にっぽんの芸能、5月22日放送は「届け踊りのちから」。
尾上松也、中村勘九郎、中村七之助、林英哲、尾上菊之丞の渾身の舞を見られます。
劇場での観劇がかなわない今、テレビで見られる芸能は貴重です。
もうワクワクが止まらない!
にっぽんの芸能「届け踊りのちから」を5/22に放映
この日の放送は、迫力満点の踊りを届けるとあります。
大海原に面したガラス舞台で尾上松也が踊る「船弁慶」、
中村勘九郎・七之助兄弟が父への想いを胸に芝居小屋で踊る「連獅子」、
林英哲の太鼓と尾上菊之丞の舞踊が火花を散らす「天真北斗」など。
司会者の高橋英樹が、歌舞伎が上演できない今、
俳優たちが何を感じ未来をどう思い描いているかをインタビュー
してくださるそうです。
さらに松本幸四郎からは
「今だからこそできる」舞踊の新プロジェクトを発表するのだとか。
古来から踊りは、
地を鎮め、陽を登らせる神秘の力がありますね。
劇場に行けない私は、
寂しいやら、気持ちが下がっちゃうやらなんです。
これだけの役者さんたちが画面の中でも踊ってくれれば
それだけで幸せな気持ちが湧き上がりそうだなって思います。
他にもそう思う歌舞伎ファンの皆様、
たっくさんいらっしゃると思います。
ぜひ、一緒に楽しみましょう!!
にっぽんの芸能に登場する役者の紹介
中村勘九郎(歌舞伎役者)のプロフィール
六代目中村勘九郎:本名 波野 雅行(なみの まさゆき)
生年月日 1981年10月31日
血液型 O型
身長 174cm 、体重64kg
出身地 東京
最終学歴 堀越高等学校
家系 祖父:十七代目中村勘三郎、七代目中村芝翫、父:十八代目中村勘三郎、
弟:二代目中村七之助、息子 三代目中村勘太郎(長男)、二代目中村長三郎(次男)
屋号 中村屋
定紋 角切り銀杏
襲名歴
1986年 「盛綱陣屋」の小三郎役で初お目見え(歌舞伎座)
1987年 「門出二人桃太郎」の兄の桃太郎役として二代目中村勘太郎襲名し初舞台(歌舞伎座)
2012年 「春興鏡獅子」小姓弥生後に獅子の精役他で六代目中村勘九郎を襲名(新橋演舞場)
堀越高校出身で、女優の安達祐実、俳優の金子ノブアキは同級生。
奥様は、女優の前田愛さん、
おしどり夫婦と有名で、いだてん出演の際は、
健康的な肉体美を作るために大奮闘されたそうです。
毎年、年末に放映されている
「密着 中村屋ファミリー」では、
幼い息子たちを見守るパパとしても奮闘も微笑ましいのです。
中村七之助(歌舞伎役者)のプロフィール
中村七之助 本名:波野 隆行(なみの たかゆき)
生年月日 1983年5月18日
出身地 東京
身長 174cm
最終学歴 堀越高等学校
家系 祖父:十七代目中村勘三郎、七代目中村芝翫、父十八代目中村勘三郎、兄:六代目中村勘九郎、母:波野好江(九代目中村福助の姉)
屋号 中村屋
定紋 角切銀杏、替紋は丸に舞鶴
趣味 ゲーム、カラオケ
初お目見え 1986年 「檻」祭りの子役で初お目見え
襲名 1987年 「門出二人桃太郎」 弟桃太郎役で二代目中村七之助を襲名
堀越高等学校の同級生に俳優の松田龍平、嵐の松本潤らがいて、
今でも仲良く交流しているそうです。
特に、松本潤さんは、お互いの家を勝手に行き来できる関係とか。
イケメンコンビ、同じ家にいたらクラクラしそうです。
2005年に酔って不祥事を起こし、
3ヶ月間の謹慎処分を受けたこともあるんですって。
優しげな見た目には意外なやんちゃぶり。
2019年は、「伽羅先代萩」の政岡、「四谷怪談」のお岩、
前述の「風の谷のナウシカ」のクシャナ殿下など、
圧倒的な存在感で舞台を彩りましたよ。
尾上松也(歌舞伎役者)のプロフィール
2代目尾上松也のプロフィール
尾上松也 本名:井上 龍一(いのうえ りゅういち)
家族:父 尾上松助(2005年逝去)、母 井上盛恵、
妹 井上由香(女優:春本由香)
生年月日 1985年1月30日
身長 178cm
出身地 東京都中央区
出身学校 堀越学園高等部
*同級生は生田斗真
*1学年上の中村七之助、松本潤との交流もあり
屋号 音羽屋
定紋 抱き若松
二代目尾上松也襲名 1990年5月「伽羅先代萩」鶴千代役 (歌舞伎座:父松助襲名公演)
当り役 「寿曽我対面」曽我五郎時正役、「三人吉三」お坊吉三役 など
山崎育三郎、城田優とユニット「IMY」を結成(2019年1月)
趣味は野球とフットサル、スイーツが大好物
スイーツ王子としても有名ですね。
松也オススメのスイーツ、食べたいな。
そういえば、以前テレビ番組で、
松本潤さんと一緒にクレープ作ってましたね!
詳しくは、こちらもご覧くださいね。
林英哲(和太鼓奏者)プロフィール
林英哲:本名 林 英哲(はやし えいてつ)
生年月日:1952年2月2日 68歳
出身地 広島県庄原市東城町
血液型 A型
最終学歴 県立東城高等学校
実家はお寺で、父は住職を務めていた。
高校時代、横尾忠則に憧れて美大進学をめざす。
横尾が来るという佐渡島のイベントに参加したことがきっかけで、
田耕氏に誘われ鬼太鼓座に加入、
不本意ながらの太鼓人生をスタートさせたと言います。
詳しくはこちらをどうぞ
にっぽんの芸能5/22「届け踊りのちから」を見た感想!
にっぽんの芸能、5月22日放映を楽しみにしています。
ここで放映されるのは、
どうやら以前に放映したものと同じ内容ということですが、
高橋英樹さんのインタビューがあるっていうのが、
嬉しいです。
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尾上松也の船弁慶
久しぶりの尾上松也、
髪の毛が伸びてちょっとくるくるっとした感じが
キュートに見えました。
ここで紹介されたのは、元旦に放映した「船弁慶」。
ガラス張りの舞台で、大海原をバックに舞う姿、
一層雄大な舞に見えました。
インタビューでは、
毎日自宅で過ごしていること。
想いを届ける場がないことに息苦しさを感じていることを話しました。
その上で、
「演劇を今後どうやって生き残るか、ポジティブに考えている。
ネットを通じて人に伝えることを模索する機会にしたい。」
と話していました。
若手筆頭のスターが、ここで語ることは、
大きなメッセージだと思いましたよ。
色々なチャレンジ、どんどんやっちゃって欲しいですね!
林英哲・尾上菊之丞の天真北斗
この舞は、
和太鼓奏者林英哲が創作した「天真北斗」という太鼓協奏曲に、
尾上菊之丞が振り付けをしたものです。
林英哲、英哲風雲の会の和太鼓奏者らが、
太鼓を打ち、足を踏み鳴らし、場を作る中、
尾上菊之丞が、しなやかに、キレのよい舞を披露しました。
インタビューでは、
この演目について、
宇宙で起こるビッグバンから無数の星が生まれて、
無限の宇宙に広がっていく様を描いているという説明がありました。
また、自粛で劇場で演技を披露できない分、
この時期に溜め込んでいったエネルギーの塊を
膨れ上がる爆発によってお客様にお届けしたいと、
こちらも熱いメッセージが寄せられました。
舞踊と大太鼓、
ミスマッチに見えますが、繊細な動きも音も表現しうる
技量を持つ方たちの舞台だけあって、
とっても見応えがありましたよ。
しかも、全員イケメンです。
目の保養にもなる演目で、大満足!!
中村勘九郎・中村七之助の連獅子
中村勘九郎・中村七之助は、八千代座で収録された
連獅子を披露しました。
冒頭、中村勘九郎のひげ面に目が点・・・。
これは誰???
連獅子は、本来は親と子が対で舞う演目。
兄弟での連れ舞いは珍しいそうです。
それでも2人の息はピッタリ、
緊張感のある表情もカメラが逃さずに見せてくれるので、
見ている方も背筋が伸びる思いでしたよ。
そして、舞以上に感動したのが2人のインタビューです。
感動ポイントその1は、お家での過ごし方について。
独り身の七之助は、ほぼ自宅での毎日。
たまに散歩に行く程度と話します。
勘九郎は、親子で稽古をしているそうです。
しかし勘九郎の熱い一言、
「僕たちは舞台を通してお客様に夢を届けている。
早く、やりたい!」
ファンももちろん見たいです。
そして役者はそれ以上に演じたい気持ちが強いこと、
ひしひしと伝わってきて、じ~~んとなりました。
感動ポイントその2は、亡き父勘三郎の思い出。
連獅子は、父勘三郎と何回も踊った思い出の演目。
踊っているときに、
できが悪いと怖い顔、
うまく踊れるといい表情を見せてくれたそうです。
それを思い出し、
七之助からは、
「父に褒められたくて踊っていた。」と一言。
この言葉にはうるっときました。
そして、この舞台では、
勘九郎がその勘三郎の表情を七之助に見せたそうです。
そのことを七之助はわかったと言ってました。
平成24年に亡くなった中村勘三郎。
あまりにも大きな存在感を、二人の会話の中に感じました。
もう、泣きです。
中村屋の舞台に感動がついてくるのは、
この2人の想いの強さなんだろうなあ~~。
松本幸四郎の「夢追う子になろう」プロジェクト発表
松本幸四郎からは、にっぽんの芸能とのコラボプロジェクトの発表がありました。
びっくり!
これは、幸四郎から、NHKに相談をしたものだそう。
1年かけて準備してきた舞踊公演が、コロナにより来年に延期になりました。
が、今ここで何をできるかを考え、
このプロジェクトへと至ったそうです。
こちらについては、ウェブメディアSpiceの記事にに詳しく書いてありました。
プロジェクトの柱は、「舞踊家全員が一度も会わない舞踊作品」の制作と、舞踊動画の募集の2つ。
幸四郎が1年かけて準備してきた大規模な日本舞踊の公演のために作られた12分の音源を元に、出演予定だった47人の舞踊家たちの自撮り動画を集め、「舞踊家全員が一度も会わない舞踊作品」を制作。これまでの大人数リモート収録のようにリモート画面を並べるのではなく、合成や加工技術を駆使し「誰でも、何度見ても楽しめる」エンターテインメント作品に仕上げるという。また、子どもでもすぐに踊れる1分サイズの動画「幸四郎と踊ろう」をインターネットで公開し、動画投稿を受け付ける。
松本幸四郎、NHK・Eテレ『にっぽんの芸能』とコラボで新・舞踊プロジェクトがスタート #松本幸四郎 #にっぽんの芸能 https://t.co/V0TRtM6Ztq pic.twitter.com/gUuJhwE1lg
— SPICE[舞台情報メディア]/e+ (@spice_stage) May 21, 2020
アイディアマン幸四郎ならではの企画、
これでにっぽんの舞踊も芸能も、ぱあっと晴れて欲しいですね~。
やっぱり、この番組は裏切りません。
収録済みのVTRでさえ、
きちんと伝わるものにしてくれます。
感謝感謝、そして早く芸能に会えますことを
心から願っているのです!
読んでくださり、ありがとう存じまする。
にっぽんの芸能 NHKEテレ局
5月22日(金)23時~23時55分放送(再放送は、5月25日(月)午後0時~0時55分)
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