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5月歌舞伎座は團菊祭!意味や由来、演目は?海老蔵は出るの?

公演情報

5月の歌舞伎座、3年ぶりに「團菊祭」がもどってきます!

市川海老蔵さんも10ヶ月ぶりの公演出演です。

音羽屋の尾上菊五郎・尾上菊之助・尾上丑之助3代の共演も見逃せませんね。

こちらでは、令和4年5月歌舞伎座公演の演目や配役、見どころについて紹介します!

團菊祭の意味は?3年ぶりの開催!!

5月の歌舞伎座公演には、「團菊祭」という看板がついています。

これは、コロナ前までは、定例のようについていたものですが、

コロナ禍により2020年に歌舞伎公演が全面的に中止になったことや

現在でも制限付きの上演であることから、

3年ぶりの開催になったものです。

この團は、市川海老蔵さんの成田屋のことで

菊とは、尾上菊五郎さんが率いる音羽屋のことです。

幕末から明治時代に入り、歌舞伎にも近代化の影響が忍び寄ります。

この期を支え、天覧歌舞伎を成功させて、

歌舞伎の地位向上に貢献したのが

7代目市川團十郎と5代目尾上菊五郎でした。

特に7代目團十郎は、セリフや動作を抑え、

表情で芝居を見せようとする工夫を編み出して、

その演技が現在の歌舞伎にも影響を与えたのだそうです。

歌舞伎を近代化にふさわしい演劇へとする

演劇改良運動も起こり、その流れで歌舞伎座も建立されます。

この舞台で一世を風靡したのが「團菊左」と呼ばれる

市川團十郎。尾上菊五郎、市川左團次だったということ。

この歌舞伎座は現在は松竹が買収して

松竹の傘下にありますが、

歌舞伎座ができたことにより、

歌舞伎役者の階層化や様式の確立など

今につながるものが出来上がったのだそうです。

そういうことから、

毎年5月には、市川團十郎と尾上菊五郎の功績を称え、

「團菊祭」と称し、両家にゆかりの演目を披露するならわしとなったのだそうです。

そういえば、2年前に計画されたまま延期になっている

市川團十郎白猿襲名も5月の歌舞伎座がスタートでしたし、

尾上丑之助さんの襲名も5月でしたね。

成田屋、音羽屋にとって5月の歌舞伎座は特別な公演、

令和4年はその歴史が戻ってきたことを感じさせる演目構成となっていますよ。

その演目について紹介しますね。

5月歌舞伎座の演目と配役紹介!あらすじや見どころは?

5月歌舞伎座の公演も三部制となっています。

團菊の色濃いのはやはり、

音羽屋当主の尾上菊五郎さんと

成田屋当主の市川海老蔵さんが組する

第二部かなって思います。

第一部 11時開演

一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)金閣寺

【配役】

松永大膳   尾上 松緑

此下東吉後に真柴久吉 片岡 愛之助

十河軍平実は佐藤正清 坂東 亀蔵

松永鬼藤太  尾上 左近

狩野之介直信 上村 吉弥

慶寿院尼   中村 福助

雪姫     中村 雀右衛門

・・・・・・・・・・・

三大赤姫の一人、雪姫は中村雀右衛門さん

盤石な演技が期待できそうです。

中村福助さんも舞台で見られることが嬉しいですね。

【あらすじと見所】

舞台は戦国時代、天下征服を企てる松永大膳。

時の将軍の母である、慶寿院尼を金閣寺に幽閉し立てこもっています。

大膳は、一方的に思意を寄せている人妻である雪姫も捕らえ、

絵師である夫、狩野之助直信の代わりとして、

金閣寺の天井に龍の絵を描くか、自分のものになるかと

とんでもないいちゃもんをつけています。

そこへ、敵方の木下東吉があらわれ、主人を裏切り大膳へ奉公する

と言います。

一方の雪姫は、桜の木に縛り付けられ、直弼は処刑という第ピンチ。

ここで、雪姫はある奇跡を起こします。それは・・・

この雪姫は、雪舟の孫という設定です。

それになぞらえた奇跡は見所の一つでしょう。

松永大膳はスケールの大きい悪役ですが、

それを木下東吉がどう捌くかという後半も見ものです。

ちなみに、この東吉はのちの豊臣秀吉がモデル、

ということは、東吉が使える主君の小田というのは

織田信長がモデルになっています。

 

二、あやめ浴衣(あやめゆかた)

【配役】

芸者  中村 魁春

船頭  中村 鷹之資

水売り 中村 歌之助

町娘  中村 玉太郎

あやめ売り 坂東 新悟

・・・・・・・・・・・・・

5月にふさわしいあやめに所縁の演目です。

ベテラン女形の中村魁春さんと若手との絡みが

新鮮な組み合わせだなって思いました。

 

【あらすじと見所】

5月は端午の節句の頃、菖蒲が美しく咲き誇ります。

芸者らが男女の恋模様や、初夏の風物、川遊びなどを

長唄に合わせて舞い踊る舞踊劇です。

桜の金閣寺からあやめの咲く舞台へと

花の季節らしい組み合わせですね。

 

第二部 14時30分開演

一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)

【配役】

鎌倉権五郎  市川 海老蔵

鹿島入道震斎 中村 又五郎

那須九郎妹照葉 片岡 孝太郎

成田五郎   市川 男女蔵

桂の前    中村 児太郎

加茂三郎   大谷 廣松

大江正広   市川 男寅

小金丸行綱  片岡 千之助

荏原八郎   上村 吉之丞

足柄左衛門  市川 九團次

埴生五郎   片岡 市蔵

局常盤木   市川 斎入

家老宝木蔵人 市村 家橘

東金太郎   市川 右團次

茶後見    大谷 友右衛門

加茂次郎   中村 錦之助

清原武衡   市川 左團次

・・・・・・・・・・・・・・・

久しぶりの海老蔵さん、歌舞伎座の舞台です。

市川左團次さんがお目付役かな?

色々新作とかやっていらっしゃいますが、

やはりお家芸で見せてくれると嬉しいですね。

 

【あらすじと見所】

鶴岡八幡宮では、時の権力者清原武衡が家臣を従えています。

そこに引き出されたのは、

武衡の意にそぐわない加茂次郎ら、

手下に命令し、首をはねようとしているのです。

まさに、首がはねられそう、、、というその時!

「しばらく~しばらく~・・」と

どこからか大きな声が聞こえてきます。

姿を現したのが、鎌倉権五郎です。

権五郎は、ひと暴れすると・・・

成田屋十八番として人気の演目「暫」。

江戸の荒事の典型のお芝居でもあり、

ストーリーよりは鎌倉権五郎が見せる

立ち回りや見得が見所なのです。

大にぎわいの舞台の様子を楽しみましょう。

 

二、新古演劇十種の内  土蜘(つちぐも)

河竹黙阿弥 作

【配役】

叡山の僧智籌実は土蜘の精 尾上 菊之助

侍女胡蝶   中村 時蔵

巫子榊    中村 梅枝

渡辺綱    中村 歌昇

坂田公時   中村 種之助

碓井貞光   市川 男寅

太刀持音若  尾上 丑之助

石神実は小姓四郎吾 小川 大晴

卜部季武   尾上 菊市郎

番卒藤内   中村 萬太郎

番卒次郎   中村 錦之助

番卒太郎   河原崎 権十郎

平井保昌   中村 錦之助

源頼光    尾上 菊五郎

・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらは音羽屋のお家芸です。

なんと、菊五郎・菊之助・丑之助の3代が揃う!

さらに萬屋も

中村時蔵・梅枝・萬太郎・大晴の3代が揃う!

見逃せない顔ぶれなんですよ。

私は菊之助さんの女形が好きなんですが、

最近はあまり見られないので悲しいなあって思っています。

それでも土蜘蛛という演目は、多くの演者が出るし

しかけもちょっと派手なので、華やかな演目です。

【あらすじと見所】

平安後期、土蜘蛛伝説を基にしたお芝居です。

源頼光は館で病に臥せっています。

家臣の平井保昌が見舞いに訪れ、

侍女の誇張が物語る紅葉の様子を聞く頼光。

しかし夜がふけると、

再び胸苦しさを覚えるのです。

そんな折、叡山の智籌と名乗る僧が忽然と姿を現します。

病平癒の祈祷を申し出るのですが、

その影から本性を見破られてしまいます。

そして・・・

尾上菊之助さんが魅せる怪しい僧と土蜘蛛の変幻の様子に注目です。

頼光に菊五郎さん、太刀持ちに丑之助さんと

3人が揃う一瞬が楽しみです。

蜘蛛の巣を使った立ち回りなど、

こちらも舞台効果も見所の一つかなって思います。

*初日に観劇した感想はこちらにまとめています!

暫・土蜘(歌舞伎座5月)海老蔵・菊之助のお家芸の感想、初日のできは?
令和4年(2022年)5月は2年ぶりの團菊祭! 初日に第二部、市川海老蔵さんの「暫く」と尾上菊之助さんの「土蜘蛛」を観てきました。 初日だけあり、歌舞伎座は大賑わい、その感想を書きました。 團菊祭についてはこちらをお読みくださいね

第三部 18時15分開演

一、市原野のだんまり(いちはらののだんまり)

【配役】

平井保昌  中村 梅玉

鬼童丸   中村 莟玉

袴垂保輔  中村 隼人

・・・・・・・・・・・・・・・

【あらすじと見所】

都の外れの市原野、平井保昌が秋の風景を照らす

満月の美しさを愛でて笛を吹きます。

それを見ているのが盗賊の袴垂保輔と鬼童丸。

美しい情景が印象的な舞踊劇です。

 

二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

河竹黙阿弥 作

浜松屋見世先の場・稲瀬川勢揃いの場

【配役】

弁天小僧菊之助  尾上 右近

南郷力丸     坂東 巳之助

忠信利平     中村 隼人

赤星十三郎    中村 米吉

鳶頭清次     中村 橋之助

浜松屋倅宗之助  中村 福之助

丁稚長松     坂東 亀三郎

番頭与九郎    市村 橘太郎

日本駄右衛門   坂東 彦三郎

浜松屋幸兵衛   中村 東蔵

・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは新春浅草歌舞伎?

と見まごう顔ぶれです。

尾上右近さん、本舞台では初役となる弁天小僧菊之助です。

これは音羽屋に受け継がれる芸でもあり、

それを演じるってことが特別感を感じさせます。

 

【あらすじと見所】

鎌倉の雪ノ下にある呉服屋「浜松屋」へ、

美しい武家の娘が供の男を連れてやってきます。

婚礼の品を選びにきたと

見せられる様々な模様の布を手に取る娘。

帰ろうとした矢先に、盗みの疑いをかけられ、

店のものたちに打ち据えられてしまいます。

しかし、それは誤りであると知れるのですが、

娘の額には傷が、、、

それを逆手に主人の幸兵衛からお詫びとして百両のお金を手にし

店を後にする娘と若衆。

そこへ現れた男から、娘が男であることがバレてしまいます。

こうなれば、、とガラリと正体を現す弁天小僧、、、

弁天小僧菊之助が、浜松屋の店先でたかりがバレて正体を現す場面、

「知らざあ言って聞かせましょう・・」から始まる名セリフ、

ここは一番の見所でしょう。

それを見破ったのが実は盗賊の親玉である日本駄右衛門、

配下の盗賊たちがずらりと並んでの口上も

耳と目に江戸気分をたっぷり味わえる楽しい舞台であることが

想像できます!

5月歌舞伎座公演「團菊祭」のスケジュールは?

5月歌舞伎座公演「團菊祭」は

2日(月)が初日で、千穐楽は27日(金)です。

休演日は10日(火)と19日(木)です。

公演スケジュールは、直前になったらこちらに追記します。

最近は、歌舞伎座内の花篭でお食事もできますので、

ゆっくりと歌舞伎座の舞台を楽しまれてはいかがでしょうか。

第一部 11時開演
一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)金閣寺 11:00~
二、あやめ浴衣(あやめゆかた)
第二部 14時30分開演
一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく) 14:30~
二、新古演劇十種の内  土蜘(つちぐも)
第三部 18時15分開演
一、市原野のだんまり(いちはらののだんまり) 18:15~
二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

5月は久しぶりの團菊祭、華やかな舞台が楽しめそうです。

ぜひ歌舞伎座に足を運んでくださいね!

もちろん私は行きますよ~~

読んでくださり、ありがとう存じまする。

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