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二代目松本白鸚は歌舞伎役者で高麗屋の当主、勧進帳、ラマンチャの男で快挙!!息子は松本幸四郎、孫は市川染五郎。国民の祭典ではスピーチも!

歌舞伎役者
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二代目松本白鸚(まつもと はくおう)といえば、

「勧進帳」と「ラマンチャの男」。

そのどちらにも、輝かしい記録を打ち立てている

現役人間国宝の歌舞伎役者なのです。



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二代目松本白鸚とはどんな歌舞伎役者なのか

歌舞伎界のまさに重鎮のお一人です。

その松本白鸚について紹介していきますね。

二代目松本白鸚のプロフィール

松本 白鸚 本名:藤間 昭曉(ふじま てるあき)

生年月日 1942年8月19日

出身地 東京

血液型 B型

家族 父:初代松本白鸚、母:正子(初代中村吉右衛門の娘)、弟:二代目中村吉右衛門、

妻:藤間紀子、子:十代目松本幸四郎、松本紀保、松たか子

屋号 高麗屋

定紋 四つ花菱

俳名 錦升(きんしょう)

舞台演出家名 九代 琴松(くだい きんしょう)

襲名歴

1946年『助六』の外郎売の伜役で二代目松本金太郎を襲名して初舞台(東京劇場)

1949年『ひらかな盛衰記・逆櫓』の遠見の樋口で六代目市川染五郎を襲名(東京劇場)

1981年『勧進帳』の弁慶役ほかで九代目松本幸四郎を襲名(歌舞伎座)

2018年 「壽 初春大歌舞伎』に於いて二代目松本白鸚を襲名(歌舞伎座)

当たり役

『勧進帳』の弁慶

『菅原伝授手習鑑』の松王丸

『仮名手本忠臣蔵』の大星由良助

このあと述べますが、きらびやかな家系、

そして歌舞伎役者としても舞台・テレビ俳優としても、

数々の業績を残した方なのです。

今は、顔を見れば、出演したドラマなどを言えば、

「ああ、あの役者さん!」と

国民のほとんどがお顔を知っている方だと思います。



 二代目松本白鸚の家系、息子は松本幸四郎・孫は市川染五郎、さらに。。。

プロフィールにも書いた通り、とても家系はきらびやかな感じです。

父が、初代松本白鸚。

この方は、大正から昭和にかけて活躍した役者で、

歌舞伎役者が他分野の演劇に進出するきっかけを作った方とも言われています。

初代中村吉右衛門に学び、その娘である正子さんを

妻に迎えました。

この時、正子さんが、

「息子を二人産んで、一人は高麗屋、一人は播磨屋の芸を継がせる」

と言い、

その通りに長男を高麗屋の継承者(現松本白鸚)、

次男を播磨屋の継承者(二代目中村吉右衛門)に

育て上げたことは有名な話です。

そういう関係で、中村吉右衛門とは

家が違うけれど実の兄弟なのです。

白鴎の妻は藤間紀子さんと言い、

和服が似合うとてもお綺麗な方です。

その上、事業家としても高麗屋を一手に支えていらっしゃいます。

息子は十代目松本幸四郎、

孫が八代目市川染五郎です。

2018年に三代揃って襲名披露を果たし、

その披露公園は今年の7月の巡業公演まで続きました。

また、歌舞伎役者ではないのですが、

娘の松本紀保さん、松たか子さんも

共に女優として活躍しています。

まさに芸能一家、と言える家系なのです。

*二代目中村吉右衛門については、こちらにも書いていますのでよかったらお読みくださいね。

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二代目松本白鸚、二代目中村吉右衛門との関係

繰り返し書いちゃったのでしつこいですが、

二代目中村吉右衛門は、二代目松本白鸚の実の弟です。

関係に確執があるようなことが言われていたようです。

先述のような複雑な関係ですから、

中村吉右衛門は、いろいろ悩んだということはいくつかの記事にも

書いてあります。

ただ、両家とも大きなお家なので、

簡単に白鴎と吉右衛門の共演というのは、

バランスを取る上で難しいのだろうと思います。

そうはいっても、息子の松本幸四郎は、

中村吉右衛門から多くを学んでいますし、

9月の秀山祭では体調を崩した吉右衛門の代役を務める

離れ業もやってのけています。

芸事の上では、継承していく関係性を築けていると思います。

 

 

二代目松本白鸚、弁慶役では日本一

歌舞伎といえば勧進帳、というくらい人気の演目です。

この弁慶役は、出ずっぱりの上、

山伏として冨樫左衛門と対峙する勧進帳読み上げと山伏問答、

主である義経へ怒りを見せる打擲の場からの心理描写、

冨樫へ舞う延年の舞に、豪快な飛び六方と、

一幕で様々な演技を披露するため、

これをやり遂げられる役者を弁慶役者というほど、

重要なお役なのです。

体力、気力、演技力、迫力、、、。

そして、この弁慶を現役役者による最多上演記録を

未だ更新中なのです。

ちなみに歴代の記録保持者は祖父の七代目松本幸四郎です。

なんと、約1600回にも及んでいるそうですよ。

そして、令和3年4月の歌舞伎座大歌舞伎では、

「勧進帳」で武蔵坊弁慶を務めることになりました。

なんと、78歳での上演は史上最高齢記録だそうです。

息子の松本幸四郎さんとの日替わりでの上演ですが、

とても貴重な機会、私も観に行ってきました。

*その様子はこちらをどうぞ

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*「勧進帳」については、こちらにも書いていますのでよかったらお読みくださいね。

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二代目松本白鸚、ラマンチャの男で快挙!

先日、大きなニュースが飛び込んできました。

松本白鸚が、主演を務めるミュージカル「ラマンチャの男」、

上演回数1300回を達成したとのことです。

白鴎は、1969年4月の初演から50年間にわたり、

主演を務めてきました。

50年間の間に、他界した出演者や関係者もいる中、

その方々の思いもしっかり受け止め、

歌い、演じ続けてきた白鴎、

その歩みはとても感慨深いものがあると思います。

1300回を果たした21日の公園では、

カーテンコールで

アルドンザを演じている瀬奈じゅんから花束が贈られました。

その後、あいさつした白鸚は

「初演以来、50年だそうでございます。ただ、一生懸命に無我夢中でやっておりましたけど、劇場に足を運びになったお客様方のおかげでございます」

と観客に思いを伝えたそうです。 

「苦しみを苦しみで終わらせないで、苦しみを勇気に、なんとか悲しみ、つらさをそのままにするのではなく希望に変えたい」

と熱い思いとともに、

これからも役者として舞台に立つことを約束してくれたそうです。

素晴らしい記録達成、

この偉業はこれからも長く歴史に残るでしょうね。

しみじみ しみじみ



松本白鸚、天皇陛下の即位を祝う国民の祭典ではスピーチも

11月9日に開催された、

「天皇陛下の即位を祝う国民の祭典」では、

スピーチも披露しました。

「皇室という長い伝統を受け継がれる両陛下におかせられましては、現代の日本における国民の象徴として、両陛下らしい新たな息吹を伝統文化にもお与えくださることと固く信じております」

伝統芸能会の雄としての存在を

多くの国民の胸に焼き付けた姿でした。

次に歌舞伎の舞台に戻ってくるのは、

12月の国立劇場です。

現代劇もいいけど、

歌舞伎の白鴎は絶対にオススメです。

今後も、公園情報をチェックして舞台を拝見したいと思います。

読んでくださり、ありがとう存じまする。



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