歌舞伎座6月公演:昼の部

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)

近松門左衛門 作・石川耕士 監修

市川猿翁 補綴・演出・三代猿之助四十八撰の内

【配役】

「戯場花名画彩色」(かぶきのはなめいがのいろどり)

〈土佐将監閑居〉

浮世又平後に土佐又平光起 市川 中車

又平女房おとく    中村 壱太郎

狩野雅楽之助     中村 歌昇

土佐修理之助     市川 團子

女中お百       市川 寿猿

土佐将監光信     中村 歌六

〈浮世又平住家〉

土佐又平光起    市川 中車

又平女房おとく   中村 壱太郎

大津絵の鯰     坂東 新悟

銀杏の前      中村 米吉

饗庭太郎      市川 男寅

小幡次郎      中村 福之助

醍醐三郎      中村 玉太郎

蒲生四郎      中村 歌之助

大津絵の奴     市川 青虎

大津絵の藤娘    市川 笑也

大津絵の座頭    市川 猿弥

不破伴左衛門    市川 男女蔵

市川中車さんが、いよいよ復活!

反対に、市川猿之助さんが休演となってしまい、

それが悲しくて仕方ありません。

二、児雷也(じらいや)

河竹黙阿弥 作

【配役】

児雷也実は尾形弘行  中村 芝翫

山賊夜叉五郎     尾上 松緑

高砂勇美之助     中村 橋之助

仙素道人       中村 松江

妖婦越路実は綱手   片岡 孝太郎

中村芝翫さんと尾上松緑さん、

お二人のコンビで

どんなお芝居を見せていただけるのか

楽しみです。

 

三、扇獅子(おうぎじし)

【配役】

芸者   中村 福助

同    中村 壱太郎

同    坂東 新悟

同    中村 種之助

同    中村 米吉

同    中村 児太郎

中村福助さん、リハビリの成果で

ますます活躍の場が広がっていますね。

綺麗な女方の共演、目にも鮮やかって感じですね。



歌舞伎座6月公演:夜の部

四、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

竹田出雲 作・三好松洛 作・並木千柳 作

【配役】

〈木の実/小金吾討死/すし屋〉

いがみの権太     片岡 仁左衛門

弥助実は三位中将維盛 中村 錦之助

若葉の内侍      片岡 孝太郎

お里         中村 壱太郎

主馬小金吾      片岡 千之助

六代君        中村 種太郎

権太伜善太郎     秀乃助

弥左衛門女房お米   中村 梅花

猪熊大之進      片岡 松之助

権太女房小せん    上村 吉哉

梶原平三景時     坂東 彌十郎

鮓屋弥左衛門     中村 歌六

大好きな仁左衛門さんの権太、

いい男すぎてメロメロになりそうです。

千之助さんの小金吾にも注目したいですね。

壱太郎さんは昼夜に大活躍!素晴らしいです。

【配役】

〈川連法眼館〉

佐藤忠信/忠信実は源九郎狐 尾上 松緑

源義経      中村 時蔵

駿河次郎     坂東 亀蔵

亀井六郎     尾上 左近

飛鳥       市川 門之助

川連法眼     中村 東蔵

静御前      中村 魁春

ちょっとお年を召したバージョン?

松緑さんの源九郎狐のイメージがつかないのです。

どんな感じになるのか?

これはちゃんと見てきます。



歌舞伎座6月歌舞伎公演の簡単なあらすじ

歌舞伎座6月大歌舞伎の演目について、簡単なあらすじを紹介しますね。

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)の簡単なあらすじ

これは、近松門左衛門 作の義太夫狂言が原作です。

タイトルの「反魂香」は、中唐の故事から発想を得たもののようです。

前漢の武帝が亡くした李夫人のことが忘れられず、

道士に霊薬を作らせます。

その霊薬を焚くと、彼女の魂が戻って(反て)きたかのように

煙の中に姿が見られたという、故事です。

この「傾城反魂香」というタイトルは、

傾城になった土佐将監の娘が、

恋しい相手の前に魂となって現れるエピソードから

故事と紐づけてつけられたようです。

実際の物語のあらすじは次のとおりです。

絵師・土佐将監(土佐光信がモデル)の娘は

越前で傾城(遊女)となり遠山と名乗っていた。

遠山は狩野元信に土佐家の秘伝を伝え、

結婚の約束を交わす。

しかし、元信は六角左京太夫の娘・銀杏の前に気にいられ、

結婚の誓いを立ててしまう。

元信は不破伴左衛門らによって捕えられるが、

血で描いた虎が絵から抜け出して元信を救う。

一方、遠山は遊女から遣手に身を落とし、

みやと名を変えながら、ひたすら元信を思い続けていた。

みやは元信と銀杏の前の祝言の場に現われ、

7日間だけ元信と夫婦にしてほしいと銀杏の前に頼みこむ。

銀杏の前はやむなく承諾する。

こうして一時の夫婦暮らしが始まるが、

みやは既に死んでおり、

霊魂が姿を現したものであることが判明する。

実際に歌舞伎で上演されるのは、

このあらすじではなくて、

狩野元信の窮地を知らせにくる、

「土佐将監閑居の場」と

その後の

「浮世又平住処」です。

師匠、土佐将監の家を、絵師の又平が女房おとくと訪れ、

土佐の苗字を授かるまでの奇跡的なエピソードと、

その後の又平の住処でのお得との生活や、

銀杏の前が姿を表すエピソードを取り上げて上演するようです。

「土佐将監閑居の場」については、こちらに詳しくまとめています。

参考にお読みくださいね。

傾城反魂香【歌舞伎】あらすじ・登場人物・見どころを紹介!
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二、児雷也(じらいや)の簡単なあらすじ

河竹黙阿弥 作

父の仇を討つため、

山中で仙素道人から蝦蟇(がま)の妖術を譲り受けた

盗賊・児雷也のもとに山賊夜叉五郎らが現れ、

暗闇のなか、秘術を記した一巻を巡って探り合いとなります。

ここへ、どこからともなく蝦蟇が出現。

妖術使いの綱手も現れ、探り合いがさらに複雑になります。

歌舞伎様式の暗闇の中で、

相手がわからないまま探り合う「だんまり」の一場面が

楽しめるお芝居です。

三、扇獅子(おうぎじし)の簡単なあらすじ

扇獅子は、清元の舞踊です。

日本橋を舞台に、芸者たちが

四季折々の風景や風物を踊りで表現します。

女形がずらりと揃う舞台は華やかですね。

 

四、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)の簡単なあらすじ

竹田出雲 作・三好松洛 作・並木千柳 作

義経千本桜は、歌舞伎の三大名作と言われる作品です。

大きく3つの山場があり、

それぞれ、

平知盛、いがみの権太、源九郎狐が主役となっています。

タイトルの義経は、源義経のことです。

兄の頼朝と不仲になり、都を追われた義経が

奈良へ逃亡する道中で起きるエピソードが描かれています。

その中で、平家の残党への救いも描かれており、

源平の争いに巻き込まれ、命を散らす人々を

千本桜に例えていると言われています。

詳しいあらすじは、こちらをご覧くださいね。

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歌舞伎座6月大歌舞伎の上演スケジュール

歌舞伎座6月大歌舞伎は、

6月3日(土)〜25日(日)に上演されます。

休演日は、12日(月)と19日(月)です。

月曜日にお休みが当たる人にはアンラッキーな日程ですね。

上演時間は以下の表の通りです。

昼の部 11時開演
傾城反魂香<土佐将監閑居> 11時~
傾城反魂香<浮世又平住家> 12時55分~
児雷也 13時40分
扇獅子 14時30分
夜の部 16時開演
義経千本桜<木の実・小金吾討死> 16時~
義経千本桜<すし屋> 17時15分~
義経千本桜<川連法眼館> 19時20分~

 



歌舞伎座6月公演の一幕見席の値段は?

歌舞伎座では、6月より、一幕見席が復活となりました。

前日までに予約するか、当日並んで買うかということです。

その金額は、以下のとおりです。

傾城反魂香<土佐将監閑居> 1500円

傾城反魂香<浮世又平住家> 900円

児雷也           900円

扇獅子           700円

義経千本桜<木の実・小金吾討死> 1000円

義経千本桜<すし屋>   1500円

義経千本桜<川連法眼館> 1500円

です。

各部の金額を合計すると、

3階B席の金額になります。。。が、

一幕見席をネットで購入するとシステム利用料がかかるので

かえって割高になります。

全部見たいのなら、

正式にチケットを購入した方がいいと思います。



歌舞伎座6月大歌舞伎昼の部のネタバレ感想

それでは、6月歌舞伎公演の感想をお伝えします。

これは、私の勝手な思いから書いているので、

他の人とは印象が異なりますが、

ご容赦くださいね。

6月歌舞伎公演の昼の部の見どころは、

やっぱり、中車さんと猿之助さんの

又平とおとく夫婦のやりとりです。

全く正反対の性格の2人が、

二人で完璧って感じの関係性が私は好きなのですよ。

残念なことに、猿之助さんが休演。

この事態のきっかけとなり、騒ぎをますます大きくした

薄っぺらくて品のないメディアを私は許しません!!

それでも、歌舞伎は別です。

中村壱太郎さんのおとくも楽しみです。

観劇したら、続きを書きますね。



歌舞伎座6月公演夜の部の感想

歌舞伎座6月公演、夜の部の見どころは、

千本桜というとても魅力的なストーリーの中から

いがみの権太と源九郎狐忠信という主人公の

2つのエピソードが見られることです。

特に、片岡仁左衛門様ファンの私は、

木の実からすし屋までを超楽しみにしています。

権太は、他の役者さんでも見ていますが、

仁左衛門さんの権太はどんな人物として描くのか

興味津々で観に行きます。

観劇したら、追記していきますね。

ここまで読んでくださり、

ありがとう存じまする。



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