市川團子さん、歌舞伎界へは8歳からと
他の御曹司に比べると、遅くに歌舞伎界入り。
現役大学生でもあり、学業と役者業を両立しながらの大活躍です。
現在、大きな役を演じる機会も増え、子役の時からは著しい成長を見せています。
そのきっかけが、市川猿之助さんと共演した連獅子らしい。
今後の活躍が期待される、市川團子さんの学歴や歌舞伎界デビュー、
連獅子のエピソードについて紹介します。
市川團子(だんこ)のwiki的プロフィールと家系
市川團子さん、漢字名が読みづらいと言われていますが
「いちかわだんこ」と読みます。
そのプロフィールを最初に紹介します。
市川團子(いちかわ だんこ)
本名 香川 政明(かがわ まさあき)
生年月日:2004年1月16日
血液型 AB型
家系 祖父:二代目市川猿翁、父:九代目市川中車(香川照之)、
祖母:浜木綿子(女優)、叔父:四代目市川猿之助
学歴 青山学院大学に在学中
屋号 澤瀉屋
定紋 八重澤瀉
襲名 2012年 『ヤマトタケル』のワカタケル役で五代目市川團子を名のり初舞台(新橋演舞場)
市川團子さんの家系は澤瀉屋という歌舞伎役者の直系となります。
往年の大役者、二代目市川猿翁のお孫さんで
お父様が、市川中車(俳優命は香川照之)さん。
お祖母様は、浜木綿子(はまゆうこ)さんです。
叔父が四代目市川猿之助で、
現在は当主だった市川猿翁さんがご逝去、
澤瀉屋を牽引してきた市川猿之助さんが休演中ということから、
澤瀉屋の中心役者として大奮闘中なのです。
数々の新しいチャレンジを生んできた澤瀉屋の直系ですが、
お家の事情から歌舞伎界へのデビューは遅かったです。
その事情についても後ほど書いていますので
ぜひ最後までお読みくださいね。
*父親の市川中車さんについてはこちらもお読みくださいね。

*仲良しの市川染五郎さんとのコンビも目が離せません


市川團子の学歴、高校・大学は青山学院!学部は?
市川團子さんは、現在大学生です。
青山学院大学で文学部の比較芸術学科です。
ここでは、音楽、美術、演劇などの芸術分野について、
西洋のそれらと比較しつつ学べることが特徴です。
市川團子さんは、映像文化にも興味を持っているようで、
古典芸能や映画の表現についても深く学んでいるということです。
ご自身の映像デビューは、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟」になる予定で、
歌舞伎ファンで團子ファンからすると、
さらにメジャーになってしまう寂しさも妙に感じています。
市川團子の学歴、高校・中学も青山学院だった!
市川團子さんの学歴は、
実は初等部からずっと青山学院の内部進学です。
だから、中学も高校も青山学院です。
歌舞伎役者さんは、なぜか青山学院出身者が多いです。
ちなみに、お父様の市川中車さんは東大出身、
叔父様の市川猿之助さんは慶應義塾大学出身と
非常に高学歴な家系でもあります。
お家の特徴として、学業はしっかり身につけさせる
という方針もあったそうです。
市川團子はいつから歌舞伎へ?父中車と共に8歳からの歌舞伎界入り
市川團子さんの歌舞伎デビューは8歳と、
他の梨園の御曹司と比べるとちょっと遅いです。
それは、父である市川中車さんの幼い頃の生育歴にちょっと関係があるんです。
父の市川中車、おそらく香川照之という名の方が
馴染みがある方が多いと思います。
俳優として活躍していた香川照之さんが歌舞伎役者を目指したのも、
團子さんの存在が大きいと言います。
團子さん自身は、澤瀉屋の直系として、期待されながらも、
他の御曹司とは違い、幼い頃から歌舞伎の環境にあったわけではありません。
そのため、そのハンデを中傷されたこともありました。
「血統は良くてもただの駄馬」と揶揄した関係者もいたそうです。
当時はそういう声も聞かれてましたが、
現在はそれらは表面上は削除されているので
市川團子さんも、他の御曹司のように、
幼い頃から英才教育を受けてきた、と思われているようですね。
しかし、実際にはよっぽどの努力家なんだと思います。
襲名の頃を振り返ると、
父(市川中車)は滝のような汗を流していたにも関わらず、
自分は緊張感がなかったと、團子さんは語っています。
当時のインタビューでは、
「幕が開く瞬間まで遊んでいて、緊張感0%なんです」とコメント。
幼い頃から大物の匂いがプンプンしますね!
今は、ぐんぐんと力をつけてきて、
舞台で堂々と演技する姿が見られるようになり大役に抜擢されることもあります。。
その成長に、
駄馬と言っていた方達も脇で芝居を支えるように
なっているみたいです。
祖父猿翁と叔父猿之助の芝居を見ていると、
アドレナリン大放出のように感じることがあるのだとか。
團子さん自身もその世界に入り込んでしまうタイプらしく、
そういう姿勢に、澤瀉屋の血が流れていることを感じました。
まだ若い蕾の時、これからどんな花を咲かせてくれるのか、
楽しみな役者です。
*市川中車さんについては、こちらにも書いていますのでよかったらお読みくださいね。

五代目市川團子(だんこ)、人気・実力ともに上昇中!
市川團子と市川染五郎、東海道中膝栗毛で名コンビを披露
「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」は、
今年の夏に第4作が上演された人気の演目です。
その作品に、
市川染五郎の梵太郎と共に、政之助役で出演。
これも4作連続だそうです。
そしてこの若者コンビは、
主役の弥次喜多コンビを凌ぐ人気も
あったそうです。
毎年、同じ役を違う設定で演じることについて、
「何かしら壁がある」と話していました。
台詞回しや、立ち回り、
十代前半の時期を、毎回異なる挑戦ができたのも、
歌舞伎界の期待の気持ちがあったんじゃないかな
って思います。
まあ、PR時は染五郎と團子のトークショーなど、
盛り上がっていましたね。
一つずつ、チャレンジをものにしていく姿に、
心を動かされる人も多いんだと思いますよ。
市川團子、市川猿之助の導きで連獅子に挑戦
團子、2020年の1月は大きな舞台を務めます。
歌舞伎座で、叔父市川猿之助との「連獅子」を
演じるのです。
楽しみにしている方も多いと思います。
この作品に対し、
当初は“毛を振る”というイメージが大きかったのだそうです。
確かに、毛振りの場面は勇壮ですからね。
でも、稽古のなかで
「前ジテの狂言師としての表現や、後ジテの獅子の精になってからの表現が大切だと感じました」と
新たな発見を得たそうです。
仔獅子を演じるにあたり、
「谷から落とされた仔獅子が父親に向かっていく純粋な愛、そして成長の変化を大切に演じたい」と
インタビューでは意気込みを語っていました。
また、猿之助からの稽古の様子について、
「お稽古してくださる時の教え方が的確で、難しい感情も理解しやすい表現で教えてくれます」と
語ってもいました。
加えて「真剣になりすぎて、顔が怖くならないように」
ともアドバイスも受けたらしいですよ。
これは、表情にも注目ですね。

*市川中車については、こちらにも書いていますのでよかったらお読みくださいね。


五代目市川團子、15歳のフレッシュな挑戦を、
今年も楽しみにしたいと思います。
読んでくださり、ありがとう存じまする。


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