歌舞伎役者中村莟玉(梅丸改め)さん、見た目のかわいさに惹かれましたが、その役者としての心意気も素晴らしい。
2月大歌舞伎、夜の部の2つ目の演目が、「當年祝春駒」でした。
前の、「熊谷陣屋」でぼろぼろ泣いた後、
その華やかな舞の舞台に目が癒されたのなんの・・・。
その中の一人、化粧坂少将に目が釘付け。
だれ、あのかわいい役者は?
急ぎ、めくった筋書きに書かれた名前が「中村梅丸」。
初対面、衝撃の初対面でした。
11月の歌舞伎座で、初代中村莟玉を襲名したことでも話題になっている、中村梅丸改め莟玉について紹介します。
まずは、プロフィールからどうぞ。
中村莟玉(なかむらかんぎょく)、身長・学校・家系は?本名は?彼女は?wiki的プロフィールを紹介します
実は、歌舞伎のお家ではなく、
一般家庭から部屋子となり、
そこから役者人生がスタートしたという中村梅丸です。
そのプロフィールはこちら、wikiっぽくまとめてみました。
初代中村かんぎょく(梅丸) wiki的プロフィール
中村莟玉(梅丸) 本名:森正 琢磨(もりまさ たくま)
生年月日 1996年9月12日生まれ 24歳
学歴 都立白鴎高校卒業
家系 中村梅玉の部屋子から芸養子となる
*7歳から見習いとして通い、10歳から部屋子として師事
屋号 高砂屋
定紋 祗園銀杏
初お目見え 2005年 「御ひいき勧進帳」冨樫の小姓役 本名で出演(国立劇場)
部屋子披露 2006年 「沓手鳥孤城落月」小姓神矢新吾役、
「関八州繋馬」里の子竹吉役で中村梅丸を名のる(歌舞伎座)
「義経千本桜」鳥居前の静御前役
新歌舞伎「NARUTO−ナルト−」春野サクラ役 などを演じる
2019年11月 「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき) 菊畑」の虎蔵(実は源牛若丸)役で初代中村莟玉(かんぎょく)を襲名
肝心の身長は、はっきりと公表されていません。
でも、小柄です。
この画像の一番左側にいるのが莟玉さんです。
隣の中村隼人さんが、175cmの身長ですから、
170cmよりも低そうですね。
こちらは尾上右近さんとご一緒の画像です。
右近さんとは同じくらいの身長に見えますね。
右近さんの身長は170cmということなので、
やはり、170cm弱くらいが相当かなと思います。
莟玉の愛称は、まるるでした。
襲名後はどうなるんでしょうね。とおもっていましたが、
今でも、まるると呼ぶ方は多いみたいです。
11月に襲名予定というニュース、こちらに書いていますので、よかったらお読みくださいね。
中村かんぎょく(梅丸)、彼女はいるの?
くりっとした瞳、にこやかな表情、
かわいいと言われる彼も、24歳の凛々しい男性です。
彼女の存在が気になるところです。
調べてみたところ、
まだ、それらしき情報はどこにも出ていませんでした。
一般家庭から、部屋子になり、
あっという間に活躍の場へと登ってきたところ、
まだお稽古や芝居の勉強に力を注ぐ時なのかもしれません。
中村莟玉(梅丸)の師匠は中村梅玉、実の両親の歌舞伎好きから部屋子、そして歌舞伎役者へ
実のご両親は、本の出版の仕事をしていたそうです。
母親が歌舞伎好きだったこともあり、
自宅ではテレビで歌舞伎を見ていたとか・・・。
実際に公演を見たのは、2歳の時、
それ以来歌舞伎にはまり、
演目のあらすじも覚えてしまうような子だったそうです。
2歳でハマる・・・ってすごいですよね。
私は、2歳の頃のことは全く覚えていません。
7歳の時に、日本舞踊のお稽古に通うようになり、
これも、大好きな歌舞伎が原因だったということですよ。
お師匠さんが中村梅玉との縁を取り持ったことから、
見習いとして梅玉のお手伝い、そして修行をするようになったとか・・・。
通い始めた頃は、
憧れの役者の世界を目の前にして、
夢のようだったと言っています。
辛いと感じたことはなく、
楽しんでお稽古を続けてきたそうです。
好きで好きで、それを言葉や行動で表しているうちに、
本当に憧れの場へと道がつながる、
そういう意味では莟玉(梅丸)はシンデレラボーイとも言えそうです。
そして、2005年、9歳で初舞台を踏みます。
当時は、本名をそのまま名のっていました。
そして、その翌年は中村梅丸の名をいただきます。
その頃のことを、次のように語っています。
「緊張よりもただただ楽しくて、嬉々としてやっていました。
怖いもの知らずでした。
初舞台の後、歌舞伎に必要な稽古事をさせていただくようになりました。
そして、まさかの・・・梅丸を名のって部屋子披露。
梅丸のお名前をいただき、ありがたいことにいろいろなお役を頂戴しました。」
師匠、一門の並々ならぬ期待がうかがえるデビューだったようです。
その後も、一つずつ役を増やし、
昨年は、新歌舞伎「NARUTO−ナルト−」春野サクラ役 が
記憶に新しいところです。
古典に新作に、積極的にチャレンジする、
期待の若女形といったところですね。
中村莟玉(梅丸) 中村梅玉師匠からの教えは「謙虚に」
中村梅丸の師匠は、中村梅玉です。
私の持っているイメージは、
いぶし銀、通好みの役者、というところ。
凛として、気品があり核の高さを滲ませる役が
うまいなあと感じます。
2月の歌舞伎座でも、
「名月八幡祭」で芸者美代吉を案じ助けようとするお殿様を演じ、
舞台を引き締めていました。
先に書いた、「當年祝春駒」では、
曽我の兄弟から仇と狙われる工藤祐経を堂々と舞い、
それこそ弟子の莟玉(梅丸)と華やかな舞台を盛り立てていました。
その師匠から、莟玉(梅丸)が言われていることは、
「舞台でも楽屋でも謙虚に」
ということだそうです。
普段が舞台に出るからということ、
基本的なことを大事にしている一門であることをうかがわせる言葉です。
莟玉(梅丸)も、この点をしっかり心に留め、守っているのでしょうね。
なんか、この師弟関係、ピッタリだなあって感じました。
観る側の気持ちを知るために、舞台稽古を3階席から観ることもあるのだとか。
いやあ、なかなかに真面目な好青年ということが伝わってきます。
これからは、立役も女形もどちらも勉強して行きたい、
付け焼き刃ではなく普段の稽古できちんと身につけていきたいと、
そんなことも語っている莟玉(梅丸)です。
私は、パッと見の綺麗さに惹かれましたが、
これからの成長に期待しながらお役を見ていきたいと思いましたよ。
中村莟玉、ついに、インスタグラムデビュー!
中村莟玉(梅丸)が、ついにインスタグラムに
デビューしました。
これから、可愛い素顔も見られるかもしれません。
ぜひチェックしてみてくださいね。
今日も読んでくださり、ありがとう存じまする。
*本記事は中村莟玉襲名を受け、一部修正しました(2019/11/06)
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