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にっぽんの芸能に狂言が大集合!桂吉坊が狂言の魅力を語る。太郎冠者って誰のこと?

メディア出演
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4月17日放映の「にっぽんの芸能」は立ち合い狂言会。

太郎冠者が大集合ですって!

 



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にっぽんの芸能、4月17日放送回は人気狂言師が大集合。

4月から新司会者に高橋英樹を迎え、

リニューアルした「にっぽんの伝統」。

日本が誇る伝統芸能の素晴らしさを伝える教養番組です。

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4月17日放送回も、なかなか見所多いです。

・「太郎冠者が大集合!? 彩り豊かな狂言の世界」

太郎冠者が大活躍する狂言の人気作品が次々登場。

時代を超えて人々を笑顔にしてきた狂言の世界を、

落語家の桂吉坊さんが軽快な語り口でときほぐすそうです。

狂言も今はYouTubeに進出です。

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・落語家の桂吉坊さん登場

落語家の桂吉坊さんがゲストです。

大の狂言ファンという吉坊さん。太郎冠者が活躍する名作の数々を楽しむということ。

ファンの目から、それぞれの見所が語られるのでしょうか。

 

今回はなんでしょう?



落語家の桂吉坊さんについて

桂吉坊(かつら きちぼう)のプロフィール

桂吉坊:本名 津田恵(つだ めぐみ)

生年月日 1981年8月27日(38歳)

出生地 兵庫県西宮市

最終学歴 大阪府立東住吉高等学校芸能文化科卒業

師匠 桂吉朝

活動期間 1999年 –

2006年1月からは東西、一門、所属事務所の枠を超えた若手で旗揚げした『平成噺し座』に所属。2008年4月に“卒業”。

上方落語界には真打制度がないものの、このグループは二つ目しか入れないことから、東京では真打として扱われることを意味しているそうです。

(東京と上方とでは、制度が違うんですね~。)

2007年 舞台「地獄八景‥浮世百景」に俳優として出演

2008年 朝日新聞社発行の月刊雑誌「論座」にて「吉坊が聞く 芸の世界」を同年1月号から雑誌が休刊する10月号まで連載された。



にっぽんの芸能、4月17日放送回を見よう!

狂言の世界も歌舞伎とは関係があります。

太郎冠者は、歌舞伎でもおなじみですからね。

 

狂言とは?

室町時代に成立した芸能。

今でも、それと同じようなスタイルで

演じられているという、世界でも珍しい芸能のようです。

登場人物は、2〜3人、

生活の中で起きる小さな事件を、

皮肉やユーモアを交えて描いているとのこと。

現在の狂言師は130人くらい。

大蔵流と和泉流に大きく分かれ、

その中でもそれぞれの芸風を受け継いでいるそうです。



知っておくと役立つ狂言の楽しみ方

1:ナレーションもやる

演者が、自己紹介やこれから何をするかも説明します。

大体の説明をしてしまうので、

何もない空間でもイメージを膨らませてみることができるんですね。

「この辺りに住まう〜〜」

2:舞台転換もやる

大きくぐるりと歩くのは、場面転換のサインです。

現在のコントでもおなじみです。

独り言いいながら歩くので、

風景描写もできちゃうんですね。

「いや、何かという内に早これじゃ・・」

3:音響効果もやる

歌ったり、音を出したり、音響かも自ら。

道具に頼らず、体一つで全てを表現します。

小さい舞台ですが、

結構音が反響するんですよね〜。

 

立ち合い狂言会とは、8つの家が集まりその芸を磨く趣旨

舞台は立ち合い狂言会を見せてくれました。

「千鳥」

主人から、酒を買ってこいと言われた太郎冠者、

お金を払わずに酒をもらう術を考えます。

代わりのものをくれれば酒をやると言われ、

歌や舞で楽しませ、酒をもらう画策をします。

「舟ふな」和泉流

主人の供をして西の宮参りに出かけた太郎冠者

川を渡ろうとする主人が、

太郎冠者の「ふなや〜い」という呼び方に、

「ふね」と呼ぶようにたしなめる。

そこから始まる、「ふね」「ふな」の言い合い。

途中古歌を用いる場面もあり、

少々高尚な言葉遊びが楽しめます。

最後は、主人が叱っておわり。



「清水」

主人は、お茶の会で使う水を野中の清水へ汲みに行くよう、

太郎冠者に命じます。

使いにいきたくない太郎冠者は、「清水に鬼が出た」と嘘をついて逃げて帰ってきます。

主人は太郎冠者が置いてきた秘蔵の手桶を惜しがり、

自ら清水に行って探してくると言い出します。

困った太郎冠者は先回りをして、鬼の面をかぶって主人を脅します。

あわてて逃げて帰った主人ですが、あまりに不思議なことが多いため、今一度探しに行くと言い出します。

しかたなく太郎冠者は、もう一度先回りをして脅すのですが、

主人にバレてしまいます。

「不見不聞(みずきかず)」

出かける主人は、耳の不自由な太郎冠者と目が不自由な菊市

に留守を頼みます。

菊市は盗人が来たと嘘をついて、太郎冠者をからかいます。

舞を舞うふりをして仕返しをする太郎冠者、

だんだんとその仕草がエスカレートしていきます。

「口真似」

日頃から勘違いが多い太郎冠者。

主人は、客に失礼のないよう、自分の口真似をせよと命じます。

しかし、そのまま客に言ってしまい、大混乱。

「文荷(ふみにない)」

主人に頼まれ、手紙を配達することになった

太郎冠者と次郎冠者。

引き受けたはいいが、実は行きたくない。

そうこうしているうちに、

手紙の中身を見たくなってしまいます。

こっそり、中を盗み見る二人・・・。

 

いやあ、どの太郎冠者も面白いです!

「太郎冠者」とは?

太郎冠者とはどういう人かを演者が一言言い表します。

「ゆとり世代、周りが見えてなかったり、人のいうことを違う風に受け取ってしまう。ひょうきんな人」by大藏教義

 

「愛嬌がある、憎めないキャラクター」by茂山千五郎

 

「人間だもの、自分をさらけ出して生きていく力強さ」by野口隆之

 

「ちょっとずるけたい気持ちがあっても、悪いやつだから応援したくなる。」by野村万之丞

 

「至らないところ、短所を託して笑い許してあげられる、人間代表選手」by野村万蔵



桂吉坊が狂言の面白さを語る

・動きの面白さ

落語の面白さは、話芸にありますが、

狂言は動き回るところにそれがある。

・狂言独特の演出

ナレーションを入れるだけで、

その場面を説明できる。

これは、落語にもある手法のようですね。

高橋英樹さんが、

「テレビドラマなら3日間ロケします」

なるほど、とってもシンプル!

・狂言氏の声の魅力

チリチリ〜、とかガヤガヤ〜とか、

声だけで笑わせる技の凄さ。

やり取りはシンプルでも、朗々とした発声は引きつけますね。

・太郎冠者

人間らしさ。必死な大人の楽しさを体現。

太郎冠者物がたくさんある。

この主人との関係が面白い。

言っちゃいけないこと、やっちゃいけないこと

平気でやってしまうんですよ。

次郎冠者という人物が出てくることもあるけど、

やはり同じようなひょうきん者なんだそうです。

 

司会の高橋英樹さんと中條誠子さん、

ゲストの桂吉坊さんと狂言について楽しく学べました。

久しぶりに、狂言の舞台も観に行きたいな〜。

 

にっぽんの芸能

NHKEテレ局 4月17日(金)23時~23時55分放映

再放送:4月20日(月) 午後0時~午後0時55分

読んでくださり、ありがとう存じまする。



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