古典芸能への招待9月29日放映は「め組の喧嘩」、菊五郎、菊之助、左團次ら。尾上丑之助襲名「絵本牛若丸」も一部放映!?

NHKEテレ局で、毎月最終週の日曜の夜9時から

選りすぐりの古典芸能部隊を放映している番組

「古典芸能への招待」。

9月29日(日)は、歌舞伎「め組の喧嘩」が放映されます。



9月29日放映「古典芸能への招待」の見どころは?

「古典芸能への招待」は、毎月、古典芸能の部隊の中から、

選りすぐりの演目を紹介する番組です。

最終週の日曜夜9時から、

上質な舞台を視聴することができます。

9月29日(日)に放映するのは、

5月歌舞伎座團菊祭の中の演目、

「め組の喧嘩」です。

これは、江戸時代に実際に起こった町火消と力士の喧嘩を題材に

明治23年に書かれた作品です。

江戸っ子の気質や風俗を色濃く反映した威勢のいい舞台で、

主人公・め組の辰五郎を勤める尾上菊五郎の苦み走った男ぶりや、

大勢でのダイナミックな立廻りが見どころです。

加えて、ダイジェスト版放映として、

「絵本牛若丸」も放映されるそうです。

こちらは、尾上丑之助襲名部隊であり、

祖父の尾上菊五郎と中村吉右衛門のデレデレぶりが、

なんとも微笑ましく、

若干5祭の丑之助が、キビキビとした立ち回りを見せ、

話題になった舞台でもあります。

スタジオ解説は、神山彰氏(明治大学教授)、

副音声解説は、高木秀樹氏が務めます。



「め組の喧嘩」について、あらすじ、主な配役など

「め組の喧嘩」あらすじ

品川の遊廓島崎楼で、些細なことから喧嘩を始める、

め組の鳶と力士四ツ車大八たちを

め組の頭、辰五郎がおさめます。

しかし数日後、鳶と力士の間で喧嘩が再熱。

辰五郎と四ツ車も一触即発のにらみ合いとなりますが、

江戸座の座元喜太郎が仲裁に入り、ことなきを得ます。

ところが、仕返しをしない辰五郎に

愛想をつかし出ていこうとする女房お仲へ胸のうちを明かすと、

女房と我が子に別れを告げ、辰五郎は出かけていきます。

そして、争いに決着をつけるため、芝神明に集まった鳶たちは、

辰五郎と水杯を交わし、相撲小屋へと乗り込みます。

そして、一世一代の大喧嘩が始まるのです。

「め組の喧嘩」主な配役

(配役)

め組辰五郎:尾上菊五郎

女房お仲:中村時蔵

柴井町藤松:尾上菊之助

おもちゃの文次:坂東彦三郎

焚出し喜三郎:中村歌六

九竜山浪右衛門:中村又五郎

四ツ車大八:市川左團次

*山門の仙太役:尾上左近

辰五郎倅又八役:坂東亀三郎

*尾上菊五郎については、こちらにも書いていますので、よかったらお読みくださいね。

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尾上菊五郎、中村吉右衛門の孫尾上丑之助襲名部隊、「絵本牛若丸」について

尾上丑之助襲名の記念すべき舞台

尾上菊之助の長男である、寺島和史くんが、

七代目尾上丑之助を襲名しました。

その記念すべき舞台が、この「絵本牛若丸」です。

襲名を祝い、尾上菊之助、尾上菊五郎、中村吉右衛門はじめ

中村時蔵、中村雀右衛門、尾上松緑、市川海老蔵などの

錚々たる役者が場を盛り上げています。

若干五歳の丑之助の、

堂々たる物言い、きびきびとした立ち回りに、

拍手喝采の舞台でした。

丑之助の祖父である、

菊五郎・吉右衛門のじじのデレデレぶりが話題にも

なりました。

ちなみに、9月秀山祭では、

「菅原伝授手習鑑 寺子屋」で、

菅秀才を務めた丑之助、

祖父吉右衛門の松王丸、

父尾上菊之助の千代と3代揃っての共演も

見応えがあるものでしたよ。

*尾上丑之助襲名舞台については、こちらにも書いていますのでよかったらお読みくださいね。

楽しみにしていた、5月大歌舞伎「團菊祭」の夜の部に行ってまいりました! その観劇レポートを今日はお伝えします。 ...

9月29日放映「古典芸能への招待」、

名舞台に出会えるのは幸せですね。



古典芸能への招待:「め組の喧嘩」9月29日放映

副音声付きで「め組の喧嘩」を堪能

テレビ放映では、「め組の喧嘩」について、

神山彰教授から、芝居についての解説を聞き、

序幕から放映されました。

その中で、この作品が生まれた背景、

明治の演劇改良運動や時代の変わり目の

人々の困惑などもあったそうです。

近代化に乗り切れない人たちの気持ちを汲み取って、

実際の事件を基に河竹黙阿弥が作った物語が

「め組の喧嘩」です。

人間国宝尾上菊五郎が、

6代目尾上菊五郎が演じた芸を継承し、

この時代に、江戸の粋な世界を見せてくれる芝居でした。

尾上丑之助襲名舞台「絵本牛若丸」

残りの10分余りで、

尾上丑之助襲名舞台「絵本牛若丸」も

放映されました。

5歳の丑之助の立ち回りやセリフの見事なこと。

こちらも副音声付きでしたが、

この舞台の見どころを、

祖父である尾上菊五郎と中村吉右衛門の視線を

あげていました。

本当に、こうやってみると、

にやけているのがバレちゃいますね。

こうやって記念の舞台を、映像で見ることができ、

ほんわかした気持ちになれましたよ。

読んでくださりありがとう存じまする。