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にっぽんの芸能2020、司会者が高橋秀樹に!第1回目ゲストは片岡仁左衛門のお祭り!!見逃しチェック!

メディア出演
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伝統芸能ファンなら見逃せないテレビ番組「にっぽんの芸能」が、

この春リニューアルすることになりました。

4月3日放映の第1回目には、なんと片岡仁左衛門が出演します!



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にっぽんの芸能2020がリニューアル!

にっぽんの芸能2020、どこが変わるの?

歌舞伎や能狂言、舞踊に邦楽演奏など、さまざまな古典芸能の魅力を紹介する

NHK・Eテレの番組『にっぽんの芸能』(毎週金曜 後11:00~11:54)。

2020年4月からリニューアルします。

司会は、前任の石田ひかりから、

古典芸能の大ファンだという俳優の高橋英樹さんです。

そういえば秀樹さんは、お正月の伝統芸能番組でも司会を担当、

見事な舞を披露していらっしゃいましたわ。

この番組では、能・文楽・歌舞伎など、古典芸能の魅力をわかりやすく紹介することに加え、

俳優や演奏者の楽屋話やトリビアなど、鑑賞だけでない、

プラスアルファの情報も得られるそうです。

ますます楽しみになりましたね!



にっぽんの芸能2020司会は高橋英樹さん!

新司会者は俳優の高橋英樹さん。

高橋英樹さんは、若いころ、歌舞伎の名優・二世尾上松緑に弟子入りして

舞踊を学んだこともあるそう。

そんな経験からも

「日本人として、俳優として、古典芸能はいつでも立ち戻るべき原点」とお言葉。

長い歴史のなかで磨き上げられた作品の数々と一流の芸、

その迫力と感動を、中條誠子アナウンサーとともに

楽しくわかりやすく伝えたいと大いに意気込んでいるご様子。

「前々から古典芸能は好きでございますが、それでも知らないことが非常に多くあります。ですから、この番組を通じて新たな出会いがあり、そこから何か吸収ができれば良い勉強になり、ありがたいことだと思っています。意欲を持って古典芸能の世界を楽しみたいです」

と、語っているそうです。

高橋英樹さん司会の「にっぽんの芸能」を、

これからもご贔屓にしたいものですね。



にっぽんの芸能2020第1回は片岡仁左衛門が出演!お祭り生披露!

さて、リニューアル初回の4月3日の放送タイトルは、「令和の春 新たな門出」。

な、な、な~んと、我らがにざ様、

歌舞伎俳優・片岡仁左衛門がゲストとして出演されるそうです。

歌舞伎役者 片岡仁左衛門について

十五代目片岡仁左衛門のプロフィール

十五代目片岡仁左衛門:本名 片岡 孝夫(かたおか たかお)

生年月日 1944年3月14日(魚座)

家系 父:十三代目片岡仁左衛門、兄:五代目片岡我當、甥:片岡進之介、

兄:二代目片岡秀太郎、甥(養子):片岡愛之助、息子:片岡孝太郎、孫:片岡千之助

屋号 松嶋屋

定紋 七つ割丸に二引

芸歴 1949年「夏祭浪花鑑」市松役で片岡孝夫として初舞台(中座)

1998年 「菅原伝授手習鑑」松王丸役、「夕霧伊左衛門廓文章」藤屋伊左衛門役他で十五代目片岡仁左衛門襲名(歌舞伎座)

2015年 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定

当たり役 「女殺油地獄」与兵衛

「廓文章 吉田屋」藤屋伊左衛門

「花街模様薊色縫(十六夜清心)」鬼薊の清吉(清心)

「菅原伝授手習鑑」 菅丞相

仁左衛門は、片岡家3兄弟では三男です。

ですが、祖父、父から「仁左衛門」の名を

ゆすり受けることになりました。

それだけの実力と人気を博していたからと

言えるでしょう。

しかし、その襲名前に悲劇が襲いました。

1993年、膿胸、大葉性肺炎、食道亀裂などの病気で

234日もの入院生活を送りました。

この年は、1年間休演となりました。

今は、体調管理にも気をつけ、

舞台でお元気な姿を見せてくれています。

片岡仁左衛門については、こちらの記事に詳しく書いていますので、

お読みくださいね。

片岡仁左衛門の妻は幼なじみ、娘も息子も孫も役者、病気を経ての襲名も!
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先週の古典芸能への招待での

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片岡仁左衛門「お祭り」を披露

ゲストの片岡仁左衛門は、門出にふさわしい華やかな舞踊

「お祭り」をスタジオで披露するんですって。

この他にも番組では、世界的に活躍する作曲家・藤倉大が手がけた番組テーマ音楽の収録風景や、

いとうせいこうが古典芸能の魅力を掘り下げるコーナー「古典芸能ことばの魔法」もあるらしいです。

高橋英樹さんは、

「片岡仁左衛門さんについて芝居を見に行ったりはしていましたが、お仕事としてはお互いが26歳の時以来、50年ぶりにお会いしました。歌舞伎役者の中でも仁左衛門さん独特のお役をやられることが多く、歌舞伎界の中でもあの仁(にん)はお一人だけなのではないかと思います。」

と、その存在感にベタ惚れのご様子。

でしょう、でしょうね~~。

ここで披露される「お祭り」とは、

歌舞伎舞踊の1つです。

2014年の6月、7ヶ月ぶり(右肩腱板断裂(けんばんだんれつ)という手術のため)に

舞台に復帰した仁左衛門が、歌舞伎座で演じたのがこの「お祭り」。

鳶頭のいでたちで舞台に登場した仁左衛門に、

客席からは多くの

「待ってました!」の声がかかりました。

その声に答えて

「待っていたとはありがてえ」

と返した仁左衛門。

その舞台から、ますますにざ様の芸と存在感は

輝きを増していったんですよね~~~。

この「待っていたとはありがてえ」

をテレビでも聞けるのかしら、ワクワク。

→聞けました❤️



4月3日放映「にっぽんの芸能」見逃せない充実の内容!

番組の冒頭、新司会者の高橋英樹さんが、

「みなさまに『本物の古典芸能』をお届けします。」

とご挨拶。

歌舞伎ロスの者には泣けますよ〜。

高橋英樹さんと中條誠子アナウンサーによる新「にっぽんの芸能」

記念すべき第1回目をブログでご紹介します。

 

壱:特別ゲスト 片岡仁左衛門

高橋さんと仁左衛門は、実は同い年。

一緒に仕事をするのは50年ぶりだそうです。

50年前は、

関西歌舞伎斜陽の時期、

東京に出てきてお仕事をしていたんだそうです。

当時のお写真がこちら(若い、ツヤツヤ)

その関西歌舞伎を復興に導いたのが

父である13世片岡仁左衛門でした。

私財を投げ打って、「仁左衛門歌舞伎」を立ち上げ、

それが大当たりをし、復興の礎になったんです。

舞台をさせてもらえない役者は、

とても辛いのだ、、、と当時をふりかえりました。

今の苦境と重なるところもあり、

聞いていて切ない気持ちにもなりましたよ。

そしてスペシャルゲスト片岡仁左衛門の名場面(高橋英樹選)、

うわ〜〜〜目が目が!!

ここまでの存在なのに、まだまだ精進を・・・という

仁左衛門に高橋さんから、

「令和を見据えて、このあとどうしていきたいか」という問い。

それに対し、

「これからは、ますます難しくなる。私たちは古典を守って行かなければならない。

生活環境がこれだけ変わる中で、古典を守るのは難しいが、今の若い人たちが頑張ってくれている。

だから、発展すると思う・・・。」

今の仁左衛門さんは、まさに歌舞伎界のマスターですね。



「女殺し油の地獄」2009年

心理描写の技の素晴らしさに絶賛。

どんな悪人でも、お客様の心をひきつけなければいけない

と語る仁左衛門。

それが、どうしようもない放蕩息子の与兵衛も

可愛さを

20歳で初役を務めた仁左衛門は、

この役を重ねるに当たって、実際にあった事件の様相も参考に、

役作りをしてきたのだそうです。

古典の世界を描きながらも今の世界でも通ずるものを、、

という思いに心を打たれます。

古典は、昔のことをそのまま再現していると思われがちだけど、

そうではなく、今の時代のエッセンスも取り入れながら、

受け継いでいくもの、という姿勢が神々しい!

この舞台は、一世一代の演技納めだったそうです。

今は、この役は若い人たちに引き継いで、

教えているそうです。

この役、昨年シネマ歌舞伎で、松本幸四郎主演で

公開されましたね。

あの時も、表情の変化に魅せられましたが、

これもきっと仁左衛門の指導があったのかな、

なんて思ってしまいました。

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「義賢最期」 1987年

すごいね〜、大迫力。

源氏の大将 木曽義賢の壮絶な最期を描いた舞台、

ダイナミックな演出、戸板倒し、仏倒しが光ります。

この戸板倒しは、仁左衛門が考え出したものだそうです。

また、歌舞伎役者は、義太夫狂言が大事、

人形浄瑠璃でやっていたものを

人間がやるのが楽しいと笑顔で語ります。

浄瑠璃が入ると、

嘘のような話も嘘ではなくなってしまって、

楽しいんだそうです。

浄瑠璃の魅力も語ってくれるとは思ってもなかった。

さすが、歌舞伎を知り尽くす仁左衛門。

 

弐:特別舞踊披露「お祭り」

仁左衛門は鳶頭松吉を踊ります。

この演目は、大病から復帰した時に踊った曲。

自分にとって再スタートの時の舞踊だから、

この番組の再スタートにもいいということでチョイス!

なんか、嬉しいですね、その心配り。

あ、清元連中もご一緒でね。

その中には、あの尾上右近の

父清元延寿太夫と、兄清元齊寿太夫もいらっしゃいました。

そして、途中、

「待ってました、松嶋屋!」の声。

それに対して、

「そういう声は、ひで兄い、

待っていたとはありがてえ・・・」の返し。

これ聞くだけで幸せな気分に慣れましたよ。

早く、舞台でこの台詞を聞きたいもんですわ。



参:番組テーマ曲録音風景

作曲は藤倉大さん。

このテーマ曲へ込めたもの、

自分が大好きな邦楽奏者さんが作る音楽。

オープニングはチラシ、

花びらがはらはらと散ってくるような感じ。

エンディングはカラカラ、

大河的なドラマを1分に押し込んだような感じ。

その作品について、

尺八奏者の藤原道山さんが、

「今までにない音楽 新しい世界観、これからの音楽」。

三味線奏者の本條秀慈郎さんが、

「大変、身体の動きの極限のところ。」など、

音楽家の皆さんの努力のほどをうかがえました。

四:いとうせいこうの古典芸能言葉の魔法

作家のいとうせいこうさんも登場。

「能」

言葉遊び、イメージを操る魔法と題し、

能の謡を解説します。

そして、いきなりラップを聞かされます。

そしてその歌詞を使って、

脚韻(文の後ろで音を揃える技法)を説明。

日本語は、膠着語法といって、

最後に〜です、〜であると文体を決定づける特徴があります。

しかし、それだと脚韻が踏めないので、

単語をひっくり返して入れたのがラップの歌詞。

能の謡にもそれがあるんだそうです。

取り上げたのは、「高砂」。

「月もろともに出で潮の」には、

舟の出でると出で潮の2つの言葉がかかり、

2つのイメージを掛け合わせた韻の使い方なんだそう。

これは、絵巻を見ているように、

イメージを連鎖させ、心に情景を描き出す技なんだそう。

これから、古典を見るときは、

「ここ掛かってね!」と聞くと、

眠たくなくなるよ〜ってことでした。

ちょっと難しかったけど、

まあ面白いかな、言葉遊び。

 

先輩から受け継いだことを、次の若い世代に引き継ぐ難しさ、

それだけに多くの人に愛される芸能になっているんだろうん

4月3日(金)NHKEテレ局23時~23時55分 放映

再放送は、4月6日(月)同局12時~12時55分です。



にっぽんの芸能4月の放送予定は、

4月3日 令和の春 新たな門出~片岡仁左衛門 を迎えて(ゲスト:片岡仁左衛門/歌舞伎俳優)

4月10日 理想の妻を求めて大騒動!歌舞伎「釣女」(ゲスト:中村莟玉/歌舞伎俳優)

4月17日 太郎冠者が大集合!彩り豊かな狂言の世界(ゲスト:桂吉坊/落語家)

4月24日 蔵出し!名舞台「六世 中村歌右衛門」(ゲスト:山川静夫/エッセイスト)

 

 

こちらも楽しみです。

読んでくださり、ありがとう存じまする。



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