毎年4月恒例の「ニコニコネット超会議」も、
公演予定だった超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)」も
新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。
しかし、そこはネット配信の雄、
ピンチはチャンスとネット配信での開催になったそうです。
超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」も動画配信があるらしい!!
残念ながら、4月8日に中止が決定しました。
以下は、上演予定の記事として残しておきます。
「ニコニコネット超会議 2020」もコロナの影響で中止、ネット配信へ切り替えへ
4月18日(土)19日(日)に千葉・幕張メッセで開催予定だった
「ニコニコ超会議2020」と「闘会議2020」の開催中止が発表されました。
中止は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえてということ。
確かに、御園座のNARUTOも、こんぴら歌舞伎も、
巡業公園西コースも全て中止・・・。
まだ予断を許さないウイルスの状況ではそれも仕方なかったでしょう。
その代わり、インターネット上で8日間に及ぶ
「ニコニコネット超会議2020」の開催が決定しました。
このイベントは中止となったライブイベント等を集合させた、
日本最大のインターネットの祭典を目指すとしています。
ピンチをチャンス!とばかりに、
当初予定されていた4月18日(土)、19日(日)の日程に新たに6日間を加え、
4月12日(日)から19 日(日)の計8日間開催となるそうです。
歌舞伎は、中止となると何にも見られない状況だけど、
このイベントは思い切った手を打ってくれて、
うらやましい気持ちがします。
→18日(土)19日(日)は中止となりました。
超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」(おとぎぞうしこいのすがたえ)も生放送は緊急事態宣言を受け中止
その8日間のイベントの最中に、
実際に公演を予定していた
超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)」の
生放送があると発表されました。
わ~い、ワクワク!しかし、中止
がっくり
超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」(おとぎぞうしこいのすがたえ)とは?
「御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)」は、
土蜘伝説を題材にした新作だそうです。
源朝臣頼光と袴垂保輔の2役を中村獅童、
傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫を初音ミクが勤めるほか、
山姥茨木婆を中村蝶紫、平井保昌を澤村國矢が演じるそうです。
超歌舞伎では、おなじみの顔ぶれですね!
なお初音ミクが超歌舞伎で悪役を演じるのは、
今回が初めてなんですって。
悪女のミクちゃん、見てみたいなあ~。
今回も技術を駆使しての表現になりそうです。
AI技術を活用し、主演の中村獅が視聴者のコメントを
身にまとう演出も採り入れられるとか。
NTTの映像通信技術「Kirari!」を使った演出として、
ディープラーニングを用いた「スタイル変換技術」を活用すると、
ある画像の特徴をAIで捉え、他の画像の特徴と入れ替えられるんですって。
さっぱりわからないわね。
例えばちぎり絵の画像と炎の画像を組み合わせると、
ちぎり絵の形のまま炎を想起させるようなデザインの画像を合成できるってことみたい。
この技術を応用し、ニコニコ生放送のユーザーコメントを
中村獅童演じる源頼光にまとわせる──といった演出が可能になるらしいです。
超歌舞伎では定番の演出になった「分身の術」も、クライマックスシーンで活用。
さらに、演者の動きをリアルタイムで映像化し、
本人と並ぶようにスクリーンに投影したりもできるんだそうです。
文章だけだとイメージが掴めないから、
やっぱり観なきゃ!!
超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」(おとぎぞうしこいのすがたえ)の見方は?→中止です
放映は2日間、別バージョンになるようです。
DAY1:18日(土)は、14時より通常通り上演
DAY2:19日(日)は、18時よりネットスペシャル・エディションとして上演
予定でしたが中止となりました。
しかし過去の作品が
こちらのリンクから観られますよ。
4月14日(火)21時より2016年上演「今昔饗宴千本桜」
4月15日(水)21時より2017年上演「花街詞合鏡」
4月16日(木)21時より2018年上演「積思花顔競」
4月17日(金)21時より2019年上演「今昔饗宴千本桜」
これは楽しみ〜〜
超歌舞伎「御伽草紙戀姿絵」(おとぎぞうしこいのすがたえ)出演者
中村獅童のプロフィール
二代目中村獅童:本名 小川 幹弘(おがわ みきひろ)
生年月日 1972年9月14日
家系 父:初代中村獅童、母:小川陽子、従兄弟:五代目中村時蔵、二代目中村錦之助
甥:四代目中村梅枝、中村萬太郎、中村隼人
血液型 O型
身長 177cm ・体重 63kg・足のサイズ 26.5cm
学歴 日本大学藝術学部演劇学科中退
屋号 萬屋
定紋 桐蝶
襲名 1981年「妹背山婦女庭訓」「御殿」の豆腐買の娘おひろ役で二代目中村獅童を名乗り初舞台
2002年の映画「ピンポン」では、準主役のドラゴンを演じ、
その怪演が高く評価されます。
この年の日本アカデミー賞、ゴールデンアロー症など、
主要な映画賞の新人賞5冠を受賞しています。
歌舞伎でも、主演を務めるようになっているのですが、
そこに至るまでは大変な道のりもあったんですよ。
詳しくは、こちら書いてあります。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/2019/05/スクリーンショット-2021-11-22-10.40.23.png)
初音ミクのプロフィール
クリプトン・フューチャー・メディア(以下クリプトン)が
2007年から展開している、ヤマハが開発した
音声合成システムVOCALOIDにより
女声の歌声を合成することのできるソフトウェア音源。
対応エンジンのバージョン、声質の違いにより複数の製品が発売されている。
最初の製品は、2007年8月31日に、
声に歌い手としての身体を与えることでより声にリアリティを増す
という観点からソフトウェア自体をバーチャルアイドル(バーチャルシンガー)と見立てて
キャラクター付けした製品シリーズ「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」の
第1弾として発売された。
初音ミクは「未来的なアイドル」をコンセプトとしてキャラクター付けされている。
~Wikipediaより抜粋~
中村蝶紫のプロフィール
中村獅童の門下で活躍する女方。
平成4(1992)年8月に萬屋錦之介日本全国縦断公演で初舞台、
その後獅童の一門となります。
平成19(2007)年12月歌舞伎座『ふるあめりかに袖はぬらさじ』
日本人遊女松島で名題昇進。
澤村國矢のプロフィール
澤村國矢 本名:吉川 文康(よしかわ ふみやす)
生年月日 1978年6月9日
屋号 紀伊国屋
芸歴
9歳の時から劇団東俳で子役として活躍
1988年 「義経千本桜」小狐役で吉川文康の名で初舞台(歌舞伎座)
1995年 歌舞伎役者澤村藤十郎に入門
「吉田屋」若い者役で澤村國矢を名乗る(金丸座)
2010年 名題昇進
尾上松也の自主公演に参加したり、
中村獅童と超歌舞伎の舞台に出演したりしながら、
芸を磨いて来た役者です。
子役から稽古をしているので、
幅広い役を務められると定評があります。
詳しくはこちらに書いてあります。
![](https://kabukist.com/wp-content/uploads/2019/08/スクリーンショット-2019-08-07-19.35.48.png)
4月も外出自粛となりそうですが、
この動画を見ながら歌舞伎ロスを慰めたいと思います!
読んでくださり、ありがとう存じまする。
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