片岡秀太郎さん死去は病気?愛之助の父、仁左衛門の兄、人間国宝の名女形

片岡秀太郎さん、松嶋屋、上方の重鎮であり人間国宝の名女形です。

突然の訃報に動揺しています。

心からご冥福をお祈りいたします。



片岡秀太郎さん死去、病名は?

片岡秀太郎さんの訃報は、

5月27日に松竹株式会社より発表されました。

その文面は次の通りです。

歌舞伎俳優の二代目片岡秀太郎<かたおか ひでたろう、本名:片岡 彦人=かたおか よしひと>さんが、523日(日)午後1255分、大阪府吹田市内の自宅でご逝去されました。79歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。

最後の舞台は

2020年、京都南座の顔見世興行での、

「熊谷陣屋」藤の方でした。

私が最後に拝見したのは

2020年2月の歌舞伎座、

13世片岡仁左衛門追善公演でした。

コロナで世間がざわざわし始めた頃、、、

あーー、そんな前だったっけ?

と改めてショックです。

79歳というご高齢ですが、

まだまだお顔の張りとかは若くて

野崎村のお染が可愛らしかったです。

だから、まだまだいけると思っていたのですが、

病には勝てなかったようです。

死因は、慢性閉塞性肺疾患、ということです。

慢性閉塞性肺疾患とは、

肺の炎症性疾患で、

喫煙習慣がある方に多く見られる

生活習慣病なのだそうです。

肺胞が破壊されて重篤な状況に陥る方も多いとか、、、

秀太郎さんの喫煙の習慣は存じませんが

怖い病気ということは聞いています。

日常生活でも、

身体を動かすと呼吸がしづらいという症状も

現れることがあるとのことです。

それなのに、長年舞台に立たれたということが

すごいことなんだと実感しました。

今はコロナ禍なので、病院のお見舞いもままならない、

秀太郎さんがご家族や大切な方に看取られながら

安らかに旅立たれたことを祈ります。

すでに、告別式や葬儀は家族葬で行われたとのこと。

このご時世ゆえだと思いますが、

ご逝去されてからこの訃報が届くまでの期間、

ご家族の皆さまでゆっくりとお別れをされたのでしょうね。

秀太郎さん、大好きな役者さんでした。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

松竹サイトより借用



片岡秀太郎は、愛之助の父、仁左衛門の兄

片岡秀太郎さんは、

13世片岡仁左衛門さんの次男です。

兄が我當さん、弟が仁左衛門さん、

三兄弟で唯一の女形でした。

愛之助さんは秀太郎さんの養子です。

幼少期、子役としてドラマ、舞台に立つ様子を見た、13世片岡仁左衛門さんが、

その才能を見抜き、

片岡一門の部屋子になりました。

その時に勧めてくれたのも秀太郎さんで、

その後息子がいなかった秀太郎さんが

1993年に養子に迎え、松嶋屋の1人になったのです。

愛之助さんは取材に答えて

次のようなコメントを寄せています。

「父は私を歌舞伎の世界に、そして、松嶋屋に入れて下さった大恩人で有ります。普段はとても優しいのですが、芝居の事になると兎にも角にも厳しい方でした。上方にこだわり上方の歌舞伎に情熱を注がれていました。これからもなお一層、秀太郎イズムを踏襲したいと思っております」

歌舞伎界きってのモテ男といえば、通称らぶりんの二代目片岡愛之助。 現在は、妻である女優の藤原紀香と熱々のご様子で、 かつてのプレ...

また、弟で、現在の松嶋屋当主である片岡仁左衛門さんも、

次のようにコメントされていました。

「兄は当人の理想通りの最期を迎えられ、安らかに旅立ちましたことが私たちどものせめてもの救いでございます。」

この、理想通り、、という言葉が気になります。

ご家族に看取られて、そして苦しまず安らかに、

という意味であることを願います。

十五代目片岡仁左衛門、若い方から、お年を召した方まで幅広いファンに支持されています。 大人気の歌舞伎役者なんです。 とにかく、か...



片岡秀太郎は人間国宝で上方の名女形

二代目片岡秀太郎のプロフィール

片岡秀太郎:本名 片岡 彦人(かたおか よしひと)

生没年月日 1941年9月13日〜2021年5月23日(享年79歳)

家系 父:十三代目片岡仁左衛門、兄:五代目片岡我當、弟:十五代目片岡仁左衛門

妹:片岡静香(女優)、息子(養子):六代目片岡愛之助、

甥:片岡新之介、片岡千之助

出身地 大阪府

屋号 松嶋屋

定紋 七つ割り丸に二引

襲名 1946年 「吉田屋」禿役 片岡彦人として初舞台(京都南座)

1956年 「河内山」浪路役 二代目片岡秀太郎を襲名 (歌舞伎座)

2019年 人間国宝(無形重要文化財保持者)認定

2021年 旭日小綬章を受賞

人間国宝(無形重要文化財)認定の答申が 7月19日文化審議会より文部科学省へ送られました。 秋にもこの答申を受け告知となるそうで...

松竹サイトより借用

片岡秀太郎さんは、松嶋屋という名門の歌舞伎役者です。

父の仁左衛門さんは2枚目立ち役、その任は弟の現在の仁左衛門さんに受け継がれました。

秀太郎さんは、女形としてのご活躍がめざましい方でした。

決して前に出過ぎずに、立役を目立たせ、

芝居の情を深く、熱く盛り立てる方であると思っていました。

主役ではなく、脇役としての人間国宝認定は、

とても名誉なことと喜ばれておいででした。

若い役者さんたちの育成にも熱心で、

今活躍している片岡愛之助さんはもちろん、片岡松十郎さん、愛一郎さんも

秀太郎さんのご指導のもと力をつけてきた役者さんです。

甥の孝太郎さんが女形で、その指導も担って来られたそうです。

この方の損失は、とても大きい・・・

まだまだご活躍が期待されていただけに、

歌舞伎界は、ファンは、ショックを隠せません。

秀太郎さんは、ブログも書いておられました。

そちらを拝見すると、7月の公演情報が掲載されていました。

ご本人も舞台に立つお気持ちがおありだったのでしょうね。

最後の記事は5月5日です。

お嬢さんとご一緒の写真、表情からはお身体の衰弱ぶりも

見てとれます。

それでも、お嬢さんとのツーショットは晴れがましさや、

嬉しいお気持ちも伝わってきます。

秀太郎歌舞伎話0505より借用

ブログは、2010年から様々な歌舞伎の話が綴られています。

ゆっくりこちらを読んでいきたいと思います。

http://hidetarokabuki.blog65.fc2.com

昨年は坂田藤十郎さんの訃報もありました。

大きな星がまた一つ消えた、、という心持ちで悲しいのです。

坂田藤十郎さんが11月12日に老衰のためご逝去というニュース、 新聞を見てショックのあまりしばらく呆然としていました。 歌舞伎界...

また、情報がわかったら追記します。

心より御冥福をお祈りいたします。

今まで、素晴らしい舞台を観せてくださり感謝に堪えません。

どうもありがとうございました。涙涙



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