ニコニコ超会議で好評を博した超歌舞伎4作品を
4月14日~4月17日まで、
ニコニコ動画で無料配信が行われました!
おなじみの書き込みがすごいのなんのって・・・。
超歌舞伎が開いた可能性を実感しました。
超歌舞伎とはどういうもの??
「超歌舞伎」とは、2016年よりニコニコ超会議のなかでおこなわれた未来型歌舞伎。
伝統芸能・歌舞伎とボーカロイドの融合が反響を呼び、
ここから歌舞伎の世界に興味を持つ若者も多いです。
NTTによる最新技術を駆使した演出は特に見どころで、
分身の術といった摩訶不思議な世界観も実現しちゃう舞台。
伝統芸能×テクノロジーが生み出した超歌舞伎、
今年は新型コロナウイルスの影響により、
本公演は全て中止となってしまいました。
ニコニコネット超会議2020で、超歌舞伎動画4作品が無料配信、その日程、内容は?
たった4日間ではありますが、
過去の作品を見られるというのは貴重です。
その4作品と日程を紹介しますね。
4月14日(火)21時より2016年上演「今昔饗宴千本桜」
2016年作品「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」
ボカロ曲「千本桜」と、歌舞伎を代表する作品のひとつ「義経千本桜」が、
NTTの最新技術をもって融合した独自演目「今昔饗宴千本桜」となっているそうです。
【キャスト】
佐藤四郎兵衛忠信/白狐 中村獅童
初音未來/美玖姫 初音ミク
青龍の精 澤村國矢
靑音海斗 KAITO
公式サイトはこちらです。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4130c681eaabbebbecf31969cc71e7a9.jpg)
ニコ動で見ると、こんなになっちゃうんですね〜〜。
4月15日(水)21時より2017年上演「花街詞合鏡」
2017年作品「花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)」
ふたつの花魁道中が最初の見どころです。
八重垣紋三と初音太夫の見そめ、紋三と蔭山新右衛門が一触即発となるふたりの出会い、
加えて紋三と新右衛門の喧嘩をある人物が仲裁する場面も眼目となっています。
さらに紋三と初音太夫の連れ舞や、歌舞伎ならではの立廻りといった大きな見せ場も。
歌舞伎のアナログ的な演出と、最新鋭のデジタル技術による演出が融合した、
超歌舞伎ならではの演出が楽しめそうです
【キャスト】
八重垣紋三 中村獅童
未来/傾城初音太夫 初音ミク
葛城太夫 中村蝶紫
蔭山新右衛門 澤村國矢
仲居重音 重音テト
公式サイトはこちらです。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/51a6f157ae15044659b7be53f7099629.png)
4月16日(木)21時より2018年上演「積思花顔競」
2018年作品「積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)」
中村獅童が、超歌舞伎で初めての悪人役である惟喬親王(これたかしんのう)に挑むほか、
これに敵対する良岑安貞(よしみねやすさだ)の二役を演じます。
また初音ミクも獅童同様に、安貞の許嫁である小野初音(おののはつね)姫と、
白鷺(しらさぎ)の精霊の二役を演じ分けます。
【キャスト】
惟喬親王/良岑五位之助安貞 中村獅童
小野初音姫/白鷺の精霊 初音ミク
磐萩の局 中村蝶紫
秦大膳武虎 澤村國矢
八咫の鏡の精 鏡音リン
公式サイトはこちらです。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/172648147114f3f0300bab2abd811c66.png)
4月17日(金)21時より2019年上演「今昔饗宴千本桜」
2019年作品「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)」
脚本、演出を見直し、作品のみどころもさらに増えた本作品。
忠信と美玖姫がふたりで踊る、軍物語(いくさものがたり)は、重厚な竹本(たけもと)と軽快な長唄(ながうた)の掛け合い(かけあい)により展開していきます。
2016年の公演でも話題を集めた、青龍と美玖姫のあの名場面も必見。
NTT社のイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari !」を使った演出に代表される、ICTを用いた見せ場の数々も大きなみどころとなっているそうですよ。
【キャスト】
佐藤四郎兵衛忠信 中村獅童
初音未來/美玖姫 初音ミク
初音の前 中村蝶紫
青龍の精 澤村國矢
公式サイトはこちらです。
昨年、熱狂を生んだ南座公演はこちらからどうぞ
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_2226.jpg)
超歌舞伎でおなじみのあの役者さんたちのwiki的プロフィール
中村獅童のプロフィール
二代目中村獅童:本名 小川 幹弘(おがわ みきひろ)
生年月日 1972年9月14日
家系 父:初代中村獅童、母:小川陽子、従兄弟:五代目中村時蔵、二代目中村錦之助
甥:四代目中村梅枝、中村萬太郎、中村隼人
血液型 O型
身長 177cm ・体重 63kg・足のサイズ 26.5cm
学歴 日本大学藝術学部演劇学科中退
屋号 萬屋
定紋 桐蝶
襲名 1981年「妹背山婦女庭訓」「御殿」の豆腐買の娘おひろ役で二代目中村獅童を名乗り初舞台
2002年の映画「ピンポン」では、準主役のドラゴンを演じ、
その怪演が高く評価されます。
この年の日本アカデミー賞、ゴールデンアロー症など、
主要な映画賞の新人賞5冠を受賞しています。
歌舞伎でも、主演を務めるようになっているのですが、
そこに至るまでは大変な道のりもあったんですよ。
詳しくは、こちら書いてあります。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/2019/05/スクリーンショット-2021-11-22-10.40.23.png)
初音ミクのプロフィール
クリプトン・フューチャー・メディア(以下クリプトン)が
2007年から展開している、ヤマハが開発した
音声合成システムVOCALOIDにより
女声の歌声を合成することのできるソフトウェア音源。
対応エンジンのバージョン、声質の違いにより複数の製品が発売されている。
最初の製品は、2007年8月31日に、
声に歌い手としての身体を与えることでより声にリアリティを増す
という観点からソフトウェア自体をバーチャルアイドル(バーチャルシンガー)と見立てて
キャラクター付けした製品シリーズ「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」の
第1弾として発売された。
初音ミクは「未来的なアイドル」をコンセプトとしてキャラクター付けされている。
~Wikipediaより抜粋~
中村蝶紫のプロフィール
中村獅童の門下で活躍する女方。
平成4(1992)年8月に萬屋錦之介日本全国縦断公演で初舞台、
その後獅童の一門となります。
平成19(2007)年12月歌舞伎座『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
日本人遊女松島で名題昇進。
澤村國矢のプロフィール
澤村國矢 本名:吉川 文康(よしかわ ふみやす)
生年月日 1978年6月9日
屋号 紀伊国屋
芸歴
9歳の時から劇団東俳で子役として活躍
1988年 「義経千本桜」小狐役で吉川文康の名で初舞台(歌舞伎座)
1995年 歌舞伎役者澤村藤十郎に入門
「吉田屋」若い者役で澤村國矢を名乗る(金丸座)
2010年 名題昇進
尾上松也の自主公演に参加したり、
中村獅童と超歌舞伎の舞台に出演したりしながら、
芸を磨いて来た役者です。
子役から稽古をしているので、
幅広い役を務められると定評があります。
詳しくはこちらに書いてあります。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/2019/08/スクリーンショット-2019-08-07-19.35.48.png)
この動画を見ながら歌舞伎ロスを慰めたいと思います!
読んでくださり、ありがとう存じまする。
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