夏休みに歌舞伎はいかがでしょうか?
八月の歌舞伎公演情報をお伝えします。
八月はちょっと寂しいけど、南座と歌舞伎座の、
2ヶ所だけです。
その代わり、どちらも見所はいっぱいですよ。
南座は超歌舞伎、中村獅童と初音ミク。古典とテクノロジーとの融合を観る
ニコニコ超会議などで、話題を振りまいた、
古典歌舞伎とテクノロジーの融合から生まれた
「超歌舞伎」。
おなじみの中村獅童と初音ミクのコンビが、
京都南座でその感動を再現します。
8月2日(金)~26日(月)まで。*13日は休演日。
南座八月超歌舞伎の演目と主な配役(京都)
【本公演】一部11:00開演/二部15:30開演 同一演目にて上演します
一、超歌舞伎のみかた
二、お国山三 當世流歌舞伎踊 (いまようかぶきおどり)
出雲のお国 中村 獅童
名古屋山三 初音 ミク
三、今昔饗宴千本桜 (はなくらべせんぼんざくら)
中村獅童宙乗り相勤め申し候
佐藤四郎兵衛忠信 中村 獅童
初音美來/美玖姫 初音 ミク
初音の前 中村 蝶紫
青龍の精 澤村 國矢
【リミテッドバージョン】 特別日程にて上演
一、今昔饗宴千本桜 (はなくらべせんぼんざくら)
佐藤四郎兵衛忠信 澤村 國矢
初音美來/美玖姫 初音 ミク
青龍の精 中村 獅一
初音の前 中村 蝶紫
口上 中村 獅童
*詳しい上演日程はこちらのサイトからご確認ください。
南座八月超歌舞伎の見どころ(京都)
南座新開場記念に選ばれた、超歌舞伎。
京都という伝統の地で、
新たな試みが上演されることは、
今後の歌舞伎の発展にとって望ましいことでしょう。
ちなみに、超歌舞伎というのは、
古典芸能である歌舞伎と、
NTTの超高臨場感通信技術「Kirari!」をはじめとする
現代のテクノロジーが融合した新しいタイプの芝居。
と捉えます。
見所は、、、、。
やはり、超歌舞伎というものを、
生で体感するということではないでしょうか。
私も、まだ未体験です。
松竹のサイトに予告動画がありましたので、
こちらでチラ見してみてはいかがでしょうか。
*中村獅童についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
*初日は大いに盛り上がったということ、こちらに書きました。
歌舞伎座は納涼歌舞伎。三部構成で玉三郎・猿之助・幸四郎・七之助の魅力満載
8月の歌舞伎座は、納涼歌舞伎。
いつもの二部構成から、三部構成へと変え、
手軽に歌舞伎観劇ができるしつらえとなっています。
通常は、一部通して4時間半ほど、
一等席が18000円のところ、
納涼歌舞伎は、一部通しても約3時間、
一等席は15000円になります。
夏休みのひと時に、歌舞伎を楽しめるチャンスなのです。
公演期間は、8月9日(金)~27日(火)
歌舞伎座八月納涼歌舞伎の演目と主な配役
【第一部】午前11時開演
一、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
御殿/床下の場
乳人政岡 中村 七之助
仁木弾正/八汐 松本 幸四郎
沖の井 中村 児太郎
一子千松 中村 勘太郎
鶴千代 中村 長三郎
荒獅子男之助 坂東 巳之助
栄御前 中村 扇雀
三世河竹新七 作
二、闇梅百物語(やみのうめひゃくものがたり)
骸骨/読売 松本 幸四郎
傘一本足 中村 歌昇
小姓白梅 坂東 新悟
狸/大内義弘 坂東 彌十郎
雪女郎 中村 扇雀
【第二部】午後15時開演
十返舎一九 原作より
市川猿之助 脚本・演出
三 「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」
松本幸四郎 市川猿之助 宙乗り相勤め申し候
喜多八 市川 猿之助
弥次郎兵衛 松本 幸四郎
伊月梵太郎 市川 染五郎
五代政之助 市川 團子
【第三部】午後18時30分開演
三上於菟吉 原作
坂東玉三郎 演出・補綴
四 新版 雪之丞変化(しんぱん ゆきのじょうへんげ)
大喜利 元禄花見踊
中村雪之丞 坂東 玉三郎
中村菊之丞 市川 中車(五役)
土部三斎
孤軒老師
脇田一松斎
盗賊闇太郎
秋空星三郎 中村 七之助
歌舞伎座八月納涼歌舞伎の見どころ
毎年恒例の納涼歌舞伎、
やはり、いろいろな方に楽しんでもらえる趣向が
目立ちますね。
演目も多彩なので、
芝居で選んでもよし、役者で選んでもよし、です。
第一部は、歴史物大作「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」、
その中でも最も有名でかつ、役者の芸が試される、
御殿の場・床下の場が観られます。
中村七之助の乳人政岡と松本幸四郎の八汐の
対決の場面は大きな見どころです。
この場に、七之助の甥の
中村勘太郎、中村長三郎が出演するのも、
気になります。
*中村七之助についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
*中村勘太郎・中村長三郎についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
*中村歌昇についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
第二部は、「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」。
すでに上演を重ねて人気シリーズとなった
世話物の一作です。
原作をちょっとパロった異色の歌舞伎、
主役を演じる松本幸四郎と市川猿之助の、
息の合ったコンビの演技が見どころと言えるでしょう。
2人の宙乗りも観られるらしいですよ。
チケットも第二部は空席なしです。
人気のほどがうかがえます。
*松本幸四郎についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
*市川猿之助についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
*市川染五郎についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
第三部は、「新版 雪之丞変化(しんぱん ゆきのじょうへんげ)」。
これは、坂東玉三郎の美しさを、
ただただ堪能できる作品だと思います。
共演が中村七之助と市川中車。
七之助の美しさも言葉に筆舌しがたいですからね、
目を楽しませてくれそうです。
私が、玉三郎ファンなので、
とにかく姿を見たい、それだけです。笑
*市川中車についてはこちらの記事に書いていますので、よかったらお読みくださいね。
巡業公演「松竹大歌舞伎」西コース、9月末日まで19公演を実施します
巡業公演「松竹大歌舞伎」西コースは、
中村鴈治郎、中村扇雀兄弟での巡業公演になります。
9月末日まで19公演を実施します
8月31日に初日ですが、チケットはもう販売しているので、
気になる方は早めに購入しておきましょう。
こちらの記事で紹介していますので、お読みくださいね。
自主公演「九團次・廣松の会」もあります!
歌舞伎役者が、自分の芸の研鑽のために、
本公演とは別に自主公演を開催することがあります。
ちょうど夏休みのど真ん中に、
市川九團次と大谷廣松が、
「九團次・廣松の会」を開催するそうです。
「九團次・廣松の会」日程・チケットなど
【日程】8月17日(土)12時開演/16時開演
8月18日(日)12時開演
【会場】Bunkamuraシアターコクーン日時
【演目】一、茂山逸平 監修
『柿山伏』(かきやまぶし)
二、ご挨拶
三、藤間勘十郎 振付 中村京蔵 構成
『女夫蝶花臺』(つがいのちょうはなのしまだい)三場
「蝶の道行」 竹本連中
「石 橋」 長唄囃子連中
【料金】一等席8,000円/二等席4,000円
※税込・全席指定 ※未就学児入場不可
【問い合わせ】 Zen-A(ゼンエイ) TEL03-3538-2300[平日11:00~19:00]
ホームページ:http://www.zen-a.co.jp/ticket/kudanji_hiromatsu/
詳細はこちらにも書きましたので、よかったらお読みくださいね。
8月は、現在この情報だけなので、
他にも歌舞伎に関する情報があれば追記していきます。
暑い夏こそ、ワクワクする歌舞伎でさらにヒートアップ!
今日も読んでくださり、ありがとう存じまする!
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